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生活の足からツーリングまで活躍するヤマハの3輪スクーター「トリシティ155 ABS」にママライダーが乗ってみました!

バイクのニュース / 2021年5月12日 11時0分

最近、街中でも見かけることが多くなったヤマハの3輪スクーター、トリシティシリーズ。軽二輪クラスの「トリシティ155 ABS」は、高速道路も乗れるけれど車検がいらないという絶妙なカテゴリー。そこで、働くママライダーが使い勝手や乗り味をチェックしてみました。

■コストパフォーマンスに優れた軽二輪クラスのトリシティ155

 最近、街中でも見かけることが多くなったヤマハの3輪スクーター、トリシティシリーズ。フロント2輪、リア1輪のユニークなスタイルが特徴です。独自のLMW(リー二ング・マルチ・ホイール)機構がもたらす、高い衝撃吸収性と接地性が特長です。

 現在、ラインナップは排気量125cc、155cc、300ccの3モデルを展開しています。今回紹介する「トリシティ155 ABS」は、排気量155ccエンジンを搭載した軽二輪クラス。普通二輪免許が必要ですが、高速道路に乗ることができる上、車検の必要がないことが魅力です。自賠責保険や税金なども、大型や小型に比べるとリーズナブル。生活圏内の移動の足として、ちょっとしたレジャーでも使いという人にピッタリな排気量なのです。

 そこで、最近大型バイクを維持しきれずに手放してしまい、レジャー目的だけのバイクは所有はできないけれど、生活の足としても使えるなら欲しいかも…と妄想中の働くママライダーである筆者が、「トリシティ155 ABS」の使い勝手や乗り味をレポートしてみました!

■個性的だけど街に馴染むスマートなルックスと扱いやすさに好印象!

 トリシティ125が初登場した時、前2輪、後1輪の個性的なルックスに興味津々。前の2輪が生き物の手のようにも見えてユーモラス。可愛らしさ、親しみやすさを感じちゃいます。私は好みのタイプでしたが、今までにないジャンルだったので好き嫌いが分かれそうだなぁ…と思った記憶があります。

今回試乗するトリシティ155のカラーリングはシックな印象のマットグレーメタリック3

 それが今では街中でも見かけることが多くなりました。今回試乗するのはシックなマットグレーで、落ち着いた印象。生活圏内で悪目立ちしたくないママさんライダーにはもってこいです!

容量は約23.5リットルのトランクには、夜間などに便利なLED照明付

 そして、気になる収納ですが、シート下に給油口とトランクが設置されています。容量は約23.5リットルで夜間などに便利なLED照明付きです。ヘルメットの1個が収納できるくらいと意外と小さめですが、ヘルメットホルダーもついているので利用すれば収納力がアップします。

フロントのインナーパネル中央に格納式のコンビニフック装備

 フロントのインナーパネル中央には、格納式のコンビニフックがあるので便利。右側には、12VのDCジャックを内蔵した小物入れスペースがあるので、走行中にスマートフォンの充電もできちゃいます。オプションのトップケースをつけたら運べる荷物がさらに増えて、普段使いの利便性はかなりよさそうです!

■良好な足着きで扱いやすさもバッチリ! 見やすいメーターもGOODです。

 まず、車格はトリシティの125ccモデルと同じくらい。またがってみると、シート高は765mmで身長158cmの筆者(守田二草)でも足着きは良好です。スクーター系はシートの幅が広くて何気に足つきがよくないことが多いのですが、トリシティではシートが前方に向けてシェイプされているので、そこまで足着きに影響を感じません。

シート高は765mmで身長158cmの筆者(守田二草)でも足つき性は良好

 左のハンドコントロール下にはロックレバー式のパーキングブレーキが装備されていて、駐停車時にしっかり安定させることができます。女性一人でも扱いきれる安心感があります。フットボードがフラットで広めになっているのも魅力。充分がスペースがあるので、乗り降りの時にもつまづいたりしなさそう。何にもないとことろでつまづきやすい私には嬉しいポイントです(笑)。

ECOランプ付きのマルチファンクションメーターは表示が大きく視認性抜群

 シートはほどよい硬さのあって、お尻の収まり具合はバッチリ。両ヒジにゆとりがあって、動きやすくてリラックスしたポジションです。コックピットにはECOランプ付きのマルチファンクションメーターがあり、速度計をど真ん中にドーンと大きく表示。左サイドには燃料計が大きく表示されています。わかりやすいので、スピードの出し過ぎやガス欠など、うっかり見落としちゃうミスは防げそうです。

■コーナリングが楽しくて疲れない! LMWの魅力を体感!!

 イグニッションをオンにするとモニターが起動。インジケーターランプが点灯し、消えたら準備OKです。セルスターターで簡単に始動します。サイドスタンドが出ているとエンジンがかからないので、スタンド出しっぱなしで走り出しちゃう…なんてトラブルを避けることができます。

パワフルな総排気量155ccの水冷・4ストローク・155cc・4バルブ・FIエンジンを搭載したトリシティ155は、ストップ&ゴーが楽しい

 走り出しはさすが155ccもあるのでパワフル。フロント2輪のためか、ブレーキの効きもよく感じます。キビキビ走れて信号でのストップ&ゴーが楽しいです。メーターにECOランプがついているので、燃費のよいECO運転を心がければ、お財布にも環境にも優しい走りができちゃいます。

 乗った感じは二輪と同じ。前2輪が車体と同調して傾いてくれるので違和感はありません。しかし、コーナリングでLMWの本領を発揮! グーンと気持ちよく旋回してくれます。安定感がバッチリで、かつタイヤの接地感もしっかりあるので、バンクさせることが怖くありません。小径ホイールのスクーターでありがちなフラフラ感もなし。バイクにもスクーターにもない独特の乗り味なのです!

コーナリングでは気持ちよく旋回し、LMW機構の実力を体感できます

 中低速ではトルクフルでスポーティー。吸気バルブが低中速と高速で切り替え作動する可変バルブ機構を採用していて、高速では滑らかでスムーズな加速を発揮します。街中ではストップ&ゴーが楽しく、高速道路では心地いい加速感を味わえちゃうのです。

 あと、驚いたのがあまり疲れないこと! 特に停車時に感じたのですが、安定感がよいので車体を支えるのに力をあまり使わないのです。今まで意識したことなかったんですが、2輪って常に体で絶妙なバランスをとって支えていたんですね。長距離だとさらに実感できそうです。

トリシティ155は、生活の足としてもレジャーでも活躍できるちょうどいいクラスです

 生活の足としてもレジャーでも活躍する155ccクラスがちょうどいい感じ。コストや使い勝手のよさを考えると、あまりプライベートな時間を持てない人でも現実的に維持できそうです。親子でのタンデムツーリングもラクにできそうだなぁ…なんて妄想もムクムクと膨らむのでした(笑)。

■YAMAHA トリシティ155 ABS
全長×全幅×全高:1980×750×1210mm
軸距:1350mm
最低地上高:165mm
シート高:765mm
車両重量:165kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:155cc
内径×行程:58.0×58.7mm
圧縮比:10.5:1
最高出力:11kW(15PS)/8000rpm
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量:7.2L
タイヤ:前90/80-14M/C 43P、後130/70-13M/C 57P(チューブレス)
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスクブレーキ
懸架方式:前 テレスコピック式、後 ユニットスイング
フレーム形式:アンダーボーン
■メーカー希望小売価格:48万4000円(消費税10%込)

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