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ここふたり乗り禁止だったの? 高速道路をタンデム走行する前にチェックしておきたい禁止エリア

バイクのニュース / 2020年10月28日 9時0分

道路交通法が改正されてから全国的に高速道路でのタンデムツーリングを見かける機会も多くなってきました。しかし、首都高の一部ではバイクの走行は可能でも、ふたり乗り禁止エリアが設けられている場合もあり、知らなかったではすまされません。そこで具体的にどのエリアが禁止エリアに指定されているのか確認しておきましょう。

■バイクでふたり乗りが許される条件とは?

 バイクでのふたり乗りは「タンデム走行」と呼ばれ、条件がそろった車体や状況によって許されている乗り方です。車両に関しては50cc以下の原付は乗車定員が1名と定められているため、ふたり乗りが可能となるのは51cc以上であること、そして51cc以上125cc以下の原付2種の場合は、同乗者用のステップの装着とベルトやグラブバーがあることが条件となっています。自分で判断するのではなく、登録時の書類や車検証で乗車定員2名であることを確認しておくとよいでしょう。

 また、車両の条件をクリアしていたとしても、二輪免許取得後1年を経過していなければふたり乗りはできません。普通二輪と大型二輪の取得期間を通算して1年経過している場合も条件を満たしています。

 しかし、これらの条件は一般道で定められているものであり、高速道路においては違った条件をクリアしていなければふたり乗り走行はできません。

 NEXCO中日本によると「高速道路での自動二輪車(125cc超)の二人乗りは、改正道路交通法の施行に伴い、平成17年4月1日から、条件付きで可能となりました。その条件は、「年齢20歳以上」かつ「自動二輪車の運転免許を受けた期間が3年以上」の場合に限る」とアナウンスされています。一般道との違いは年齢制限が設けられたことと、排気量が125cc超えのバイクであること、免許を取得してから1年ではなく3年以上経過していることが条件とされています。

 もし条件に違反して高速道路でふたり乗りをしてしまうと、10万円以下の罰金を受けることになります。そして、当該違反行為に対して1万2000円の反則金と基礎点数2点が追加され、高速道路のふたり乗りがいかに危険を伴うのか、罰則の強化からも伺うことができます。また、東京都内の首都高の一部では現在もふたり乗りが禁止されている区間もあり、首都高を走行する際は事前にルートの確認をしておく必要があります。

■タンデム走行が禁止のエリアとは?

 警視庁が公表している2020年10月時点での規制区間は次の通りとなっています。都心環状線は全線がタンデム走行禁止です。

首都高速都心環状線全線のタンデムは禁止されています

「1号羽田線」は、上り線が芝浦出口から都心環状線接続まで、下り線は都心環状線接続から芝浦入口まで。「1号上野線」「2号目黒線」は全線。

「3号渋谷線」は、上り線が渋谷出口から都心環状線接続まで、下り線は都心環状線接続から渋谷入口まで。「4号新宿線」は、上り線が新宿出口から都心環状線接続まで、下り線が都心環状線接続から中央環状線接まで。

「5号池袋線」は、上り線が東池袋出口から都心環状線接続まで、下り線は都心環状線接続から東池袋入口まで。「6号向島線」は、上り線が向島出口から都心環状線接続まで、下り線が都心環状線接続から向島入口まで。

「7号小松川線」は、上り線が錦糸町出口から6号向島線接続まで、下り線が6号向島線接続から錦糸町入口まで。「9号深川線」「11号台場線」「八重洲線」「東京高速道路会社線」は全線。

 以上がふたり乗り禁止の規制区間となっています。このエリアの近くを走行する際は「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」の道路標識の有無を注意しながら走行するようにしましょう。

※ ※ ※

 高速道路と一般道ではふたり乗りができる条件が異なることを知らなかった人も多かったのではないでしょうか。道路によっては一般道を走行していて気付いたら高速道路に進入していたといったケースもあり、知らない間に違反を犯している可能性もありえます。バイクのふたり乗りは道路状況だけでなく、同乗者にも気を使いながら走行する必要があります。慣れないうちは、まずは走りなれた道で練習してみるのもいいかもしれません。

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