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ドゥカティ新型「モンスター」登場 軽量コンパクトなスポーツネイキッド

バイクのニュース / 2020年12月7日 7時0分

イタリアのバイクブランド「ドゥカティ」は、1993年に新登場となったスポーツネイキッド「Monster(モンスター)」の新型を発表しました。

■累計35万台以上! ドゥカティのベストセラーモデルが新型となって登場

 ドゥカティ「Monster(モンスター)」ファミリーは、1993年の新登場より続くドゥカティの歴史において重要な役割を果たしてきた人気のスポーツネイキッドです。これまでに累計35万台以上が生産されてきました。

 初代モンスターでは可能な限り軽く、コンパクトな車体にスーパーバイク由来のフレームとスポーティでロードユースに最適なエンジンを搭載し、スポーツネイキッドという新たなジャンルを定義しました。

 新型「モンスター」は、俊敏な真のスポーツネイキッドとして数多くのファンを魅了した伝説的な初代「モンスター900」のコンセプトをベースに、それを再解釈してアップデートが施され、手首への負担が少ないアップライトなライディングポジション、パワーとトルクのバランスが取れたエンジン、優れたハンドリングが特徴となっています。

 ユーロ5規制に適合し、デスモドロミック・バルブ駆動システムを採用した排気量937ccのテスタストレッタ11°水冷V型2気筒エンジンは、最高出力111ps/9250rpm、最大トルク93Nm/6500rpmを発揮し、先代モデルより排気量を拡大したことにより、とくに公道やワインディグロードで頻繁に使用する低中回転域におけるトルクの厚みが増し、乗りやすさと楽しさをより体感できるものとしています。

ドゥカティ「Monster(モンスター)」(2021年型)

 重量わずか3kgのアルミニウム製フロントフレームは、スーパースポーツモデル「パニガーレV4」と同じコンセプトをベースとし、エンジンのシリンダーヘッドに直接取り付けられています。先代モデルのスチール製トレリスフレームよりも4.5kg(-60%)軽く、またホイールやスイングアーム、リアサブフレームなど各コンポーネントも設計を見直し軽量化が図られた結果、車体乾燥重量はわずか166kgとなっていす。

 標準装備されるエレクトロニクスシステムには、介入レベルを調整可能なコーナリングABSユニット、トラクションコントロール、ウィリーコントロール、ロケットスタートを実現するローンチコントロール、ドゥカティクイックシフト(DQS)アップ/ダウンなどがあり、マシンのパフォーマンスを安全に引き出すことを可能としています。

 また、ライダーの好みや路面状態に応じて変更可能な3つのライディングモード(スポーツ、アーバン、ツーリング)も装備され、設定の変更はハンドルバーのスイッチで簡単に行なうことができます。「パニガーレV4」と同じレーシンググラフィックを備えた4.3インチカラーTFTディスプレイには、大型タコメーター、ギアポジション・インジケーターに加え、ライディングモードを含む必要な情報が表示されます。

 前後ブレーキキャリパーにはブレンボ製を採用し、前後17インチの軽合金鋳造ホイールにはピレリ「ディアブロロッソ3」のタイヤを標準で装備しています。

ドゥカティ「Monster(モンスター)」(2021年型)カラー:ダークステルス(ブラックホイール)

 カラーバリエーションは「ドゥカティレッド(ブラックホイール)」、「ダークステルス(ブラックホイール)」、「アビエーターグレイ(GPレッドホイール)」の3パターン、さらにマイクロビキニカウルとパッセンジャーシートカバーを装備した、スポーティなルックスの「モンスタープラス」バージョンも設定されています。

 新型「モンスター」シリーズの日本への導入時期や価格は未発表です。

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