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房総半島は素掘りトンネル王国!? 日本で2番目に古い国道トンネルを走ってみた

バイクのニュース / 2021年4月12日 9時0分

千葉県の房総半島は素掘りのトンネルが多く、それを目指してツーリングするライダーも多いようです。数あるトンネルの中から、今回は「四町作第1トンネル」をご紹介します。

■日本で2番目に古い!? 現役の素掘りトンネル

 千葉県の房総半島は素掘りのトンネルが多く、それ目指してツーリングするライダーも多いようです。数あるトンネルの中から、今回は「四町作第1トンネル」をご紹介します。

「四町作(よまちさく)」と読むそのトンネルがあるのは、千葉県君津市大戸見付近です。房総半島中部を南北に縦断する国道410号沿い、亀山湖の少し北側に位置し、半島を東西に横断する国道465号と交差、重複するあたりです。

 このトンネル、何がすごいかって「現在通行できる国道トンネルの中で、日本で2番目に古い」という点です。建設時期は1902(明治35)年、内閣府のウェブサイトにもその旨が記載されています。ちなみに最も古い通行可能な国道トンネルは、明治23(1890)年に建設された長野県の国道143号にある明通トンネルだそうです。

国道410号は千葉県館山市から木更津市まで、房総半島を南北に縦断している。このあたりを通る部分は久留里街道と呼ばれている

 そんな知識を胸に、何かを期待しながら国道410号、通称「久留里街道」を圏央道「木更津東IC」から南下したのですが、トンネルがあるはずの辺りをいつの間にか通り過ぎてしまいました。じつはこの時走ってきたのはバイパスとなる新道で、トンネルへ至る昔ながらの道はその脇を通っていたのでした。

 今度は周囲を見ながら走ってそれらしき脇道のを見つけました。ソロソロと進んでみますが……ホントにこれが国道? と思うほど細い道です。しかし、少し走ると通称“おにぎり”と呼ばれる国道標識が現れ、本当に国道410号なのだと確認、ホッとしました。

「四町作第1トンネル」へと続く脇道にはしっかりと国道を示す通称“おにぎり”標識が存在する

 さて、その後さらに緩やかな坂を上っていくと、ありました! 少しひしゃげた台形のような入り口を持つ「四町作第1トンネル」です。現在は壁の内側がモルタルで固められていますが、はっきりと凸凹の浮き出た側壁や天井は、間違いなく素掘りのトンネルであることを示しています。

 全長はわずか52mという短いトンネルで内部に照明などもありません。バイクだとあっという間に通り過ぎてしまうほどあっけないトンネルではありますが、脇を通る新道ができるまではここをトラックなども走っていたかと思うと、大変な難所だったのでは、としみじみ感じます。

トンネルの内壁はモルタルで固められているが、ごつごつとした表情はしっかり残っており、素掘りのトンネルだとわかる

 そして、明治時代に掘られたトンネルがいまでも普通に通行できることに、とても感慨深いものがあります。時おり地元のクルマが通る程度の静かな道ですが、訪れた際には、当時このトンネルを掘った先人たちの苦労と技術に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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