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美味しいアジフライを求めて走る旅 腰越漁港「朝どれフライ販売所」は江の島が大きく見える場所だった

バイクのニュース / 2021年6月18日 11時0分

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。鎌倉市の腰越漁港にある『朝どれフライ販売所』を訪れました。

■湘南エリアのツーリング、アジフライを目的に走るのも楽しい

 湘南のツーリングコースと言えば、国道134号でしょう。横須賀市三春町から三浦まで南下し、相模湾に沿って湘南を通り、大磯駅入り口までを結ぶ60.6kmの国道です。その中でも海を見ながら気持ち良く走れるのは、三浦海岸周辺と逗子の渚橋から江ノ島までの区間のみ。とくに逗子から江ノ島は、約10kmと距離は短いながらカリフォルニアのパシフィックコースト・ハイウエイを彷彿させる、人気のルートです。季節を問わず、休日は渋滞するのが困り物ですが……。

 今回、筆者(増井貴光)は逗子から国道134号を走り、江ノ島のすぐ手前にある腰越漁港まで行ってきました。都心方面から来る場合は、横浜横須賀道路「逗子IC」で降りて逗葉新道(有料道路)経由で国道134号にアクセスするのが比較的スムーズです。

 途中には、魅力的なスポットやお店も多いのですが、目的地まで脇目も振らずに向かいます。この日は渋滞もなく、30分ほどで腰越漁港に到着。漁港内にバイクを停め、漁港入り口にある腰越漁協の建物に向かいます。この建物にある「朝どれフライ販売所」が今回の目的地です。

 注文はお店の奥にあるカウンターで、ホワイトボードに書いてあるメニューから選びます。もちろん「アジフライ(特大)」を注文し、オススメの「サバコロッケ」も追加しました。

 注文の方法は、ノートに名前と欲しい商品の数を記入。いかにも漁港の女性という雰囲気の方から、持ち帰りか食べていくか訊かれます。今回はお店で頂くことにしました。

この販売所で一番人気は、もちろん「アジフライ」。開店から早い時間に売り切れてしまうことも多いとか。この日は(大)や(特大)もあり。価格は時価

 この販売所は定食屋ではないので、ご飯や味噌汁はメニューにありません。ご飯のおかずに買って帰るか、小腹を満たすスナック感覚で、漁港で海を見ながら食べるのもなかなか良さそうです。

 注文を受けてから揚げるので、出来上がりを席で待ちます。揚がったら声がかかり、カウンターで受け取ります。まずは「サバコロッケ」を熱いうちにいただきます。ホクホクのジャガイモの甘みとサバの旨味がマッチして、なんとも言えない美味しさです。

 コロッケを食べ終わる前にアジフライも出来上がりました。お店の女性から「特大より少し小さいから、イワシの天ぷらをサービスするよ」と太っ腹なお言葉。それでも、充分な大きさのアジフライです。

 この販売所で一番人気のアジフライは、その日に獲れた魚を使うので、開店早々に売り切れることや、そもそも獲れなくてメニューに無いこともあるのだとか。

漁協の建物1階にある「朝どれフライ販売所」。国道からは名物にしたいという「サバコロッケ」ののぼりが目立つ

 アジフライは厚みがあって充分に特大サイズ。早速いただきます。衣は少し厚めのディープフライ、サクサク感が最高。アジは強烈にジューシーです。やはりご飯が食べたくなります……。東京湾のアジに負けない美味さで、カリッとした衣を噛むとふわふわの身からジューシーな味が口の中に広がる、幸せなアジフライでした。

 サービスで頂いたイワシの天ぷらは、試食程度かと思ったらお皿に山盛り……。そのまま食べても美味しく、塩やポン酢で味を変えながら完食。ご飯がなくてもお腹一杯です。

 お店を出て腹ごなしに漁港を散策します。すぐ近くとあって江ノ島が大きく見えます。堤防が無ければ江ノ島を背景に愛車の写真が撮れる映えスポットになるのですが、ちょっと惜しい感じ。

バイクを入れても絵になる場所。夕陽を背景に撮れば、堤防のシルエットが良い演出に

 相模湾のアジも東京湾に負けずに美味しいということが実証されたので、次回はさらに西のアジフライを捜索してみましょうか!

■腰越漁協直売所(朝どれフライ販売所)
所在地:神奈川県鎌倉市腰越 2-9-1
営業時間:13時から17時(水、金曜定休)

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