バイク初心者の女性ライダーがヤマハの3輪スクーター「トリシティ155 ABS」を初体験してみました！

ヤマハ独自のLMW（リー二ング・マルチ・ホイール）機構を搭載するトリシティシリーズは、フロント二輪の安定感と快適性が魅力の3輪スクーターです。バイク初心者で舞台女優、声優として活躍する高梨はづきさんが「トリシティ155 ABS」に初挑戦してみました！

■初めてのスクーター体験は、ヤマハ独自のLMW機構を採用したトリシティ！

　ヤマハのトリシティシリーズは、前2輪、後1輪のユニークな3輪スクーター。独自のLMW（リー二ング・マルチ・ホイール）機構がもたらす、高い衝撃吸収性と接地性が特長です。今では人気モデルとなって街中でも見かけることが多くなりました。

　現在、トリシティシリーズのラインナップは排気量125cc、155cc、300ccの3モデルを展開しています。今回紹介する「トリシティ155 ABS」は、排気量155ccエンジンを搭載した軽二輪クラス。高速道路に乗ることができる上、車検の必要がないことが魅力です。

　そこで、今年の春からバイクに乗りはじめたばかりという高梨はづきさんがトリシティシリーズを初体験！　「トリシティ155 ABS」の使い勝手や乗り味をレポートしてもらいました。

■スクーターのイメージを覆す、スタイリッシュさと高級感に好印象

　みなさん、こんにちは！　高梨はづきです。実はスクーターに乗るのは初めて、しかも3輪です。最初にトリシティをみた時は「私の知ってるスクーターじゃない…!!」と驚きました（笑）。

マットグレーの車体は、大人っぽい雰囲気の車両です

　今回試乗した車両はマットグレーカラーで、シックで大人っぽい印象。長く乗っていても飽きなさそうなカラーリングです。シートを見ると白のステッチが使われていて、細かいところに可愛らしさもあります。

　ホイールの形やチラッと見えるサスペンションなどから、もっとメカっぽい雰囲気なのかと思ったんですが、よく見ると折り紙で作る「くす玉」のお花みたい。上品な華やかさがあるフロントデザインだなぁ…とも思ったりしました。

ゴツすぎない外観は、女性が乗ってもスタイリッシュに見えそう！

　普通のスクーターは胴長で犬の「ダックスフント」みたいな印象を持っていたのですが、トリシティはバランスの取れたスタイル。フロントが2輪になっているのにゴツすぎない感じで、女性が乗ってもスタイリッシュに見えそう！　テールサイドのロゴとフロントサイドのヤマハのエンブレムに高級感を感じます。

　パーキングブレーキがついているところも好印象です。左グリップ下にあるレバーを引くだけで、簡単に止められるのは驚きました。斜めになっている駐車場でも楽々でロックが掛けられちゃいますね。これならツーリング先でも安心です。

■安心感バツグン！　お散歩からお出かけまで使ってみたい!!

　イグニッションキーをオンにすると、デジタルメーターが起動。起動画面がゲームのオープニングみたいでワクワクします！　モニター表示はシンプルでわかりやすくなっています。メーターの上にはインジケーターランプの小さい丸が連なっていて、パッと見るだけでもすぐに確認できます。

足つき性もよく車体も軽いので安心して扱えます

　またがった感じの足着きはとてもよかったです。かかとが浮くことなく、ベッタリと着きました！　身長158cmの私でも重いと感じない車体なので、もっと小柄な女性でも片手で支えられそう。スタンドも出しやすいので、1人でも安心して扱えそうです。

　アクセルを捻ると車体は軽くスーッと発進。走行時のポジションでは、目線が少し高くなって視界も良好です。アクセルタッチは軽くて、捻り続けていても手は疲れなさそう。捻った分だけ直感的にすぐに加速してくれるので加速感が心地いいです。

前2輪のおかげで、コーナリングでもしっかり接地感があり安定して運転できます

　軽快に感じる車体でも安定感はバッチリ。速度を上げてもフラついたりせず、安定して運転できました。コーナリングでもしっかり接地感があってスムーズに旋回してくれるので怖くありません。後輪、前輪どちらもブレーキの効きがよくて信頼感があります。ABSもついているので急な停止でもすぐに止まれそう。ストップ&ゴーが素早く繰り返せる感じでした。

　ハンドル下には荷物を置けるようフックが付いていました。その分、足まわりは余裕のあるスペースで、男性が乗っても窮屈に感じないと思います。お買い物や、街中で使うのはもちろん、少し遠くのお友達のお家へ遊びに行くのにも使ってみたいです！