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バイクのホイールを塗装!その方法と費用とは

バイクのニュース / 2021年6月17日 15時0分

自分だけのオリジナルバイクにカスタムするとき、ホイール塗装も1つのオプションです。実はホイール塗装は特殊な資格や工具がなくてもDIYでホイール塗装作業は可能です。DIYのホイール塗装作業とはどんなものでしょうか。

■オリジナルカラーでホイールを塗装

 ホイールを好みの色に塗装して、自分だけのオリジナルバイクにしたいと思うライダーはいるのではないのでしょうか。実はホイールの色を変える作業は、特殊な資格や工具がなくてもDIYでホイール塗装作業は可能です。ホイール塗装作業とはどんなものでしょうか。

 先に手順を説明すると、今塗ってある塗料を剥がし、洗浄と研磨をして下地剤を塗り、その上から好みの塗料を塗るという作業です。とはいえ塗装作業は労力と時間が必要と思ってください。

 一般的に塗装は層になっており、バイクのモデルや価格帯によって塗料の塗り方は違います。しかし、おおよそ構造は似ており下から防錆塗装、下地塗料、カラー塗料の3層構造が基本です。

モデルによっては、何層にも塗装されている場合があります

 高価格帯のモデルではカラー塗料の上からクリアーカラーやパール入りクリアーなどを更に塗り、塗料劣化を防ぐクリアー塗料を塗っているモデルもあります。

 塗装作業をDIYでやるときはバイクからホイールを外し、ホイールからタイヤ、チューブ、エアバルブなどを取り外します。マスキングテープでタイヤやエアバルブをキレイに巻ける場合は、タイヤを外さなくても作業は可能です。そのときはホイールの全ての部分を塗らずに、タイヤやベアリングが接する部分の塗装を避けて作業をします。

 塗り方は人によって違うため、どれが正解とは言えません。ホイールのすべてを塗り直すのも1つの塗り方です。

 タイヤを取り外すか、マスキングが終わったあとに、今の塗装を剥がす塗料剥離剤をかけ塗装を浮かせます。少し時間をおくと塗料が浮いてきて簡単に剥がせるようになります。塗料が取れていない箇所がないように剥がし、サンドペーパーやスチールブラシでホイールを磨きましょう。

 塗装を剥がしたら次にパーツクリーナーやシリコンオフでホイールの脱脂をします。どちらでも脱脂はできますが、塗装作業のときはシリコンオフのほうが適しているとされます。

 下地剤を塗る準備のため、ホイールの脱脂と水分除去は入念にしてください。下地剤は直にホイールの金属面と接しているため、下地剤と金属面の間に水分や油膜が残っていると、そこから腐食がはじまったり、塗装面が浮いたりします。作業が完了したら下塗りの「プライマー(さび止め塗料)」を吹きかけます。

 次にサフェーサーを塗る段階です。サフェーサーはホイールに塗るカラー塗料の色を出しやすくする役割とホイールの細かなキズや僅かなオウトツを滑らかにしてくれます。塗るときは全体に上からムラなく塗ります。

 サフェーサーが完全に乾燥してから、カラー塗料を塗る段階です。塗料は種類が多くありアルミ用でなくても塗ることはできます。しかし、アルミと相性の良い塗料を選ぶほうが無難な選択と言えるでしょう。

 塗るときは1回の塗装で終わらせようとせず、数回に分けて塗装します。ムラが出ないように塗るには作業に馴れが必要です。最初のうちは厚塗りして塗料が垂れることがあるため、練習をしたほうがよいでしょう。

 厚く塗り過ぎなければ3回塗り、4回塗りをしても構いません。時間をかけて作業をしましょう。カラー塗料を塗れたら、ひとまず塗装作業は完了です。さらに塗料の劣化を防ぐクリアー塗装を上塗りするのもオプションの1つです。

■塗装にかかる費用の目安とは

 自分自身が全て手作業で塗装を行う場合、かかる費用は約2万円でお釣りがくるぐらいと言えます。しかし、あくまで目安です。正確に費用を出そうとするとどんな塗料、道具を使うかによって費用は変わります。最低限必要なものは塗料、塗料剥離剤、シリコンオフ、プライマー、スチールブラシ、サンドペーパー、マスキングテープです。

塗装前には、必要な道具を揃えましょう

 個別に目安の値段をあげると、塗料スプレー缶3~4本で5000円~6000円、塗料剥離剤が1000円前後、脱脂用のシリコンオフまたはパーツクリーナー1000円~2000円、プライマーが2000~3000円、サンドペーパー2000円、スチールブラシ1000円、マスキングテープ500円、とても高い塗料を買わなければ2万円でお釣りがくるでしょう。

 ただし、この金額は1回ですべてがうまくいった場合の話です。加えて仕上がりを良くしようと思ったら、研磨用工具や塗料吹き付けように工具が必要になります。

 前半ではホイール塗装を自分でやるときの手順を説明しました。塗装はコツと馴れが必要になる作業と言われます。最初の一回でうまくいく人はまずいないと言ってもよいでしょう。

ホイールの形が複雑な時は専門店にお願いしましょう

 ホイールの形が複雑であったり、腐食がひどかったり、スポークホイールのときは店に依頼したほうがお金はかかりますが時間と手間の節約になります。特に高級モデルのバイクや数年後に売却を考えているのであれば、依頼するほうが後のことを考えると合理的といえるかもしれません。店に塗装作業を依頼する場合は、前後ホイール2本の塗装費で1万円~2万ほど、そこに脱着作業を含めると3万円ほどが目安と言えます。

 塗料にパール入りクリアーやツヤ無しなど追加注文をすると金額が変わります。ご自身でバイクの前後ホイールとタイヤの脱着ができるときは、事前に外してホイールだけを店に持ち込むと塗装作業費だけになり金額は安くなります。出来上がりは依頼したほうがよいと言えます。加えて、自分で塗装すると売却査定でマイナスになる可能性もあります。

 ホイール塗装に限らず自分だけのカスタマイズバイクにするときは廃車にするまで乗るか、売却価格を全く気にしないつもりでカスタムをしたほうがよいと言えます。

※ ※ ※

 DIYでバイクのホイールを塗装できます。作業には馴れが必要ですが、特殊な工具や資格はいりません。しかし、キレイに仕上げをするにはそれなりの技術が必要です。

 自分だけのカスタムバイクにしたい。塗装する作業も楽しみたいときは自分で作業をして、キズや塗装のハガレなど補修作業のときは店に依頼するのが良いのではないでしょうか。

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