世界レベルのハーレーカスタム 2020年ニューオーダーチョッパーショーで同率首位に輝いた一台に迫る
バイクのニュース / 2020年11月14日 11時0分
大阪のリボルトカスタムサイクルズは、2020年10月25日に兵庫県神戸市の神戸国際展示場で開催された『ニューオーダー・チョッパーショー』で行われたカスタムのコンテストで見事、頂点に輝きました。どのようなカスタムが施されているのでしょうか。
■プロをも唸らせる高い完成度
2020年10月25日、兵庫県神戸市の神戸国際展示場3号館で開催されたカスタムバイクイベント『ニューオーダーチョッパーショー(以下NOCS)』において出展したビルダー同士の投票によって順位が決定されるカスタムコンペティション(競技会)……先日、当サイト(バイクのニュース)でも第15回を数える同ショーで九州、福岡の『インディアンオレンジモーターサイクル』と大阪の『リボルトカスタムサイクルズ』による2台のカスタムが同率の投票数で頂点に輝いたことをお伝えさせて頂きましたが、今回ここでは、その『リボルト』の車両についてをご紹介させて頂きます。
前回、当サイトで披露させて頂いた『インディアンオレンジ』による『ディガースタイル』のカスタム……それを改めて振り返ってみるとロー&ロングのシルエットやエンジン右サイドに取り付けられたスーパーチャージャーなど「誰が見ても分かりやすく」凄まじさが伝わるものでしたが、一方の『リボルト』による車両は「プロ目線で見る」と、より技術の高さが強く伝わる一台といえるかもしれません。
ちなみに『リボルトカスタムサイクルズ』の井上正雄氏といえば、2014年にNOCSでベスト・オブ・ショーに輝いたことを皮切りに日本国内はもとより、本場米国の『イージーライダースショー』での『2017-1st BIKE OF THE YEAR(年間チャンピオン)』や、同年の『グランドナショナル・ロードスターショー』での『American Most Beautiful Motorcycle AWARD』など歴史と権威のあるショーで数々のトロフィーを獲得してきました。
2020年のNOCSに出展した『CHARME』と名付けられた一台も、まさに世界レベルのカスタムと言えるでしょう。実際『コロナ禍』の状況でなければ米国の『HAND MADE CUSTOM SHOW』へのインバイト(招待)が決定していたそうですが、現在の世界情勢から今年はショー自体がキャンセルとなり、NOCSへの出展が決まったとのことです。
車名を直訳すると“魅力”や“(女性の)器量”、“なまめかしさ”や“魔力”などの意味を持つこの一台ですが、「名は体を示す」ということわざのとおり、確かにこのマシンの車体全体には井上正雄氏というビルダーのセンスと技術的に高いスキルが遺憾なく発揮されています。
車体のシルエット自体はオーソドックスなチョッパーなのですが、フレームおよびフロントのガーダーフォークは共にリボルトによるワンオフ(一品もの)となっており、絶妙なバランスで仕上げられている点は流石です。
■細部まで妥協のない作り込み
また「プロ目線」で見るとシッシーバー(リアシートの背もたれ)やハンドルバー、タンクといったアイキャッチとなるパーツは勿論、エンジン・ハンガーやクラッチレリーズアームなどの細かなパーツに至るまで徹底的な意匠が施されており、妥協のない造り込みを伝えるフィニッシュとなっています。こうした部分こそ、この一台が「プロから選ばれた」要因となっているのはまず間違いないでしょう。
車体のサイドビューから眺めるとタンクのマウント位置やリアフェンダーとタイヤのクリアランスなどが浮き彫りになるのですが、その点もこのマシンはパーフェクト。フロント21"、リア16"のインヴェーダーホイールも定番のセットアップです
加えてベースとなった1971年式のショベルヘッドといえば数ある“鉄シリンダー”エンジンのハーレーの中で比較的、手に入れやすいモデルなのですが、それを“技術”と“センス”によって極上の一台に仕上げる井上正雄氏のビルダーとしての力量は車両の写真をご覧頂ければお分かりになると思います。
実際、この車両を前に「常に前の作品を超える気持ち」でチョッパービルドに携わっていると井上氏自身は語るのですが、今回はナックルやパンといった旧車ではなく、ショベルというベーシックな素材だからこそ、そのスキルの高さがより際立った結果となっているといっても過言ではありません。
このように純粋に“技術”と“センス”が問われるべきなのが“チョッパービルド”の世界なのですが、やはり“ビルダーズチョイス”という審査方法では、その正当な評価がより強く浮き彫りになるような気がします。
今年は“コロナ禍”という状況ゆえ、世界規模でカスタムショーやイベントが中止、もしくは延期という措置が取られているのですが、ビルダーやカスタムバイクをオーダーするオーナーの情熱が絶えたというワケではありません。その事実はこの『CHARME』と名付けられた一台が強く証明しているでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタが新「ランクル」実車初公開! 凄い「横一文字ライト」&「装甲」採用の最強仕様! 洗練された「オーバーランド ヴィジョン」米SEMAで展示
くるまのニュース / 2024年11月12日 12時10分
-
ROYAL ENFIELD ヨコハマ ホット ロッド カスタムショー 出展のご案内
PR TIMES / 2024年11月7日 15時45分
-
ホンダ「“ド迫力”インテグラ」がスゴイ! 超スポーティな「ワイドボディ」×大きめウィング採用! ローなスタイルもイイ『カスタム』モデルとは
くるまのニュース / 2024年11月6日 10時10分
-
「砂漠から引っ張り出した」60年代ルノーにVW製「VR6」換装、ド迫力のワイドボディに…SEMAショー2024
レスポンス / 2024年11月6日 10時0分
-
トヨタ『タコマ』をオフロードレーシングカーに、伝説のドライバーと協力…SEMAショー2024
レスポンス / 2024年11月5日 19時30分
ランキング
-
1【加熱式湯たんぽ】電子レンジ対応なのに温めたら破裂→やけど どうして? 意外とやりがちなNG行為とは?
オトナンサー / 2024年11月25日 22時10分
-
250代おひとりさま、貯蓄が「400万円」は多い? 少ない? しっかり老後資産を増やすためには?
オールアバウト / 2024年11月25日 21時20分
-
3究極に美味しい「たらこスパゲティ」の作り方。コツは1つだけ:11月に読みたい記事
女子SPA! / 2024年11月26日 8時44分
-
438歳“理想の彼氏”の正体が衝撃的すぎた…29歳女性が直面した悪夢
日刊SPA! / 2024年11月25日 15時52分
-
5通話料12万9321円の請求、中1息子が通話中のまま放置 その理由に唖然「高い勉強代だけどため息」「LINEの無料通話に慣れて…」
まいどなニュース / 2024年11月26日 7時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください