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免許を取ったらすぐに高速道路を走ってもいい?必要な運転スキルとは!

バイクのニュース / 2020年11月24日 9時0分

バイクの免許を取得したら、いよいよ走ってみたくなるのが高速道路でしょう。しかし、高速道路は一般道とちがい風の抵抗が強く、体に負担がかかりやすいため、日常での走行よりもさらに集中力が求められます。免許取り立てのライダーが高速道路を走行するには、一体どのような運転スキルが必要なのでしょうか?

■免許取り立てでも高速道路を走れる?

 バイクの免許は16歳から取得できるクラスもあり、クルマと比べると取得がしやすい免許と言えます。しかし、高速道路の走行に関してはいくつかの条件があるため、知らずに進入してしまうと交通違反となってしまうこともあるので注意が必要です。

 高速道路を走行するための条件は、結論から言うと排気量が125ccを超えてさえいれば、年齢や取得年数といった縛りはありません。つまり「50cc以下の原付」「125cc以下の小型限定普通二輪(AT限定含む)」は高速道路の走行はNGとなり、「125cc超の普通二輪免許(AT限定含む)」「大型二輪免許(AT限定含む)」は高速道路を走行可能ということになります。なお、ふたり乗りに関しては「年齢が20歳以上」「免許取得期間が通算3年以上」といった条件も必要になってくるので、事前に確認しておく必要があります。

 125cc超の免許を取得すればその日から高速道路を走行することができるため、免許取得日にいきなり高速デビューといった体験も可能なのです。また、信号や急カーブ、歩行者などがいないことを考慮すると、むしろ高速道路の方が安全にバイクに慣れることができると言えるのかもしれません。

 しかし、まだ運転技術が未熟なライダーが高速走行してしまうと、取り返しのつかない事故を起こしてしまう可能性もありえるため、注意しておきたいポイントを押さえておく必要があります。

■高速道路を走る上で注意したいポイント

 JAFによると、バイクで高速道路を走行するときの注意点は3つあります。

高速道路での注意点を再度確認しましょう

 1つ目は「高速道路では制動距離が一般道路の約4倍まで伸びることを意識」です。速度が2倍になると制動距離は約4倍になるため、50km/hで約18m、100km/hになると約84mの制動距離が必要となります。また濡れた路面では、運転技術も関わるため、さらに制動距離が延びる可能性もあります。そのため、高速道路では一般道路以上に車間距離をとることが大切となります。

 2つ目は「両足でしっかりバイクを保持しニーグリップを意識して走行する」です。高速道路は風の影響を受けやすいためトンネルの出口や橋の上、切通などの横風が発生する場所には注意が必要です。また、トラックなどの大型車が接近すると風圧によってバイクが押されたり引き寄せられたりする場合もあります。ブレーキをかける際は、車体をまっすぐにし、前後のブレーキは同時にかけてニーグリップを意識し、下半身でしっかりとバイクを保持します。ハンドルは押さえつけないように落ち着いて操作しましょう。

 3つ目は「高速走行は緊張が続き疲れが蓄積しやすいので計画的に休憩する」です。高速道路は安定して走行することができますが、実際は空気抵抗が速度の2乗に比例し、体の緊張が予想以上に続いているため、疲労が蓄積しやすい状況です。また、単調な運転は疲れを実感しにくいので、パーキングエリアやサービスエリアに意識して立ち寄るようにしましょう。ちなみに高速道路ではパーキングエリアは約15km間隔、サービスエリアは50km間隔の目安で設置されています。

※ ※ ※

 免許取り立てのライダーにとって高速道路は、考え方によっては高速安全な道路とも言えます。しかし、体がむき出しの状態のバイクでスピードを出すのは、思った以上に恐怖を感じることもあるため運転スキルが伴っていなければ周りの車両の迷惑にもなってしまいます。また、心に余裕がない運転は周りの状況を冷静に判断することも困難となります。追い越しや戻りのタイミングはクルマとバイクでは体感がちがってくるため、周りの車両にブレーキを踏ませてしまう初心者ライダーも少なくありません。高速道路の走行には年齢や運転スキルの規制はありませんが、未熟なライダーに思われないためにも、まずは一般道で運転スキルを磨いてから高速道路に挑戦してみるのがいいかもしれません。

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