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『小野木里奈の○○○○○日和』は、Good Bye SR!また遇う日まで!

バイクのニュース / 2021年3月1日 13時0分

『小野木里奈の○○○○○日和』は、今年1月に生産終了がアナウンスされ過去幾度となくキックスタートにチャレンジしてきたヤマハ「SR」に試乗します。ラスト試乗になるかもしれないSRに最後の戦いを挑みます!

■ついに終止符が打たれたヤマハのSR400に思いを寄せる

 皆さんこんにちは!小野木里奈です。今回のバイクは、今年の1月に生産終了がアナウンスされたSR400に乗りました。

 私はまだまだバイクの知識が浅いので、免許を取ろうとした時は全く知りませんでしたが、SR400は1978年に発売されてから43年もの歴史を持つロングセラーバイクなんですよね。私が生まれる約20年も前からこのバイクは走っていたということになります。過去に発売されたSRの車体を見てみると、外見はあまり変わっていないんですよね。このスタイルを長年受け継いでいることからも、作り手の熱い思いとこだわりを強く感じます。

 私が今回試乗したSR400はブルーの車体で、今まで乗ってきた黒ベースSR400とは違うカラーリングです。私的にはブルーの方が好みかな。近づいて見ると、ラメがあるようで日の光の下でキラキラ輝いてとっても美しい色なんです。水色のような、青のような、中間の綺麗なブルーに、シートは焦茶色と高級感があります。ブルーのカラーリングは、きっと女性からの人気も高そう!

両足ベタつきにはなりませんが、片足でも十分に車体を支えられます

 足つき性は私(身長160cm)が跨った時、両足ベタつきにはなりませんがとりあえず支えることはできます。さらに傾けて片足に集中すれば、ちゃんと足がつけられるので停車中は苦でありません。ただ、小柄な方にとっては少し重さを感じるかと思います。久しぶりにSRを乗りましたが、このずっしり感は変わらずで、「あ、これこれ、この重みが懐かしい!」と思いました(笑)

 そして問題のキックスタートはやはり私は苦手(笑) 感覚を掴んだと思ったらいきなりできなくなってしまったり…。まだまだ修行しなければならなそうです(笑)でもキックスタートに成功したときのあの満足感と自分に酔える感覚はすごく好きです!

「今、私ちょっとかっこよかった!?」と思ってしまうんですよ。自画自賛ですね(笑) 

 エンジンをかける段階から、ちょっといつもと違う自分を楽しめるのはキックスタートの良さに思えます。またいつかキックスタートする時はスムーズにエンジンをかけられるよう、感覚を忘れないようにしなければですね。

スピードが出過ぎることのないSRは初心者の方でも落ち着いてスタートできます

 走り出しは、最近乗った新型バイクに比べると大きい瞬発力のあるスタートではありませんが、初心者の方にはいきなりスピードが出過ぎることがないので、落ち着いて発進できるように感じます。加速はグイグイいくというよりも、のんびりゆったりを楽しめるタイプ。実際、公道で走るには、そこまでのスピードを必要としていないはずなので、これで十分だと私は思います。

 あと、私は初めてSR400を乗った時にも書きましたが、このカタカタ、ドゥドゥドゥっと聞こえるエンジン音がすごく好きです。SRは振動も体によく伝わってくるので、なんだか頑張ってる感じが愛おしく思えます。

 それにSNSなどで、SR女子ってタグをよく見かけるほど、バイク女子にも人気なんだそうですね。確かに女性がキックスタートをそつなくこなす姿はかっこいいかも…! そしてこのレトロで高級感のある佇まいは、ファッション的にも楽しめる一面を備えているので、女性からも人気があることは納得できます。

またいつかSRに乗ることができたら成長した自分とも向き合ってみたい

 私も取材で何度かSR400に乗らせていただきました。バイクのニュースの取材で初めて乗ったバイクも実はSR400であったのも、今振り返るとなんだか感慨深いです。長い歴史に終止符を打つわけですが、このような伝統ある素敵なバイクに乗ることができたことが今思うととても幸せでした。またいつかどこかで乗れたらいいなぁ! その時にはライダーとして成長した姿で、SR400に接してみたいと思います。

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