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バイクのジャンルはいくつある?種類ごとの特徴を徹底解説

バイクのニュース / 2021年6月16日 9時0分

目的に合わせてバイクは造りや装備、乗り方がガラッと変わる乗り物といってもよいでしょう。個性豊かなバイクのジャンルはいくつあるのでしょうか。

■バイクのジャンルはいくつある?種類ごとの特徴とは

 目的に合わせてバイクは造りや装備、乗り方がガラッと変わる乗り物ともいえます。個性豊かなバイクのジャンルはいくつあるのでしょうか。この記事では分かりやすさを重視して、バイクのジャンルを13種類と仮定しています。ジャンルのなかにはメーカーの販売モデルに無いものがあり、カスタムベースのジャンルは割愛しています。

 バイクのジャンルで最もクセがないとされるネイキッド。普通2輪免許を取る際に教習車で一度は運転しているのではないでしょうか。ネイキッドは乗りやすく、クセがないとされ、ハンドルも扱いやすいバーハンドル。4気筒エンジンを積み、カスタムパーツも多くあります。スポーツ走行やツーリング、街乗りも対応可能。ただし特化した性能がないため、全体として“乗りやすさ重視”のバイクと言えるでしょう。

KTM「390DUKE」

 ネイキッドのような乗り味で、よりパワーのあるスポーツ走行ができるストリートファイター。近年になって出てきたジャンルで、独特な外観と高回転でパワーが出るエンジンを積み、街乗りと高速走行の2つを気軽に楽しめるバイクです。従来のネイキッドに代わり人気が出ているとされます。

HONDA「CRF250」

 オフロードは細いブロックタイヤと高い車高、加速性の良い短気筒エンジンとアップハンドルで悪路を走破するジャンルです。林道や未舗装地、砂浜などを走るための造りをしており、全体的に足つき性が悪く、ある程度の身長がないと乗れないのが欠点とされます。

aprilia「SX125」

 モタードは、オフロードバイクの車体をほぼそのまま使い、タイヤだけ小口径のオンロードタイヤを履いたバイクです。オフロードバイクは扱いやすい加速性を重視したエンジンを積んでおり、街乗りであってもストレスなく走れると言えます。

一般的なオフロードバイクは、スリムな車体で軽量な造りです。その一方で長距離移動や大量の荷物を運ぶロングツーリングは得意ではないといえるでしょう。

HONDA「AfricaTwin」

 そこでオフロードバイクのツアラーと言えるのがビッグオフローダー(アドベンチャー・マルチパーパス)です。大排気量のエンジンとオフロードバイクの足回り、大型キャリヤやケースを備え、最近メーカーで販売モデルが増えているジャンルと言えます。

 長距離運転が前提のツアラーは、長距離走行を考えたデザインとライディングポジション、大容量の燃料タンク、パニアケース、大型キャリアを装備したバイクです。他のバイクよりも車体が大きいですが、安定した走りで高速道路や長距離走行を楽にできます。

Harly-Davidson「LOW RIDER」

 ツアラーのなかで独自のブランドを築いたのがアメリカンと言えます。ハーレーダビッドソンを代表とするV型エンジンと幅広なアップハンドル、ソファに座るような独特のライディングポジションで走るアメリカンも長距離走行を考えられたバイクです。しかし、小回りが苦手であるため、小道や脇道で向きを変えるのは少し手間がかかります。

YAMAHA「YZF-R1M」

 スーパースポーツはサーキットで真価を発揮するジャンルです。セパレートハンドルでフルカウル。エンジンも中高回転でパワーが出るようになっており、サーキットでスポーツ走行をして楽しめます。一方で街乗りや低速域ではその持ち味は発揮できません。

YAMAHA「SR400 Final Edition」

 古いバイクのデザインをそのまま残して、乗り味を楽しむクラシック。カワサキ「W800」ホンダ「GB350」ヤマハ「SR400」などネオクラシックバイクとされ、ゆっくり乗り味を楽しむバイクと言われます。このクラシックのなかにスクランブラーやトラッカーも含まれると言えるでしょう。

Triumph「Scrambler1200」

 スクランブラーは、オフロードバイクがカテゴリーとして確立する前、オンロードバイクをオフロードに行けるように改造したバイクを呼ぶ名前だったとされます。本来はカスタムベースのジャンルですが、英トライアンフ「スクランブラー」、伊ドゥカティ「1100 Dark PRO」など販売モデルとしてスクランブラーが定着しています。

 トラッカーは見た目がクラシックバイクに近いですが、起源は未舗装のダートコースを走るバイクと言われます。広いハンドルとブロックタイヤ、低速域で扱いやすいエンジンを積み、オフロードの見た目をしたクラシックバイクと言ってもよいかもしれません。

YAMAHA「XSR700」

 クラシックバイクのような見た目で、性能を追求したジャンルと言えるのがネオレトロです。見た目はやや古風な雰囲気を持ちつつ、エンジン性能が高い。新しいジャンルで、ネイキッドにも近いと言えます。有名なのはヤマハ「XSR700」「XSR900」です。

Kawasaki「Z125PRO」

 エンジン排気量50cc~125ccのミニバイクは構造がシンプルでカスタムパーツが多く、コントロールがしやすいとされるジャンルです。排気量が小さく、エンジンを全開にしてもコントロールできるパワー。加えて構造はシンプルのため、初心者が簡易整備を覚えるにもちょうどよいとされ、カスタムパーツも豊富です。

YAMAHA「TMAX560」

 使い勝手に特化したビッグスクーター。一般的な50cc~125ccのスクーターの排気量と車体を大きくした使い勝手を優先したバイク。アクセルを回せば無段変速機で加速するためオートマのバイクと言えます。

 シート下にヘルメットを2個収納するスペースやハンドル周りに収納ボックスを備えたモデルもあり、通勤や通学、日常の交通手段に使うには良いバイクと言えます。

■初心者にオススメのバイクの種類とは

 初心者はバイクでどこに行きたいか、バイクで何をしたいかを明確にしてバイクを選ぶほうが良いでしょう。理由は自然の多い所に行きたいと思っているバイカーがビックスクーターを乗ると、その目的が果たせないからです。

無理をせずに楽しめるネイキッドモデルは初心者におすすめです

 バイクは目的に応じて乗るジャンルが変わる乗り物であると言ってもよいでしょう。仮にどこに行きたいか何をするのか決まっていないときは、ひとまずネイキッドがおすすめです。

 ネイキッドは、誰が乗ってもそれなりに楽しめて、交通手段としても使え、カスタムパーツも多いため、バイクで行きたい場所や目的がしっかり決まっていない場合は悪くない選択と言えます。加えてライディングポジションを意識した走りやプチツーリングもこなすことができます。

通勤や通学など日常の交通手段には、ビッグスクーターがおすすめです

 日常の交通手段としてバイクに乗りたいと思っている初心者はビッグスクーターがおすすめです。特に原付免許でスクーターを乗り馴れた人にとってビッグスクーターはそれほど違和感なく乗れるといえるでしょう。

 使い勝手が良く、扱いやすいビッグスクーターをしばらく乗ってみて、さらに遠くまで行きたい、走りを楽しみたいと思うようになったら、ツアラーやスポーツバイクに乗り換えというのが、損のないスタートと言えます。

バイクで自然の多い場所に行きたいときは、オフロードバイクが最適です

 初心者のなかにはバイクで自然の多い場所に行きたいと思っているライダーがいるのではないでしょうか。その場合はオフロード一択かもしれません。理由は他のジャンルのバイクは悪路を走るような構造をしてないからです。

 具体的には長いフロントフォーク、オイルパンガード、ブロックタイヤなどを備えていないため、オフロード以外のバイクで無理して林道を走ると転倒したり、車体にダメージを受けたり、オイルパンに亀裂が入り自走不能になる可能性もあります。

 自動車であれば、高速道路や一般公道、未舗装道路、林道など多少の運転の仕方に変更はあっても走れます。しかし、バイクはそうではありません。

※ ※ ※

 目的に合わせたバイク選びはとても大切です。バイクのジャンル、特性をふまえてご自身の乗りたいバイクを選ぶ材料にすると、さらにバイクを選びに納得感と思い入れが深まるのではないでしょうか。

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