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マルク・マルケス選手、MotoGP復帰に向け『RC213V-S』でサーキット走行実施

バイクのニュース / 2021年3月21日 17時0分

Repsol Honda Teamのマルク・マルケス選手は、2021年シーズン復帰へ向け8ヶ月ぶりにサーキット走行しました。また、マルク・マルケス選手は、開幕戦カタールGPへのエントリーを終えています。

■ホンダ「RC213V-S」でカタルーニャ・サーキットを走行

 Repsol Honda Teamのマルク・マルケス選手は、腕の骨量が増えてきたため、医師からトレーニングの強化を許可された後、2020年MotoGP第3戦アンダルシアGP公式予選1以来、8ヶ月ぶりに自宅のスペイン・セルベラから約50km離れたアルカラス・サーキットでミニバイクに試乗し、16日にはサーキットから遠ざかっていた身体の状態を把握するために、『RC213V-S』でカタルーニャ・サーキットを1日かけて走行、MotoGP復帰に向けた新たな一歩を踏み出しました。

 ホンダ勢は、競技規則によりトラックでのプロトタイプマシン『RC213V』を使用できない際に、2013年と2014年に連覇を達成したプロトタイプマシンから刺激を得た一般公道仕様の『RC213V-S』を使用することが多く、2015年7月の発表以降、2016年8月にマルク・マルケス選手とダニ・ペドロサ選手が開催日程に復帰したレッドブルで初試乗し、昨年10月には最終戦の舞台に指名されたポルティマオ・サーキットで開催されたプライベートテストでアレックス・マルケス選手と中上貴晶選手が使用しています。

サーキット走行を楽しんだマルク・マルケス選手

 RC213V-Sでサーキット走行後マルク・マルケス選手は、「こんなに楽しかったのは久しぶりです。久しぶりにたくさん楽しめました」と自身のTwitterにコメントしています。

 マルク・マルケス選手は、昨年クラッシュするまで125ccの世界タイトルを1回(2010年)、Moto2の王座を1回(2012年)、MotoGPの世界チャンピオンを6回(2013年、2014年、2016年、2017年、2018年、2019年)獲得しています。

2021年シーズンに新チームメイトのポル・エスパルガロ選手と一緒に戦うマルク・マルケス選手

 マルク・マルケス選手は、骨折した右上腕骨の一連の手術を3回受け、2021年シーズン再起するために調整を行い、2021年シーズンに新チームメイトのポル・エスパルガロ選手と一緒に戦うチャンスを得るためにリハビリに励んでいます。

 MotoGPの2021年シーズンは、3月28日にロサイル・サーキットで行われるカタールGPで開幕します。またチームは、マルク・マルケス選手の開幕戦復帰を視野に入れエントリーを行なっています。

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