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走るのが楽しくなる!? フルモデルチェンジ前のホンダ「CRF250L」で林道ツーリングに行ってみた

バイクのニュース / 2020年11月20日 11時0分

2021年モデルの発売を控えているホンダ「CRF250」シリーズですが、フルモデルチェンジ前の「CRF250L」で、あらためて林道ツーリングでの使い勝手を確かめてみました。

■扱いやすいオフロードバイク、林道ツーリングが楽しい

 ヤマハのセロー250が生産終了となり、日本メーカーで唯一の現行250ccオフロードモデルとなってしまったのがホンダのCRF250シリーズです。先ごろ新型(2021年モデル)の発売も発表されましたが、現行モデルも多くの魅力にあふれています。今回はフルモデルチェンジ前の「CRF250L」に乗り、林道ツーリングでの使い勝手を確かめてみました。

 現行の「CRF250L」にはローダウン仕様もありますが、今回乗ったのはスタンダード仕様でシート高は875mmです。停車時に見ると、身長170cmで足短めの筆者(野岸“ねぎ”泰之)にはちょっと高い印象があります。ところが跨ってみると、グッとサスペンションが沈み、心配していたほど足つき性は悪くありません。

 一般道ではオフロードバイクならではのポジションから来る視界の良さと取り回しの軽さで、気楽に走らせることが出来ます。低速でのトルク感も力強く、街乗り用のバイクとしても使いやすいですね。

林道のあるエリアまで高速道路で移動、というシチュエーションでも、大柄な車体とスムーズなエンジン、乗り心地の良さで疲れにくい

 林道のあるエリアまで高速道路を走りましたが、最高出力24PSのエンジンは思っていたよりも力強く、100km/h程度の巡航なら多少振動はありますが普通にこなしてくれます。サスペンションがフワフワとして乗り心地が良く、路面の継ぎ目などでの衝撃も少ないので疲れにくい印象でした。

 いよいよ林道に突入します。当初フラットなダート部分をのんびりと流してみた際の第一印象は、やはり「乗り心地がいい!」というものでした。シートに腰かけたままゆっくり走っても、サスペンションの衝撃吸収性が良いのか、路面の凹凸による突き上げがあまりライダーに伝わりません。また、エンジンが低速でもよく粘るので、トレッキング気分の林道探索にも適していると感じました。

フラットダートからちょっとガレた路面まで、安心して走れるのが「CRF250L」の良いところ。ダート走行が楽しくなる

 道が少々ガレてきたところで、スタンディングも交えながら走ってみました。そこで感じたのはこのマシンの「素性の良さ」です。素直なハンドリングと車体バランスの良さ、そして粘り強くフラットな特性のエンジンのおかげで、荒れた路面でも安心して走ることが出来ます。

 とくに優秀だと感じたのは前後のサスペンションです。跨った際にはグニュッと沈み、舗装路を走っているときはどちらかというと柔らかい印象でした。ところがちょっと荒れた路面をそこそこの速さで走ると、サスペンションがしっかりと動いてしなやかにショックを吸収し、車体が暴れないようガッチリと足元を固めてくれる感じなのです。乗り方や負荷に応じて硬軟自在にサスペンションの性格が変化するこの足まわりは、ホンダの歴代オフロードモデルに共通する味付けだ、と個人的に思っています。

 この独特の味付けは、不思議なことに慣れるとどんどんクセになります。CRF250Lで林道を走ると「あれ、ちょっと上手くなったかな?」と感じさせてくれるほど、とにかく走るのが楽しくなるモデルです。

夢中で走り回るのもいいけど、道の脇にマシンを停め、景色を眺めるのも悪くない

 CRF250Lは、街乗りの足としての用途からトコトコ林道ツーリング、そしてちょっとスポーティなダートランまでそつなくこなす優等生、そんなイメージでしょうか。

 新型(2021年モデル)のブラッシュアップされた走りも期待されますが、現行型も非常にバランスのいい、ポテンシャルの高いマシンだと感じました。

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