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MotoGPマシンから派生した公道モデルに新バージョン ドゥカティ「パニガーレV4 SP」登場

バイクのニュース / 2020年11月25日 15時0分

ドゥカティのMotoGP直系モデル「パニガーレV4」に、伝統の“SP(Sport Production)”のイニシャルを冠した「パニガーレV4 SP」が登場しました。

■サーキット走行におけるテクニカル機能が満載

 ドゥカティ「Panigale V4(パニガーレV4)」は、MotoGPから直接派生したドゥカティのスポーツバイクの頂点に君臨する公道モデルです。レーシングマシン同様、毎年アップデートが施され、2021年モデルでは車両重量、最高出力、最大トルクを維持しながら、ユーロ規制対応国において「ユーロ5」に適合しています。

 既存のラインナップ「パニガーレV4」「パニガーレV4 S」「パニガーレV4 R」に、2021年モデルとして伝統的な「SP」(Sport Production)のイニシャルを冠した新型「パニガーレV4 SP」バージョンが追加されました。アルミニウム製ステアリングヘッドにはシリアルナンバーが刻印されています。

 搭載される排気量1103ccの「デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン」(水冷90度V型4気筒)は最高出力214ps/13000rpm、最大トルク12.6kgm/9500rpmを発揮し、乾燥重量173kgとなる車体にはカーボンファイバー製のホイールやウイング、フロントフェンダーが装備され、ブレーキキャリパー&マスターシリンダー、乾式クラッチなど「超軽量」の名を持つ「スーパーレッジェーラV4」から多くの要素を受け継いでいます。

 また、最新世代のドゥカティトラクションコントロール(DTC)EVO3や、最適なセットアップを素早く見つけることができるライディングモードなど、搭載される多くのエレクトロニクスパッケージも進化しています。

 外観にはMotoGPおよびスーパーバイク世界選手権(SBK)のチームがウインターテストで使用しているカラーにヒントを得て、ドゥカティスタイルセンターによるデザインで燃料タンクは素地を露出させたアルミニウム製、フェアリングはマットブラックに蛍光レッドのアクセント、フロントフェンダーやウイングをはじめとするカーボンファイバー製コンポーネントを特徴としています。

 新型「パニガーレV4 SP」には、サーキット走行時用にバックミラーやナンバープレートホルダー取り外しキット、オープンタイプのクラッチカバー、GPSモジュール付きドゥカティデータアナライザー+などを含むレーシングキットも付属し、日本への導入は2021年4月以降が予定されています。

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