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「バー弁」で有名な千葉県木更津市で見つけたもうひとつのご当地弁当「あさり飯」とは!?

バイクのニュース / 2021年3月2日 9時0分

テレビ番組などでたびたび取り上げられ、今や有名になったのが千葉県木更津市のご当地弁当「バー弁」ことバーベキュー弁当ですが、これを販売している『吟米亭浜屋』には、もうひとつ人気の弁当があるといいます。いったいどんな弁当なのでしょうか。

■弁当箱を圧倒的な物量で攻める、あさり&たけのこ軍団!

 千葉県木更津市周辺には『としまや』の「チャーシュー弁当」と『吟米亭浜屋』の「バーベキュー弁当」という、県民が愛してやまないふたつの弁当があり、それぞれ「チャー弁」「バー弁」という略称で親しまれています。

「バー弁」を販売している『吟米亭浜屋』は木更津市に3店舗を展開しており、看板メニューは言うまでもなく「バー弁」ですが、じつはそれと並ぶ人気の「あさり飯」があるのです。いったいどんな弁当なのでしょうか?

 今回訪れた浜屋文京店(木更津市文京6-11-17)は、国道16号線から木更津市民会館に向かう道沿いにあり、広い駐車スペースもあることから、ツーリング途中で立ち寄るにも入りやすい店舗です。

 コンビニのような外観の建物ですが、中に入るとカップのみそ汁やパックご飯、ソフトドリンクやカップ麺、さらには10kgの袋などに入ったお米まで陳列されています。じつは浜屋を運営するのは泉屋というお米屋さんで、弁当以外にもお米のラインナップが充実しているのです。

 レジ前のカウンターにはスタンダードな「バー弁」をはじめ、大盛や豪華な「特製」など、さまざまな種類の「バー弁」が並んでいます。その中に、紫がかったブルーの掛紙がひときわ鮮やかな「あさり飯」を発見しました。

 値段は980円と、普通サイズの「バー弁」590円に比べるとかなりお高く感じますが、お店の人に話を聞くと「とても人気で、早い時間に売り切れてしまうことも多いんですよ」とのこと。訪れたのは平日の夕方だったので、購入できたのはラッキーでした。

普通サイズの「バー弁」よりも大きいサイズ。どちらも人気だが、見かけの高級感では「あさり飯」が圧倒的

 掛紙をはずしてふたを開けると、炊き込みご飯の上にあさりとたけのこがたっぷりと敷き詰められており、圧巻です。国産の大粒あさりを地元金田の加工場でむき身にしたものを薄口醤油やみりんなどでさっと炊いたもので、素材の味を生かすためにあえて薄味に仕上げているとか。ご飯と一緒に炊き込むスタイルのあさりご飯とは違い、どちらかというと深川のあさり丼の流れを継いでいるとのこと。

 ふっくらと炊きあげられたあさりは、柔らかくて風味も抜群。大ぶりにカットされたたけのこの食感もよく、ご飯の上に敷き詰められたのりの香りとの相乗効果で「海」を感じられる味わいです。食材のジューシーさは、ご当地弁当ならではかもしれません。

 付け合わせはレンコンの挟み揚げとしば漬け、それにさくらんぼというちょっと珍しい組み合わせですが、途中で食べると味のリズムが変わり、飽きずに食べ進めることができます。夢中になってかき込んでいたら、あっという間に完食してしまいました。

 野性味あふれる「バー弁」に比べて「あさり飯」は繊細で大人っぽいイメージでしょうか。どちらも甲乙つけがたい美味しさなので、両方買って景色のいい場所で食べ比べ、というのも楽しそうですね。

 内房ツーリングの際にはぜひ「バー弁」とともに「あさり飯」にもトライしてみてはいかがでしょうか。

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