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キムコ「Downtown125i ABS」に試乗して考えた、ビッグな原付二種スクーターに乗るメリットとは

バイクのニュース / 2021年5月24日 11時0分

ビッグ車体の原付二種スクーター、KYMCO(キムコ)「Downtown(ダウンタウン)125i ABS」に試乗しました。

■125ccとは思えないビッグスクーターなビジュアル

 どう見ても250ccクラスのビッグスクーターなのに、排気量は125ccの原付二種モデル、YMCO(キムコ)「Downtown(ダウンタウン)125i ABS」に試乗しました。

 125ccスクーターに乗るメリットといえば、車体が小さくて軽いため、エンジンの付いた自転車のような感覚で気軽に乗れることや、クルマを所有している人なら、任意保険のファミリー特約で保険が賄えること、車検が無いことなどが挙げられます。

 その一方で、高速道路には乗れないため、移動範囲は限られてしまうことがデメリット。そうなると、車検が不要というメリットは、250cc以下に適応されるため、遠くへの移動を想定する場合は、メリットに該当しないと考えると、一番のメリットはやはり気軽に乗れることに絞られると思います。

 しかし、今回試乗したダウンタウン125i ABSは、どう見てもビッグスクーター。ビジュアルからは、原付二種モデル本来のメリットを感じることはできません。そうなると、このビッグなスクーターの排気量を125ccにすることに、一体どんなメリットがあるというのでしょうか。

■跨ったファーストインプレッションは……

 早速、跨ってみると、乗り心地は見た目通り。大型スクーター特有の、体を包み込んでくれるような安定感と、ずっしりとした車体重量を感じます。「う~ん。重い」。

キムコ「ダウンタウン125i ABS」に乗る筆者(先川 知香)

 この重量感を排気量125ccのエンジンで、クルマの流れを邪魔しないスピードで走れる気はしません。「ホントに大丈夫なのかなぁ」と、心配しながらもアクセルを開けると、125ccとは思えない加速力に、驚きを隠せませんでした。走行中の乗り心地は250ccスクーターそのものの安定感です。

 また、ボディが大きいこともあり、シート下スペースもヘルメットが2個収納可能なビッグサイズです。この収納力は、まず一般的な原付二種スクーターではあり得ないことや、左側のハンドル下にある収納ポケットにはスマホなどの充電に便利なUSBソケットが搭載されていることなど、利便性もかなり高いことに気付かされます。

 ここで、改めて原付二種スクーターのメリットを考えると、軽くて取り回しがしやすいため、自転車代わりに気軽に乗れることとなりますが、しかしそれは、ひとりで乗ることが前提となるでしょう。

 法律上は2人乗りも可能ではありますが、ボディサイズが小さいことに加え、125ccの一般的なエンジンでは、人間ふたり分の重量を乗せての走行はパワー不足といわざるを得ません。
 
 しかしビッグなボディのダウンタウン125iでは「ちょっとそこまで買い物に行きたい際などに便利な原付二種スクーターの後ろに体重の軽い子どもなどを乗せて、ストレスなく2人乗りで行けたとすれば?」というシチュエーションにおいて、車体の大きさが立派なメリットになり得るのではないでしょうか。

 さらに自家用車で加入している任意保険の範囲内で保険が収まれば、家計も大助かり。そう考えると、ビッグな原付2種スクーターの登場を、多くのユーザーが待ち望んでいたのではないかと思えるほどです。

 安心安全な、家族の日常の足になり得る存在! ビッグだけど原付二種なスクーター、キムコ「ダウンタウン125i ABS」の価格(消費税10%込)は、52万8000円です。

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