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キムコの6速ミッション付き電動バイク「RevoNEX」イタリアで量産 なぜ欧州で製造?

バイクのニュース / 2020年12月9日 19時0分

台湾のバイクメーカー「KYMCO(キムコ)」は、2019年11月5日から開催されたバイクの見本市「EICMA(エイクマ)2019」で公開した新型電動バイク「RevoNEX(レボネックス)」の製造をイタリアで行うことを発表しました。なぜ、台湾ではなく欧州で量産することにしたのでしょうか。

■ミッション付き電動バイクをイタリアで量産

 台湾のバイクメーカー「KYMCO(キムコ)」は、2019年11月5日から開催されたバイクの見本市「EICMA(エイクマ)2019」で公開した新型電動バイク「RevoNEX(レボネックス)」の製造をイタリアで行うことを発表しました。

 イタリアで量産されることが発表されたRevoNEXは、モーターのパワーを最大限に引き出す6速ミッションや、応答性に優れたモーターを搭載することで0-100km/h 3.9秒、最高速の205km/hまで11.8秒で到達する電動ネイキッドモデルです。

 音にも拘ったRevoNEXでは、モーター固有の音を強化する多周波音響発生器を使用して設計することで、モーターの負荷状態をライダーに伝達。魅力的な音を奏でるといいます。

 KYMCOを含む複数のブランドを傘下に持つ光陽グループのKe Shengfeng会長、KYMCOのAllen Ko会長は今回のオンライン発表会に際し次のようにコメントしています。

■光陽グループ Ke Shengfeng会長
「RevoNEXは発表以来、世界的に注目を集めています。私たちは、消費者が手に入れたくなる新世代の電動バイクとして、最新の技術とイノベーションを駆使してRevoNEXを作り続けています。この度、RevoNEXを欧州で初めて量産し、「Made in Italy」で世界に向けて生産される初の電動製品となることを大変嬉しく思います」。

■KYMCO Allen Ko会長
「RevoNEXをヨーロッパで製造しているのは、このバイクのターゲット市場がヨーロッパだからです。欧州で製造すれば輸送コストが安くなりますし、大型のバッテリーを外から輸入するのではなく、バッテリーの輸送に関する安全規制があるため、EU内での輸送が容易になります」。

※ ※ ※

台湾のバイクメーカー「KYMCO(キムコ)」が開発した2速オートマチックミッション搭載の電動バイク「F9」

 KYMCOは、11月末に2速オートマチックミッションを備えた電動スクーター「F9」を発表するなど、電動化へ力を注いでいますが、現状、RevoNEXの発売時期や価格等については未定となっています。

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