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全日本モトクロス選手権IA1クラスで山本選手が2連覇3度目のチャンピオン獲得

バイクのニュース / 2020年12月2日 15時0分

2020年全日本モトクロス選手権第6戦関東大会IA1クラスは、Honda Dream Racing Bellsの山本鯨選手が2年連続3回目のチャンピオンを獲得しました。

■Honda Dream Racing Bellsの山本鯨選手が2連覇!

 2020年全日本モトクロス選手権第6戦関東大会(最終戦)が、埼玉県にあるオフロードヴィレッジで開催されました。Honda Dream Racing BellsからIA1クラスにCRF450Rで参戦している山本鯨選手が2年連続3回目のチャンピオンを獲得しました。

 IA1ヒート1は、2年連続でチャンピオンを目指すHonda Dream Racing Bells山本鯨選手がホールショットで1周目をクリアします。しかし2周目、山本は3番手に後退し、4周目に5番手へ。13周目には、転倒して6番手に後退しますが6位でチェッカーを受けシリーズ連覇を決めています。

 IA1ヒート2ではヒート1と同様に山本選手のホールショットで幕を開けます。これに続いたのは、山本の参戦チーム母体であるHonda Dream Racing Bellsの監督兼ライダーを務める小島庸平選手です。2周目、小島選手が後続を抑える間に山本選手はリードを約5秒に拡大。

6周目には、2番手に浮上したTeam Kawasaki R&D小方選手に対して山本選手のアドバンテージは約6秒。しかしラップタイムは小方のほうがコンマ数秒程度速く、15周目のギャップは約1秒という状態です。16周目から、山本選手はわずかながらペースアップし、21周でチェッカー。終盤に粘り強さをみせた山本選手が今季最終戦を勝利で飾り、自身のシリーズ連覇に花を添えました。

■Honda Dream Racing Bells山本鯨選手

Honda Dream Racing Bells山本鯨選手

「ヒート1は、このレースで絶対にチャンピオンを決めるという目標を優先しました。シーズンの最終戦をポイントリーダーとして迎えたのはこれで4年連続ですが、その中では一度、転倒によりタイトル獲得を逃すという辛い経験もしています。それだけに、ヒート1で自分の仕事に集中させてくれたチームやスタッフ、支えてくれたスポンサーの方々や家族、そしてファンの皆さんに感謝しています。ただし、いろんなライダーに抜かれるなかで、悔しさというか複雑な感情も湧きました。

 ヒート2は、本当に全力で勝利を目指して走りました。まだまだ、自分自身は成長できると思っています。今後も多くの方々に協力してもらいながら、レースと真摯に向き合って、業界をけん引していけるようなライダーになりたいと思います」

※ ※ ※

 2020年シーズンの全日本モトクロス選手権は、新型コロナウイルス感染症の影響により8月に開幕し、全6戦での開催を予定していましたが、第2戦と第4戦が中止となりました。IA1クラスは第3戦と第5戦で、決勝3ヒート制が実施され、全4戦10ヒートでタイトルが争われました。チャンピオンを決めた山本選手は、2021年3連覇を目指し全日本モトクロス選手権シリーズを戦う予定です。

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