初心者ライダー高梨はづきが、人気マンガ「ゆるキャン△」とヤマハがコラボした3輪スクーター「トリシティ125」に乗ってみました!
バイクのニュース / 2021年3月31日 11時0分
ヤマハ独自のLMW(リー二ング・マルチ・ホイール)機構を搭載する3輪スクーター「トリシティ」シリーズが、人気マンガ「ゆるキャン△」とコラボレーション。スペシャルカラーの「トリシティ125」にバイク初心者の高梨はづきさんが試乗してみました!
■ヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」が人気アニメ「ゆるキャン△」とコラボ!
ヤマハのトリシティシリーズは、前2輪、後1輪のユニークな3輪スクーター。衝撃を吸収し接地性を高める「片持ちテレスコピックサスペンション」と、車体の傾きに同調してフロント2輪の接地性を確保する「パラレログラムリンク」で構成される独自のLMW(リー二ング・マルチ・ホイール)機構を搭載。高い衝撃吸収性と接地性がもたらす、快適で安定感のある乗り心地が特長です。
今回、アニメ、ドラマ化もされた人気マンガ「ゆるキャン△」とヤマハのプロモーション企画「バイクとサウナとサウナ飯でととのうマンガ」でコラボ制作されたスペシャルエピソード「サウナとごはんと三輪バイク」で登場したモデルです。作中で登場したパステルブルーの「トリシティ125」を展示用に特別に再現した1台なのです。
今回は舞台女優、声優で、バイクをテーマにしたYouTube活動もしている高梨はづきさんが試乗体験。見た目の印象から使い勝手、乗り味までレポートしてもらいました!
■「ゆるキャン△」スペシャルカラーで、明るく爽やかなイメージに!
みなさん、こんにちは! 高梨はづきです。今回紹介するのはヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」です。以前、トリシティ155ccと300ccを試乗させてもらったことがありますが、125ccは初めましてです。
ヤマハの3輪スクーター「トリシティ125」のゆるキャン△仕様です
最初に見た時、「…あれ?これも『ゆるキャン△』に出てくるバイクなの? トリシティの水色いいじゃん!」と思いました。スペシャルエピソードだったんですね。メカメカしくて、無骨で大柄ってイメージを持っていたんですけれど、ライトブルーのカラーリングでガラリとイメチェン。可愛さあふれるバイクになっています。
3輪というのもあってなのか、これまでちょっぴりモッサリしている印象もありましたが、明るい爽やかなカラーリングを施しただけで印象が軽くなるんだ、と感心してしまいました。ブラックの差し色が入っていて、引き締まったスマートボディに仕上がっているなぁと思いました。
ECOランプ付きのマルチファンクションメーターには時間、温度、速度の表記が記されています
ECOランプ付きのマルチファンクションメーターには時間、温度、速度の表記が記されていて、ひと目ですぐにわかるとても見やすい構造になっていました。メーターの上には小さな丸でインジケーターランプが並んでいて、ストーンブレスレットのような可愛らしさがあります。
■安定した乗り心地で疲れ知らず。デイキャンプに行ってみたくなります!
またがったてみると、スクーターらしく足を開きすぎに乗れるところかいいところです。シートの手前、奥、どの位置に着座しても落ち着く印象でした。足つきは、身長158cmの私で両足のつま先がギリギリ着くか着かないかくらい。厚底ブーツを履いてる女性ライダーは多いと思うので、対策をすれば問題なさそうです。
シートは、どの位置に着座しても落ち着く印象で、対策をすれば身長158cmの私でも両足がつきます
トリシティは3輪ということもあって、片足だけしか着かなくても問題なく車体を支えられます。シリーズの中でも最小排気量の125ccなので、車体も軽くて押し歩きは慣れてくればOK。300ccのように、自立サポート機能を使わないとバランス取るのが難しい…ということは無さそうです。
フロントには風切りしやすいスクリーンが付いていてハンドルまわりはしっかりした作り。グリップに手を置いて両ヒジが少し広がる印象です。無理のない姿勢で楽にハンドルが切れるのは安心します。
前2輪の安定している車体は、アクセルを開ければ快適に加速してくます
アクセルとひねるとスイスイ進んでいきます。力強く、かつスムーズでエレガント。アクセルを開けるとグイーッと加速してくれて快適です。前2輪なので平坦な道はとても安定した走りでしっかり車体を支えてくれています。神経質にならなくても、トリシティが代わりに運転してくれてるのかというくらいの安定感です。
コーナリングは車体がフラつく感じがなく安定していて、気持ちに余裕を持ってゆったり曲がることができます。例えるなら氷上でフィギュアスケートをしているかのような感覚(?)です。ブレーキもキュキュっと効く感じはなく、静かにスススッと停まってくれます。
疲れを知らずにどこまででも乗っていけそうなので、遠出には持ってこいだなぁと思いました。腕が疲れないお尻が痛くならない、ニーグリップ意識して…とかがないので心穏やかに乗っていられます。『ゆるキャン△』にも使われているし、デイキャンプ願望がある私としてはトリシティを使って挑戦してみたいです。
大きなフェンダーの先には白のラインが入っていて、シャープにみせてくれています
個人的に泥道を走っても跳ね返りが少なそうな大きなフェンダーがポイント。フェンダーの先に白のラインが入っていて、シャープにみせてくれています。キリッとした印象でとてもいいと思いました。邪道かもしれませんが、山道や砂利道を走ったらどんな感じになるのか気になっています!
■YAMAHA トリシティ125 / ABS
全長×全幅×全高:1980×750×1210mm
軸距:1350mm
最低地上高:165mm
シート高:765mm
車両重量:159kg / 164kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:124cc
内径×行程:52.0×58.7mm
圧縮比:11.2:1
最高出力:9.0kW(12PS)/7500rpm
最大トルク:12N・m(1.2kgf・m)/7250rpm
燃料タンク容量:7.2L
タイヤ:前90/80-14M/C 43P、後130/70-13M/C 57P(前後チューブレス)
ブレーキ形式:前 油圧式ディスクブレーキ、後 油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式:前 テレスコピック式、後 ユニットスイング
フレーム形式:アンダーボーン
■「トリシティ125」のメーカー希望小売価格:42万3500円 / 46万2000円(消費税10%込)
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