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ホンダ「VFR750R(RC30)」 欧州のオーナーをサポートする「RC30フォーエバー」プログラム始動

バイクのニュース / 2021年5月28日 12時0分

ホンダ・ヨーロッパは、2020年6月に日本で開始した「VFR750R(RC30)」の再販純正売部品販売を欧州市場で開始しました。改めて祖い取り組みを振り返ってみましょう。

■ユーザーの熱い要望に応える「RC30フォーエバー」

 ホンダ・ヨーロッパは、2020年6月に日本で開始した「VFR750R(RC30)」の再販純正売部品販売を欧州市場で開始しました。

 1987年にスーパーバイク世界選手権のホモロゲーションルールに基づいて開発され、30年以上経った今でもコードネームである「RC30」の愛称で親しまれているVFR750Rは、1988年・1988年シーズンを連覇(ライダーはフレッド・マーケル選手)するなど輝かしい功績を残してきた世界限定5000台のスーパースポーツモデルです。

 2017年に行われたRC30のアーカイブ調査で、RC30のオリジナルの木製モデルや金型が1つも残っていないことが判明したことや、オーナーからの強い要望により始動した「RC30フォーエバー」プロジェクトでは、設計図をデジタル化して1:1に拡大し、ホンダやオーナーズクラブに残っているRC30から借りた既存の部品と比較して、その精度を確認。

動態保存のホンダ「VFR750R(RC30)」と、熊本製作所で塗装が施された再販フェアリング

 高い品質基準を満たすために当時開発に関わっていた60代のオリジナルチームメンバーを招聘し、新しい木製モデルと金型を一から作り直して150点もの部品が製造されています。

 昨今では、ホンダのほか、カワサキが人気の旧車「900 super4」(Z1)および、「750RS」(Z2)用のシリンダーヘッドを再販するなど、旧車をサポートする動きも見られますが、今後もメーカー各社がどのような動きを見せてくれるのか期待が高まります。

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