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まさかの実写化! 岸辺露伴は大型二輪免許を持っている!?

バイクのニュース / 2020年11月18日 9時0分

荒木飛呂彦原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』には、露伴が乗るタンクのロゴが“ZOPHYR”になっているバイクが単行本41巻に登場します。

■発行部数は1億部のジョジョの奇妙な冒険

 1986年の「週刊少年ジャンプ」での連載開始から現在に至るまで、多くのファンを魅了し続ける荒木飛呂彦原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。1888年のイギリスを舞台に、強い正義感と勇気を持つ青年貴族ジョナサン・ジョースターと、下層階級から成りあがるため、圧倒的なカリスマ性を武器に手段を選ばず野望を達成しようとするディオ・ブランドーの宿命的な戦いを描いた第1部「ファントムブラッド」から、2011年の日本・S市杜王町を舞台に記憶を失った青年が自らの過去を探すために不可解な謎に挑む現在連載中の第8部「ジョジョリオン」まで、シリーズ全体で100巻以上のコミックスが発刊され、累計発行部数は1億部を超える日本を代表する作品の1つです。

 第3部「スターダストクルセイダース」から登場した“幽波紋(スタンド)”と呼ばれる能力も作品を彩る魅力の1つです。その名の通り、背後に寄り添うように現れる個性的なデザインのキャラクターがそれぞれの能力で登場人物をサポートしてバトルを盛り上げます。この作品の特徴である「“スタンド”が強いからと言って強いわけではない」といったバトル漫画の常識を覆す展開も人気の秘密かもしれません。最弱と言われたスタンドが主人公たちをこれまでにない窮地に追い込むなど、一筋縄ではいかない戦いが人気を呼び、今では日本のみならず世界的にも幅広い支持を得ています。

 そんな大ヒットシリーズのスピンオフ作品として描かれた「岸辺露伴は動かない」シリーズが実写ドラマ化されます。2020年12月28日(月)から30日(水)の夜22時から3夜連続で、NHK総合で放送される予定で、偏屈な漫画家である主人公の岸辺露伴を俳優の高橋一生が演じます。

 岸部露伴は第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場したキャラクターで、最初は漫画に描くためのリアリティを追求するためにクモを実際に食べてみたりするなど、かなりインパクトのある登場をしました。主人公の東方仗助とも反目しあっていましたが、その後お互いに歩み寄り最終的には同じ目的のために協力し合うことになります。

ZOPHYRのベースになった?カワサキのZEPHYR(ゼファー)

 そんな露伴がバイクに乗っていたのはご存じでしょうか。仗助と歩み寄るきっかけとなった噴上裕也との戦い(単行本41巻収録)で、タンクのロゴが“ZOPHYR”になっていたりデザインが微妙に変更されていますが、「カワサキ・ゼファー」と思われるバイクに乗って登場します。作者のこだわりなのか、用意された資料に限界があったのか、漫画作品に登場するバイクには作家それぞれのデザイン性が反映されていて、実車と比べてみるのも面白いです。(後年作成されたアニメ作品ではより実車に近いデザインに変更されているようです)。ちなみに、ネット上でよく使われる露伴の名台詞「だが断る」もこの戦いで生まれています。

 まさかの実写化も実現した「岸辺露伴は動かない」シリーズ。2021年にはOVAとして発売されている全4エピソードがNetflixで独占配信されることもあり、露伴先生の活躍はまだまだ続きそうです。

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