ホンダ「CRF250RALLY」新型モデル 開発責任者が語る開発の狙いと魅力ポイントとは
バイクのニュース / 2020年11月24日 11時0分
ホンダはフルモデルチェンジしたオン・オフロード車「CRF250L」「CRF250 RALLY」を12月17日に発売します。ここではCRF250LをベースにしたCRF250 RALLYに焦点を当て、開発の狙いや魅力についてお伝えしていきます。
■枠を超えた存在感を放つCRF250 RALLY
ホンダはフルモデルチェンジしたオン・オフロード車「CRF250L」「CRF250 RALLY(ラリー)」を12月17日に発売します。
新型のCRF250Lをベースにしつつ、アドベンチャーモデルへと仕立てられたCRF250 RALLYは、250ccでありながらワンランク上のモデルに匹敵する威風堂々とした雰囲気が与えられていますが、どのような狙いで開発されたのでしょうか。
自身もCRF250Lのオーナーであるホンダ技研工業 二輪事業本部 ものづくりセンターCRF250L/CRF250 RALLY開発責任者の杉山栄治さんは、新型CRF250 RALLYについて次のように説明します。
「2017年に登場したCRF250 RALLY(ラリー)は、CRF450R RALLYをイメージした外観と250ccの枠を超えた存在感、さらにはオフロード性能を有したアドベンチャーツーリングモデルとして好評を頂いております。
ホンダ「CRF250 RALLY」新型モデル開発の方向性
今回は基本構造をCRF250Lベースにしています。新型モデルの開発の方向性はツーリーング性の向上です。航続距離の向上、居住性の向上、純正積載用品の設定、これらにより、ツーリングでの扱いやすさに磨きをかけました。
ガソリン給油の心配から開放されて余裕のあるツーリングがしたいとのご要望から現行モデルに対し、航続距離を向上させました。手法はタンク容量アップ2.7リッター、そして燃費の向上です。
ホンダ「CRF250 RALLY」ガソリンタンクの新旧比較
計算上の話しになりますがタンク満タン、ロード燃費で計算いたしますと現行モデルに対して約100kmほど向上することになります。外観ではただ単純な容量アップを行うとスポーティーさを損なってしまうため、ラリーの外観のイメージを崩さないように、タンクだけではなくシートやカウル形状バランスを取っています。また、最後に軽量化を実施し、現行モデルよりも軽量としました。
■ライダーが触れる箇所の快適性を向上
CRF250 RALLYの新型モデルでは、ライダーの触れる部分の快適性を向上させています。ハンドルはダイナミックマウントタイプのハンドルウエイトを採用しました。ステップはラバーを追加しております。これにより振動を低減し、快適性を向上させています。
ホンダ「CRF250 RALLY」新型モデル。専用設計のシートを採用しています
シートはRALLY専用設計とし、ラバーマウントを採用することで振動を減らし、居住性に配慮しました。また、CRF250L同等の股下幅で足つき性を確保しながらも着座面の幅を20mm、クッションの厚みを5mm拡大し、居住性を向上させています。
■こだわりのスタイリング
CRF250 RALLYのスタイリングコンセプトはFOLLOW UP“CRF DAKAR”IMAGEとして熱く、冒険心をくすぐるダカール・レーサーのイメージを踏襲しながら、ボリュームアップした力強いタンク周りと、CRFの持つシャープさを融合させたダイナミック・ダカール・レーサー・スタイルを目指し、開発しました。
ホンダ「CRF250 RALLY」新型モデル。レーサー譲りのスタイリングを実現しました
また、新型CRF250 RALLYではリアキャリア、トップボックスなどの純正積載用品を設定しています。本機との同時開発により、機能をしっかりと確認しているため安心して使っていただけます。ツーリングや通勤、通学にご活用ください。
※ ※
レーサーさながらのスタイリングと優れた走行性能を両立した新型「CRF250RALLY」及び「CRF250RALLY〈S〉」(前後のサスペンションストロークを伸長させたハイシートモデル)の価格(消費税込)は74万1400円となっています。
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