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ライディングに自信がないならゆっくり走ろう! トライアンフ「ボンネビルボバー」はライダーの成長を見守ってくれる大型モダンクラシック

バイクのニュース / 2021年6月20日 11時0分

英国のバイクブランド「TRIUMPH(トライアンフ)」のモダンクラシックモデル「Bonneville Bobber(ボンネビルボバー)」に試乗しました。

■イギリス製アメリカンカスタム・スタイル

 アメリカンカスタムのカテゴリのひとつである「ボバースタイル」といえば、レースでの速さを追求し、軽量化のために一切の無駄をそぎ落としたレース用マシンが発祥といわれていますが、そんなボバースタイルをトライアンフが手掛けたらどうなるのか。

 その答えともいえるモデル「Bonneville Bobber(ボンネビルボバー)」に試乗しました。

 私が持つトライアンフのイメージは、シンプルなカッコよさを得意とするメーカーで、一見あまり特徴のない王道スタイルのなかに、よく見ると細部まで作りこまれたこだわりが“ぎゅうぎゅう”に詰め込まれているという、“匠”的な印象です。そのため、無駄をそぎ落とすボバースタイルは、トライアンフの真骨頂といえるカテゴリかもしれません。

 バイクを走らせるために必要となる最低限のパーツをフレームに備え、低重心の塊感あるスタイルに仕上げられたボンネビルボバーでは、路面に平行に取り付けられた薄型のシングルシートがセンスの良さを際立てます。

 そして、ブラック系でまとめられた車体の左右を囲むように伸びた、2本出しのスラッシュカットマフラーのシルバーがクラシカルな雰囲気をさらに強調。懐かしくもどこか新しい、独特な存在感を醸し出すビジュアルを作りだすことに成功しています。

トライアンフ「ボンネビルボバー」最新モデル

 それは、ひとつひとつのパーツの造形にこだわることで生み出される、飾り気のない造形美。シンプルで特別感は一切ないにも関わらず、誰にも真似することのできない独特なデザインとなっているから不思議です。

「どの部分がそんなにカッコいいの?」と聞かれても具体的には答えられないけど「でも、なんかカッコいい絶妙なバランス感」、そんな唯一無二の存在が、ボンネビル・ボバーなのだと思います。

■どんな楽しみ方も受け入れてくれる懐の深さ

 ボンネビルボバーに跨ってみると、車高が低いだけあって足つき性は良好。取り回し時はどうしても、車体の重さを感じてしまいますが、走り出すと軽快で、そのギャップに驚くレベルです。

トライアンフ「ボンネビルボバー」と身長165㎝の筆者(先川知香)。車高が低いだけあって足つき性は良好です

 とはいっても、普段あまりこうしたスタイルのバイクに乗る機会がなかった私は、パイロンコース(日本自動車輸入組合の試乗会コース)の急なコーナーに悪戦苦闘。やはり、ニーグリップができない(やりにくい?)バイクの運転は、少し苦手です。

 驚くべき大回りをしたりと試行錯誤しながら、バイクと曲がり方を相談。少しずつ体の使い方を思い出していくという時間が必要だったのですが、ボンネビルボバーは自分のライディングがギクシャクしている間も「転倒するかも」という不安を一切感じさせることはなく、高い安定感を保ってくれました。

トライアンフ「ボンネビルボバー」を試乗する筆者(先川知香)

 バイクはライダーとマシン、両方の状態が良好でなければ上手く走らせることができない乗り物です。そのため、なかにはライディングスキルが伴っていないと乗りこなせないモデルも多くあり、免許を取ってすぐに憧れの大型バイクを買ったけど、転んでバイクが怖くなったという話をたまに聞くことがあります。そんな大型に憧れを持つバイク初心者にこそ乗って欲しいモデルが、ボンネビル・ボバーです。

 足つきがよく、ライディングスキルが伴っていなくても、ゆっくりと待っていてくれる1台。その一方で、流石1200 ccと思わせる加速感も持ち合わせているため、せっかく大型モデルを買ったのにというガッカリ感もありません。

 さらには、カスタムベースとしても最高と、どんな楽しみ方も受け入れてくれる懐の深さも持ち合わせています。

 ライダーの成長を見届けてくれるイギリス製アメリカン、トライアンフ「ボンネビルボバー」の価格(消費税10%込)は179万円からです。

■【動画】CHIKAちゃんねる

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