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創立100年を迎えた「モトグッツィ」 歴史と伝統を祝した記念イベント「モト・グッツィ・ワールドデイズ」を開催予定

バイクのニュース / 2021年3月16日 15時0分

ピアッジオグループジャパンは、創立100周年を迎えたイタリアのバイクブランド「モトグッツィ」の1世紀にわたる歴史と伝統を祝した記念イベント「モトグッツィ・ワールドデイズ」を開催予定と発表しました。

■創立100年を迎えたイタリア最古参ブランド

 ピアッジオ・グループジャパンは、創立100周年を迎えたイタリアのバイクブランド「モトグッツィ」の1世紀にわたる歴史と伝統を祝した記念イベント「モトグッツィ・ワールドデイズ」を9月9日から12日にかけてマンデッロ・デル・ラーリオで開催予定と発表しました。

 現存するイタリア最古参のモトグッツィは、1921年3月15日に「二輪車の製造・販売、金属加工業に関連する活動」を目的とした「Società Anonima Moto Guzzi」として設立されたバイクブランドです。

 モトグッツィのの歴史は、第一次世界大戦中にイタリア王立海軍の航空部門で、会社の創設者達が運命的な出会いを果たすことから始まっていますが、この大戦中、エンジニアのカルロ・グッツィ、富豪のジョルジオ・パローディと有名レーサーでありパイロットのジョバンニ・ラヴェッリは戦争終結後にモーターサイクルメーカーを造ろうと誓い合いました。

 ラヴェッリは1919年に航空機事故で亡くなり、3人で創業する夢は叶いませんでしたが、グッツィとパローディは、3人の絆の出発点であるイタリア王立海軍の航空部門のシンボルである翼を広げた鷲を、彼らの友情の象徴としてエンブレムに採用しモト・グッツィを設立しています。

1950年代には、モーターサイクル業界では世界初となる風洞設備を導入したモトグッツィ。現在もマンデッロ工場で見学することができます

 1950年代には、モーターサイクル業界では世界初となる風洞設備を導入し、1955年当時では革命的な最高速度285 km/hを誇るV8エンジン搭載の「オットーチリンドリ」や、1935年から1957の間に15の世界スピードタイトルと、11のツーリストトロフィーを獲得したプロトタイプマシンを生み出すなど、輝かしい功績を残しています。

 また、モトグッツィは1960年代に「Stornello」や「Dingo」のような小型モデルの開発の後、後にブランドのシンボルと700cc縦置き90°Vツインエンジンとカルダンシャフト・ファイナルドライブを開発。現在では「V7シリーズ」や「V9 Roamer/Bobber」などの人気モデル、世界初のクラシックエンデューロである「V85TT」にも搭載されています。

 今回の発表に際し、ピアッジオグループ会長兼最高経営責任者ロベルト・コラニーノ氏は次のようにコメントしています。

「モトグッツィ100周年は、2004年にブランドを統合したピアッジオグループやモーターサイクル業界のみならず、イタリアの産業界全体にとっても誇となる瞬間です。常に革新を続け、時代を先取りする大胆さ、競争心、製品への愛情、そして生産品質へのこだわりは、モト・グッツィが長年にわたって地域社会と共に育んできた競争力の源泉でもあります。

モトグッツィ創立100周年を記念した「Centenario Limited Edition」シリーズ。左からV85TT、V7 Stone、V9 Bobber

 1921年以来、世界に送り出されたすべてのモトグッツィ製モーターサイクルは、100年前に会社が産声を上げたマンデッロの地にて製造され続けてきました。この歴史は1世紀、2世紀と続いていくでしょう。モトグッツィは、今やイタリアンブランドの卓越性の一例となりました。

 イタリアの歴史と共にある我々のブランドは、その若々しいスピリットを失うことなく、世界中のモトグッツィライダーへ、製品だけでなく情熱を届け続けます」。

※ ※ ※

 イタリア警察や軍のみならず、米国のカリフォルニア警察、そして近年ではベルリンや多くのヨーロッパの都市警察、ヨルダン王室護衛、イタリア共和国大統領を護衛するエリート軍団であるコラッツィエリに採用されているモトグッツィ。今後も歴史を重ね、どのような進化を続けるのか注目したいところです。

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