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バイクのパーツを高く売るコツとは

バイクのニュース / 2021年5月19日 9時0分

純正パーツ、カスタムパーツ、どちらであっても交換した後で、先に付いていたパーツが余ります。消耗品であれば、そのまま捨ててしまってもよいでしょう。しかし、それがブレーキレバー、サイドミラー、マフラーとなると話が変わります。余ったパーツは普通に乗るときには出番がありません。売るべきか保管するべきか悩むかもしれません。バイクの持ち主としては、どうするのがベストでしょうか。

■バイクのパーツを高く売るコツとは

 バイクには多くのカスタムパーツがあるため、バイクユーザーは好みに合わせて、パーツを交換することができます。しかし、交換したあと、先に付いていたパーツの扱いをどうするべきでしょうか。

 もし売ると決めた場合は、高く売れるようにしたいと思うでしょう。まず純正パーツ、カスタムパーツ、すべてのパーツ共通で、交換しないほうがよいことがあります。交換したパーツに損傷や汚れ、凹みがあった場合、それを自分で無理に直そうとしないことです。パーツの現状は維持しましょう。

 そして、パーツに関係する付属品は全て残しておきます。ガスケットやねじ1本でも残しましょう。説明書、外箱、外袋、全てです。もし、取り外したのがカスタムパーツであるなら、そのネジ1本は代わりが効かない付属品である可能性があります。

各パーツを交換する場合は、外したパーツを保管しましょう

 特にマフラーとエキゾーストパイプをつなぐネジ、スプリングが揃っていないと買い取りの際に査定額が下がる可能性があります。ハンドルやブレーキレバー、クラッチレバーはバラバラにせずに1つにまとめておきましょう。交換したネジ、ホルダーがあれば同封しておきます。

 外装パーツやホイールは、キズやよごれがそれ以上つかないよう梱包材で包み、保管してください。足回りの部品は、外したとき以上に劣化が進まないようにする必要があります。ブレーキホースやクラッチワイヤーは、きつい角度に折れ曲がらないしないようにして、大きめの箱に入れて下さい。

 もし、交換したパーツがいくつもある場合は、それをまとめて一緒に売りましょう。特にハンドル周り、ブレーキレバー、サイドミラー、クラッチレバー、ホルダー、ハンドルスイッチなどが揃っていれば、ハンドル周り一式という形で買い取りが期待できます。

 バイクユーザーの立場からすると、取り外したパーツは出番がなくなったパーツという扱いになります。しかし、買い取りをする立場からは、取り外したパーツはバイクを以前の状態に戻せる大事な交換部品である場合があります。特に生産終了した年式が古いバイクの純正パーツは貴重です。

 そして、買取を頼むときは、なるべく早く頼みましょう。理由は時間が過ぎれば過ぎるほど、部品が劣化するからです。交換した時期がわかる交換作業の控えを持っていくと買い取りをする側に、パーツがいつ取り外されたか判断ができます。加えて、車種情報や走行距離などの情報を交換作業の控えから提供できれば、買い取り値段が上がる可能性があります。

 一方で、売らないと決めた場合は、外したとき以上に状態を悪くしないように、劣化やよごれ、キズがつかないように部品ごとにしっかりと梱包、保管してください。大事に保管しておくと、今度はバイクを売却するときに、査定額が下がるのを防ぐ効果が期待できます。

■バイクを売る際の注意点

 バイクを売るときは、いくつかの点を気を付けておくだけで、バイクの査定額を下げないことが期待できるでしょう。何も準備せずに売却を焦ってしまうと、予想以上にバイクを安く手放してしまうことにもなります。

査定は複数の業者にお願いしましょう

 まず1社だけの査定額で決めないということが大事になります。比較対象をつくるためにも数社で査定をしてもらいましょう。

 今はインターネット査定で複数の企業へ一度に査定情報を送信できます。必要になる情報はメーカー名、車種名、色、排気量、年式、走行距離など簡単に分かるようなものがほとんどです。その後に、実際に店に持ち込みをしたり、出張査定したりすると査定額の妥当性が見えてくるでしょう。時間的な猶予がある場合はこの3つを受けて下さい。

 それと乗っているバイクの一般的な評価を調べてみることも大事です。メーカーから同じモデルが販売されているのか、次のモデルの発売はあるのか、絶版モデルなっていないかなどです。中古車買い取り相場は変動するので、査定かけるタイミングで値段が大きく変わったりします。高く査定される時期を見つけるのは難しいと言っていいでしょう。しかし、安く査定されることを避けることはできるかもしれません。

カスタムパーツを取り付けたバイクも純正パーツを残すことで安く査定されることを防ぐことができます

 その1つは同じバイクが中古車市場に数多く出ているかどうかです。もし査定するバイクの中古車がカスタムされたものが多い場合、売らずに保管しておいた純正パーツが役に立ちます。「ノーマル車に戻せる」という条件がつき、安く査定されることを防ぐ可能性があります。

 売却に必要になる車検証など、書類や身分証明書のコピーなどは事前に用意しておきましょう。名義変更が終わっていない状態で、売却するときは委任状が必要になります。

 そして、洗車をして査定に出してみましょう。売却するのに必要ないように思えるかもしれません。しかし、バイクの状態を良くしておくことは、査定を受ける際にマイナスにはならないでしょう。

※ ※ ※

 バイクを買ったときの状態が戻せる。それがバイクを安くされないコツと言えるでしょう。バイクの中古車情報を調べると、マフラーやハンドル、レバーなど、どこかのパーツをカスタムパーツにした中古車が見つかります。

 車種によっては、完全ノーマル車を見つけるのが難しいものまであります。もし、そういう中古車市場にノーマルの車両があったらどうでしょうか。他の中古車よりも、評価が上がる可能性は十分にあります。

 バイクを買いたいと思っている人のなかには、ノーマル車を探している人もいます。カスタムパーツがたくさん付いているから、高く査定されるとは限りません。特に絶版車で、メーカーが部品生産も止めている場合、付いている純正パーツが最後のパーツということもあります。ですので、パーツの取り扱いには気を付けましょう。

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