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ダカールラリー2021第1ステージはKTMのT・プライスがステージ優勝

バイクのニュース / 2021年1月6日 7時0分

ダカールラリー2021の第1ステージは、KTM Factory Team T・プライス選手がステージ優勝を果たしました。2位にはMonster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手が入っています。

■難易度の高い第1ステージはKTMのT・プライス選手が制す

 サウジアラビアの砂漠で開幕したダカールラリー2021の第1ステージは、KTM Factory Team T・プライス選手が制しました。Monster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手が2位、2020年ダカールラリーを制したリッキー・ブラベック選手は、トップと18分差の24番手で第1ステージを終えています。

 ダカールラリー2021の第1ステージは、277kmのスペシャルステージ(以下:SS)を含む622kmで、難易度の高いステージ構成です。ジッダからスタートしたライダーたちは、311kmのアスファルトのリエゾン区間を走り、最初のスペシャルステージに到着。SSは荒れた岩肌の多いルートをジグザグに走行路し、平均スピードを上げることが困難です。涸れた川を通るルートは、ナビゲーションを読解するのが難解です。第1ステージのSSは、ビシャに設置されたビバークから35km離れた場所でゴールを迎えました。

 Monster Energy Honda Teamのリッキー・ブラベック選手とホアン・バレダ選手は今日の第1ステージがタフなステージなると予想。プロローグの結果によりトップ2からスタートとなった2人は、ダカールラリー2021「真」のスタートとなる第1ステージの道を最初に切り開いていくというタスクに直面します。読解の難しいナビゲーションに翻弄されトップ2のポジションをキープすることが難しく、SSのオープニング10kmでライバルたちにその座を譲ることになりました。

 ケビン・ベナバイズ選手は第1ステージで好発進し、ステージを通してすばらしいペースで走行、前方のライダーたちに追いつき、ビシャでゴールを迎えた時点で2位となり総合でも2番手につけています。

■ケビン・ベナバイズ選手(第1ステージ:2位)

Monster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手

 ダカールラリー2021の初日は、とても難しいステージの日になりました。ナビゲーションも複雑で、岩場のテクニカルなエリアが多く困難でした。スペシャルステージの序盤、マシンのフィーリングをつかむことがなかなかできず、ロードブックの読解にも苦戦をしていました。力を抜いて気持ちを切り替えると、それからは落ちついて走行することができました。ゴール手前80kmで前方のライダーたち追いつき、第1ステージをトップ集団の中で終えることができました。2位で第1ステージを終えることができ、とても満足しています。ダカールラリー2021はまだ始まったばかりですが、すでに緊張が走る場面が続いています。毎日、毎ステージで最大のパフォーマンスを発揮できるようにがんばります。

■ホセ・イグナシオ・コルネオ選手(第1ステージ:17位)

Monster Energy Honda Team ホセ・イグナシオ・コルネオ選手

 今日の第1ステージは似た様なルートが同方向に平行して存在し、ナビゲーションの読解が難しいステージでした。エリアによってはウエイポイントが見つかりにくく、特に岩場のエリアでは苦戦をし、ミスをいくつかしてしまったため、時間をロスしてしまいました。今日のような環境のエリアでパフォーマンスを上げるために、サスペンションを調整することにします。残りはまだ11ステージもあるので、タイム差を縮めながら順位を上げていけるよう前向きに取り組んでいきます。

■ホアン・バレダ選手(第1ステージ:18位)

Monster Energy Honda Team ホアン・バレダ選手

 今日はタフな一日になりました。トップ(ブラベックと共に1-2番手からスタート)からスタートしたにも関わらず、開始から数kmのところで、レーダーとロードブックのGPS上の距離表示に誤差が生じる事態が発生しました。そのため、リッキー(ブラベック)と僕はそこで時間をロスしてしまいました。その他にも今日一日スムーズに運ぶことができませんでしたが、トラブルによって起こったタイムロスを少しでも考慮してもらえるとうれしいです。

■リッキー・ブラベック選手(第1ステージ:24位)

Monster Energy Honda Team リッキー・ブラベック選手

 昨日のプロローグではトップを獲得することができましたが、それ故に今日の第1ステージは困難なものになりました。第1ステージの先陣を切って進むことは、予想以上にたいへんでした。後方からスタートしたライダーたちのほうが、好条件だったのではないでしょうか。プロローグで獲得したポジションを守り切ることができませんでした。

 第1ステージは高速ステージではなく、岩が多くスピードが出ず、ナビゲーションをするのも困難でした。このタイヤを数日履いて走行しなくてはならなかったので、リアタイヤのマネージメントに気を使いながら走行しました。どれぐらいのスピードが出ていたか確かではありませんが、何人かのライダーは燃料を多く消費したようでした。12ステージあるうちの最初の1ステージが終わったばかりなので、残り11ステージの最後には巻き返しができることを願っています。

 砂丘や砂地から成る第2ステージを、明日は後方からスタートすることになります。少しでもタイム差を縮めてポジションをアップができるよう願っています。

※ ※ ※

 ダカールラリー2021の第2ステージは、ビシャからワディ・アド・ダワシルの間で行われ第1ステージよりも長い総距離685km、内SSは450km以上で争われます。

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