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ホンダ3度目のステージ1位2位を獲得! ケビン・ベナバイズ選手が総合首位浮上

バイクのニュース / 2021年1月10日 9時0分

ダカールラリー第5ステージは、Monster Energy Honda Teamのケビン・ベナバイズ選手とホセ・イグナシオ・コルネオ選手がホンダ勢今大会3度目となる1位、2位となりました。総合順位もケビン・ベナバイズ選手が首位に浮上しています。

■ホンダ勢3度目のステージ1位2位フィニッシュ!

 ダカールラリー第5ステージは、Monster Energy Honda Teamのケビン・ベナバイズ選手とホセ・イグナシオ・コルネオ選手が1位、2位でフィニッシュし、2日連続のホンダ勢勝利に貢献しました。総合1位はケビン・ベナバイズ選手、総合2位Rally Raid Husqvarna Racing X・ド・スルトレ選手、総合3位ホセ・イグナシオ・コルネオ選手です。

 ダカールラリー第5ステージはリヤドを出発し、72kmのリエゾンを経て456kmの岩場もあるスペシャルステージ(以下:SS)に向かい、最後に268kmのリエゾンを通過してカイスマフのビバークに到着します。ステージ後半は砂漠地帯で、最後の数キロは砂丘もあります。

 序盤から終盤まで猛スピードで走破したベナバイズ選手は、第5ステージ優勝を果たし、2番手につけるRally Raid Husqvarna Racing X・ド・スルトレ選手とのタイム差2分31秒で総合首位に浮上しました。ホンダ勢は今回のダカールラリーにおいて4回目のステージ優勝を獲得し、ベナバイズ選手はリッキー・ブラベック選手とホアン・バレダ選手に次いで、ホンダを優勝に導いた3番目のライダーとなりました。

 コルネホ選手もステージ2位を獲得し、456kmに及んだSSでは、ライバルが差し迫る中で大部分のルートを切り拓き、チームメートであるベナバイズ選手とジャスト1分差でフィニッシュ、総合3位を獲得しています。

■ケビン・ベナバイズ選手(第5ステージ:1位)

Monster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手

 ナビゲーションが難しく、砂丘で激しく転倒したこともあって、ハードな一日でした。GPSに頭を強く打ってしまいましたし、両足首も捻りました。とても痛かったですが、あきらめずに走り続けました。困難を極めましたが、結果としては優勝できたのでとてもうれしいです。明日は僕がルートを切り抜けていく番です。ライバルに負けないように走ります。

■ホセ・イグナシオ・コルネオ選手(第5ステージ:2位)

Monster Energy Honda Team ホセ・イグナシオ・コルネオ選手

 第5ステージは非常に長いだけでなく、とてもタフでした。岩場、トレイル、スピードの出せるエリアなど、あらゆる要素が含まれていました。スペシャルステージの序盤、多くのライダーが迷うエリアがありましたが、ラッキーなことに問題なく切り抜けられたのでだいぶ時間を稼ぐことができました。前方のライダーに追いつき、320kmのルートを切り開きました。結果にはとても満足しています。戦略として予定していたわけではありませんが、チャンスを最大限に活かせました。堅調なステージを継続してトップのポジションを狙っていきたいと思います。

■リッキー・ブラベック選手(第5ステージ:12位)

Monster Energy Honda Team リッキー・ブラベック選手

 昨日は後方でスタートするという考えでしたが、あまりいいアイディアではありませんでした。今日は迷ってしまい、自分を信じることができませんでした。自分自身を疑ってしまったということです。また少し順位を落としてしまいました。わだちをトレースするのは簡単だったのでしょうが、残念ながら硬い岩場でわだちが見えず、とてもたいへんでした。ある地点では6人のライダーが迷ってぐるぐる走っていました。その地点からどうにか抜け出して一つのウェイポイントを通過しましたが、その後次のポイントを見つけることができませんでした。自信が持てなくなり、同じようなライダーが僕の後についてきました。まるで大失敗です。タイムをずいぶんとロスし、どうしていいか本当に分からなくなり、「ダカールを台無しにしてしまった」という気持ちでした。夢が打ち砕かれたような気持ちでしたが、まだまだラリーは続きます。状況が好転してくれたらと願っています。先のことは、本当に分かりません。

■ホアン・バレダ選手(第5ステージ:17位)

Monster Energy Honda Team ホアン・バレダ選手

 予想通り複雑なステージでした。首位でスタートを切りましたが、序盤の数キロは困難を極めました。山や岩場でのナビゲーションがあり、ルートを探すのが難しかったです。開けたエリアは厄介で、戻ってもう一度チェックポイントを見つけなければなりませんでした。そのチェックポイントから他のライダーに合流し、お互いに非常に近い位置にいました。砂丘の最後はとてもハードな局面でした。とてもキツかったですが、ベストを尽せたと思います。適応力はありますが、これほど分かりにくいナビゲーションでここまでハイペースを維持するのはとても難しいことです。

※ ※ ※

 第6ステージは、448km のSSが全域砂漠地帯になり、ハイルに戻る時点でのステージ総距離は618kmです。

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