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バイクで巡りたい昭和スポット 昔懐かしいレトロ自販機のおそばやトーストを求めて『オートパーラー上尾』に行ってみた

バイクのニュース / 2020年10月29日 15時0分

テレビ番組などでも取り上げられる“レトロ自販機”が複数台置かれた店舗(食堂)は、ツーリングの立ち寄りスポットとしても最適です。埼玉県上尾市の国道17号沿いにある『オートパーラー上尾(あげお)』に立ち寄ってみました。

■郊外ではなく市街地の大きな国道沿いにある、昭和レトロな自販機店舗

 忘れた頃にテレビ番組などで取り上げられる、昔懐かしい調理系の自動販売機、通称“レトロ自販機”ですが、『バイクのニュース』でもツーリング先の立ち寄りスポットとして、レトロ自販機が複数台置かれている店舗(食堂)を紹介してきました。今回は埼玉県上尾市、国道17号沿いにある『オートパーラー上尾(あげお)』(埼玉県上尾市久保70-2)に立ち寄ってみました。

 お店の中に入り、向かって右側(道路側)のゲームコーナーは電気が落とされており、一瞬「営業してない? お休み?」と不安になりましたが、左側は営業中でした。ゲームコーナーでは数人が遊んでおり、奥の方を覗くとお目当てのレトロ自販機があります。

 最初に目に飛び込んでくるのは、レトロ自販機ファン(?)にはおなじみの、富士電機製の天ぷらそば、うどんの自販機です。自販機内で脱水機のように麺が湯切りされる仕組みは、まさに昭和の遺産的存在。お金を入れて1分もしないうちに、温かい蕎麦やうどんが出てくるのです。

 食べる前に麺をかき混ぜると、出汁の効いた麺つゆがほど良い濃さになります。万人が美味しいと感じるお味ではないでしょうか。うずらの卵が1個載っているのも、何だか嬉しくなります。

 さて、もうひとつのお目当てはホットトースト(トーストサンド)です。マクドナルドやコンビニエンスストアなどの普及で軽食が手軽に買える時代ですが、あえて自販機で温かいトーストをいただくのも、時間が止まったような錯覚になりオツなものです。

太平洋工業製のトーストサンド自販機も、レトロ自販機を代表する希少な機種

 太平洋工業製のトーストサンドの自販機は、アルミホイルに挟まれた熱々のトーストを提供してくれます。中身は「チーズハム」、または「コンビーフ」から選べます。パン自体は薄いのですが、カリカリに香ばしく焼きあがっていて、中の具材と良く合います。食べやすくて小腹を満たすには最高ですね。コンビーフサンドが置いてあるお店は珍しいようです。

『オートパーラー上尾』では、トーストは1枚200円、天ぷらそばと天ぷらうどんは一杯250円です。コスパも高くお腹も満たされます。また、とくに昭和世代のバイク乗りには、きっと懐かしい光景と味覚に魅了されることでしょう。ツーリングなどで立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。

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