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自転車は交通弱者なのか? クルマと自転車の共存「シェア・ザ・ロード」の精神とは

バイクのニュース / 2021年2月21日 11時0分

クルマも自転車も同じ道を通行する車両ですが、大きさや走行速度はまったく異なり、また日本の道路事情もあり、とても危険な場面が多く見られます。どうしたら良いのでしょうか?

■道路上でも気をつけたい、走行中の適したディスタンス

 アメリカ発祥と言われる「SHARE THE ROAD(シェア・ザ・ロード)」とは、読んで字のごとく「道を譲り合う」という意味です。「お互いに同じ道を使っているので仲良く使おうよ」という精神であり、これは万国共通ですね。

 日本でも「しまなみ海道」など、有数のツーリング景勝地がある愛媛県では「愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例」の基本理念として、このシェア・ザ・ロードを掲げています。

 実際にシェア・ザ・ロードの精神において、自動車などを運転する際に実践したいことのひとつとして「自転車の側方を通過するときは1.5m以上の間隔を保ちましょう」というものがあります。

 追い抜きの際に、クルマが自転車に(その逆もありますが)かなり接近してくるケースは日常においてしばしばあります。近ければ近いほどクルマからの風圧が大きいため、自転車はハンドリングに影響してふらついたり、クルマ側へ吸い寄せられたり、精神的にも怖い思いをします。

 意図的ではないドライバーがほとんどだと思いますが、自分の運転するクルマが、思っているよりも自転車に接近した状態で抜かしていることに気がついてないことが多いのです。

 また、この距離を保って通行することができない道が多いのも現実問題ですね。とくにセンターラインはみ出し禁止の道などでは、十分な間隔を保って抜かせる広さのところまでできるだけ待つようにすると(道交法第6条第2項)、自転車側としてはとても安全に走れます。正当な理由ですが、自転車側も交通ルールやマナーを遵守して走らなければなりません!

■1.5mに、根拠はあるの?

 1.5mという距離にはちゃんと根拠があります。国によっては政令として定められており、スペインでは減速して1.5m以上の距離を保つことなど、法によって定められました。この背景には、スペインではメジャーな自転車競技の選手が交通事故で亡くなるケースが大変多いことなども要因ではあります。悲惨な事故は、誰のためにもなりません。

自転車に跨って右手を横へ伸ばすと、身長187cmの人で体の中心部から伸ばした指先までおよそ1mとなり、プラス50cmの距離が、両者にとって適した間隔となる

 さて、実際に自転車に乗って右手を横に広げてみてください。当然1.5mには達しませんが、広げた手に接触するような距離で通過していく車が多いことに気がつくと思います。

 自転車やバイク(モーターサイクル)に乗る人の中にも、クルマを運転することがあると思います。自転車や排気量の小さなバイクが走っているのを見たら、スピードを落として1.5mの間隔を意識できるくらい、心に余裕をもった運転を心掛けたいですね。

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