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自分に合うバイクをどうやって選べば良いのか考えてみる

バイクのニュース / 2021年2月18日 9時0分

これから免許を取得する人や、免許取得したばかりの人が、バイクを購入する際に、バイクを選ぶ際に気をつけた方がポイントがあります。今回は購入後に「失敗した!」と思わなくて済む、自分に合うバイク選びの参考になる基準について紹介していきます。

■自分に合うバイクの選び方とは

 初めてバイクを購入する時は、運転操作が難しくない扱いやすいバイクを選ぶのが良いでしょう。扱いやすいバイクとは、自分の身長に合わせた「足つき」と、車体の重さなどを考えた「取り回しの良さ」が一つのポイントです。バイクに乗っているときは、信号などでの停車時に足がつかない不安定な状態や、方向転換時の押し引きに重さで苦労するのは、できる限り避けたいものです。

 バイクの足つきは「自分の身長」と「シート高」を基準に見ていくと分かりやすく、身長160㎝を越えている場合は足つきでのバイクの選択幅が広がります。例えば身長155cmの人のシート高目安は780mm以下、身長165㎝以上の人のシート高目安は860mm以下となっており、シート高が合うバイクを選ぶとバイクにまたがってつま先立ちができるちょうどよい高さとなります。股下の長さは個人差があるのであくまで実際に店舗に足を運んで確認するのが良い方法でしょう。

 一方で車重が心配という人は、自分が支えられる重さを確認してみましょう。バイクの重量平均を排気量別で見ると、50ccから250ccの範囲で平均が80kg~150kg、400cc以上では車重が200kgを超えるものが増え、車体の軽さを求める人には選択肢が少なくなっていきます。また、教習で慣れ親しんだバイクの車重を調べ、実際に乗ったことのある重さを基準に考えるのもひとつの手段です。目安として、中型二輪教習で利用される、ホンダ「CB400 SUPER FOUR」は、教習装備込みカタログ値で207 kgとされています。

中型二輪教習で多く利用されているホンダ「CB400 SUPER FOUR」

 女性の場合取り回しがしやすいバイクの目安は125ccなら140kg~、400ccなら200kg以下の車重の軽いバイクを選ぶのがおすすめです。車重は運転中だけではなく、降車しての方向転換(切り返し)や、誤ってバイクを倒してしまった場合などにも影響してくるため、支えられる重さがどの程度なのかしっかり確認しておく必要があると言えます。

 ほかにも、操作性に影響するハンドルの舵角も、バイクによって差があります。例えば、ロードスポーツに多く採用されるセパレートハンドルと、ネイキッドバイクのアップハンドルでは、ハンドルの位置が燃料タンクに影響するかしないかで舵角が大きく変わります。燃料タンクと同じ高さになるセパレートハンドルは、タンクに当たらないように舵角に制限が出ます。しかしアップハンドルの場合は、燃費タンクよりも上にあるので、最大限にハンドルを切ることができます。

 低速時のUターンや切り返し、また狭い駐輪場でのバイクの移動にも、この差は取り回しに大きく関係してくるので、ハンドルの舵角についても見ておくと良いでしょう。

■初めてのバイク選びの注意点やポイント

 バイクのジャンルは、日常利用に最適なスクータータイプから、ツーリングに便利なネイキッドタイプやアメリカン、サーキットも走れるスーパースポーツと呼ばれるものや、悪路を楽しむオフロードタイプなど、実に豊富です。

スーパースポーツタイプのホンダ「CBR1000RR-R」

 初めてのバイクを見た目やデザインで選ぶ場合は、ジャンルや用途に合わせた特徴があることを知っておくと良いでしょう。例えばスーパースポーツタイプは、レースマシーンのようなデザインで高い走行性能を発揮し、サーキット走行に向いているバイクです。

オフロードタイプのホンダ「CRF250L」

 オフロードタイプは、砂利道などの凸凹な道でもしっかりとした走りができ、車重自体が軽く街中でも操縦しやすいバイクです。また、ネイキッドタイプはエンジンなどメカニカルな造形が楽しめ、街乗りやツーリングまで幅広く多彩なモデルが存在するバイクです。こういったジャンルごとの特徴の違いもよく考え、自分の用途に合ったバイクを選びましょう。

 さらにバイク選びに失敗しないための最大のポイントとして、実際に試乗して確認してみるということを忘れてはいけません。試乗をすれば、写真では見えない問題にも気付くことができます。雑誌・カタログ・ネットなどで見た情報だけでなく、実際に試乗することで、本当に自分に合っているバイクかどうか判断しましょう。

 加えて、保管場所の条件確認は忘れずに行っておきましょう。賃貸の場合、駐輪場に排気量制限がある場合もあり、バイクの購入後に駐輪禁止に気付くと大変です。車の月極駐車場は多く存在しますが、バイクの月極駐輪場はあまり多くありません。公共駐輪場については、必ず事前に排気量などの利用制限条件の有無を確認しておきましょう。

※ ※ ※

 購入前には実際に試乗でバイクに乗ることで、画像だけではわからなかった問題や、ジャンルによる操舵感の違いについてもしっかりと確認しておく必要があります。もし試乗車がない場合は、レンタルバイクという手段もあります。

 また、自分に合ったバイク選びとは、バイクそのものを選ぶことだけではありません。維持費や保管場所など、自分の生活スタイルに合ったバイクかどうか、考えてみましょう。

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