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リターンしたママライダーがバイクを安全に楽しむため、ホンダのバイクのスクール(HMS)に参加してみました!【実技編】

バイクのニュース / 2021年5月4日 13時0分

バイクに乗っていて苦手なことを克服したい、もっと上達したい…なんて思っている人にオススメなのがホンダのライディングスクール。リターンしたママライダーが、ホンダが主催するバイクのスクール(HMS)に参加。準備が整ったらいよいよ実技です。

■ホンダの「HMS(ホンダ・モーターサイクリスト・スクール)」なら楽しく上達できる!

 二輪免許を取得して20年以上も経ちますが、自己流でUターンやコーナリングにいまいち自信が持てないワタクシ。しかし、娘と安全にタンデムツーリングしたい! そこで、スキルアップするためにホンダが主催する「HMS(Honda Motorcyclist School)」に参加。「STEC」の愛称で呼ばれる「鈴鹿サーキット交通教育センター(Suzuka circuit Traffic Education Center)」へやってきました。装備を整え、準備体操、車両の準備、点検を済ませていよいよ実技に突入です。

 まずはコースを2周ほどして完熟走行。今回の相棒になってくれるCB400 SUPER FOURは、シート高755mmで足つきは良好です。扱いやすくて、低速でも安定しています。低速でのコーナリングやUターンが苦手なのですが、期待が持てそうです。

■まずは基本のブレーキ。スムーズなブレーキングは意外と難しい

 最初のカリキュラムは「ブレーキ」です。実は一番重要なポイント。止まりたい位置に、的確なブレーキングでスムーズかつ安全に止まることが大切です。ここでは実践的なブレーキングを学びます。まずはフロントのみ、リアのみで停止して違いを体感。次にフロントとリアのブレーキをバランスよく使って、短い距離で確実に停止できるように繰り返します。

制動力の強いフロントブレーキに頼りがちですが、前後のブレーキをうまく使いスピードを落とします

 緊張もあってか意外とスピードを落とし切れず、制動力の強い前ブレーキに頼ってしまいます。結果、バランスを崩して両足を着いてしまうので、リアブレーキがおろそかになるのです。恥ずかしいっ。とっさに怒られるのでは…なんて、とっさにビビってしまうのですが、実際に怒られることはありません(笑)。インストラクターの山脇さんが、的確にアドバイスしてくれます。

ブレーキについてインストラクターの山脇さんから、たまに「惜しいっ」と指摘されますが、ホメられすぎないのがちょうどイイ

 たまに「惜しいっ」と言ってくれますが、ホメられすぎないのがちょうどイイ。ミスしても冷静になって、ここがいけなかった、次はこうしてみよう…と自己分析して次にトライする気持ちになれます。私に合ったアドバイスをしてくれてるんだな、って感じます。普段の乗り方に自己流のクセがついていることにも気づきました。ブレーキングは奥が深いです。

■大小バリエーションのあるカーブを走行するコーススラローム

 お昼休憩を挟んで午後のカリキュラムは「コーススラローム」です。直線や大小のカーブがあるコースで、時にメリハリをつけながら、スムーズな走行を身につけます。一般道の走行を想定したようなバリエーションが豊富なカーブを体験できます。

コーススラロームは、直線や大小のカーブがあるコースで、時にメリハリをつけながら、スムーズな走行を身につけます

 普段、パイロンを目印に走ったことがないので、距離感やらスピード感に慣れるのが難しいですが、その都度、山脇さんがアドバイスしてくれます。大切ポイントはライディングフォームと目線、体の使い方とブレーキングです。

 まず、重心がバランスがとりやすいように、ほどよく上体を起こして両腕にゆとりが出るような乗車姿勢をとります。女性は反り腰、男性は猫背になりがちですが、腰に負担がかかりやすく、バランスも取りにくくなってしまいます。私の場合は、CB400 SUPER FOURのハンドルが若干遠いようで、腕が伸びてしまいます。シートの前方に座ることで改善。なんとなく座っていましたが、意識することで劇的に変わります!

進行方向にただ首をねじ曲げて顔を向けるのではなく、肩、腰など身体を使う意識することが大切です

 それから目線です。ここがポイントで、よく「進行方向を見ろ!」と言われますが、緊張してるとただ視線だけ向けがち。ただ首をねじ曲げて顔を向けるのではなく、肩、腰など身体を使う意識をすることが大切です。

 とはいえ、慣れないパイロンのコースでは視線の置きどころがつかみ切れません…。苦戦していたら、山脇さんがタンデムで目線のポイントを教えてくれました。私、視線近すぎでした(笑)。わかりやすい! 口で説明を聞くだけではなく体感もさせてくれるので、すっと理解できます。

タンデム走行で視線を確認した後、改善点が一気にクリア!

 いかに今まで「なんとなく」では知っていたことか! 理解できたところで、なかなか思ったように体が動いてくれませんが、改善点が自分の中でクリアになってきて、練習走行が楽しくなってきます。やればやるほど「もっと走りたい!」という気持ちが強くなります。

■苦手意識を克服して、安全運転をマスターする!

スラロームは、ブレーキとアクセルのタイミングを合わせてメリハリをつけ走行します

 次に直線上に等間隔で設置されたパイロンを交互に交わすスラローム走行です。間隔が結構せまいので、ブレーキとアクセルのタイミングを合わせてメリハリをつけるのが大変です。教習所で学んだはずですが、すっかり忘れております(笑)。

 ついつい、なんとな~くの惰性で走ってしまいますが、それでは上手くなりません。あまりパイロンとパイロンの間隔がないので、中低速での絶妙なアクセルとブレーキのバランスが重要です。アドバイスをいただきながら繰り返し走って、自分の身体で感覚をつかんでいく感じがとても楽しい。

リクエストした低速でのUターン、アクセルとブレーキ、身体の使い方がポイントです

 そして今回、リクエストしていたUターンもチャレンジさせていただきました。狭い道での低速Uターンって本当に苦手。普段は切り返したり、降りて押してUターンしちゃうのですが、できるなら1発でスッと決めたい。これもアクセルとブレーキ、身体の使い方がポイントです。

 ちなみに山脇さんによると、走り出しよりも夕方は転倒が多くなってくるそう。夢中になって走っていると気づきにくいのですが、1日中走行して疲労が溜まってくる時間帯なのです。そういえば、思うほど身体が動きません(笑)。ライダーそれぞれの体格、性別や年齢、疲労具合などにも気遣ってアドバイスしてくれるので本当に安心です。

1日の走行が終了した時には、スクールカードとポイントカードが発行されます

 終わってみて気づいたら足はガクガク。ですが、もっと走りたくなっていました。スクールカードとポイントカードが発行。WEB予約簡単にできるようになって、サービスポイントが貯まると特典も付いちゃいます。これはリピートしたくなります!

HMSのライディングスクールの講習内容に満足した一日でした

 娘と安全にタンデムツーリングできるようになりたくて参加したHMSのライディングスクールですが、いつか娘が「バイクに乗りたい」と言ったら受けさせたい! バイクは事故でケガするリスクが高く、危険と言われていますが、たくさんの感動を与えてくれます。危険だからと遠ざけるのではなく、リスクを上手に回避しながらバイクに乗る楽しさを感じて欲しいな、と思いました。

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