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2021 MotoGP第8戦ドイツGP ホンダのM・マルケスが今季初勝利 8大会連続で優勝を達成

バイクのニュース / 2021年6月21日 15時0分

2021 MotoGP第8戦ドイツGPの決勝レースが2021年6月20日にザクセンリンクで開催されました。今回のレースではホンダのM・マルケス選手が約1年半ぶりに優勝しました。

■M・マルケスが復帰後初の優勝

 2021 MotoGP第8戦ドイツGPの決勝レースが2021年6月20日にザクセンリンクで開催されました。

 ドイツGP決勝は予選でポールポジションを獲得したヨハン・ザルコ選手(プラマック・レーシング)、2番手のファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、3番手のアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が1列目スタート。

 2列目には、ジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)、ミゲール・オリベイラ選手(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が並びました。

 スタート直後の1コーナーでは3番手スタートのA・エスパルガロ選手がトップを奪い、2番手にはM・マルケス選手、3番手にはJ・ザルコ選手が続きます。

 オープニングラップの最終コーナーではM・マルケス選手がA・エスパルガロ選手をパスし、トップに浮上。

 M・マルケス選手は復帰以来、右腕の怪我に苦しんできましたが、左回りのサーキットであるザクセンリンクでは右腕に負担の掛かる右コーナーが3つしか無いため、その後もトップをキープし安定した速さを発揮します。

 レース中盤になると、2番手走行のM・オリベイラ選手がM・マルケス選手に約2秒差と猛追。その後方ではポイントリーダーのF・クアルタラロ選手がJ・ミラー選手を交わして3位に浮上します。

 レース終盤に入ってもM・マルケス選手はトップを死守し復帰後初、2019年シーズン最終戦バレンシアGP以来の優勝。2位にはM・オリベイラ選手、2位にはF・クアルタラロ選手が入賞しました。

 P第8戦ドイツGPを終え、表彰台を獲得した3選手は次のようにコメントしています。

■マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)

2021 MotoGP第8戦ドイツGPを制したマルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)

「今回は自分のキャリアの中で最も重要で、最もたいへんな瞬間でした。今日はすばらしいチャンスがあると分かっていました。フィニッシュラインを通過したときは、とにかく、その瞬間を楽しみました。チーム全体で達成しました。感動しました。非常に難しい状況を彼らのおかげで乗り越えることができました。ひとりでここまで来ることは不可能なことです。多くの人々の支えが必要でした。

 いいチーム、医療チーム、理学療法士、そしてホンダです。ホンダは僕を本当にリスペクトしてくれました。アルベルト・プーチ、エミリオ・アルサモラ、そして僕の家族は本当によく僕をサポートしてくれました。今はこの週末を楽しみたいです。ずっとガソリンスタンドを探していましたが、ようやく見つけて燃料を満タンにしたような気分です。
 
 僕はもちろんのこと、ホンダ、エンジニア、チームのモチベーションはさらに上がっています。この先どうなるのか楽しみです。4、5周目で雨粒が見えたとき、“これは僕のレースだ”と思いました。この瞬間からプッシュし始めました。そのあと雨が強くなってくると、さらにプッシュしました。それからはオリベイラとのレースになりました。彼は一生懸命プッシュしていて、とても速かったです。いろいろな思い出、この1年間の僕の生活が頭によぎりました。集中力をキープするのがたいへんでしたが、達成することができました。これからもまた達成していきます」。

■ミゲール・オリベイラ選手(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

2021 MotoGP第8戦ドイツGPで2位に入賞のミゲール・オリベイラ選手(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

「今日は、ちょっとしたいたちごっこでした。いくつかのセクターではマルクが速く、コースの最後の部分では僕が速かった。でも視覚的には でも視覚的には、何も得られていないように感じでした。

 興味深いレースでしたし、距離感のある戦いでした。ザクセンリンクでは、いつでも彼に2位を譲るつもりです。連続して表彰台を獲得できて嬉しいです。この調子で頑張っていきたいと思います。チームのみんな、そして応援してくれた家のみんなに感謝しています」。

■ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

2021 MotoGP第8戦ドイツGPで3位に入賞したファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

「表彰台に立つことができ、うれしいです。実際のところ、私にとっては金メダルのようなものです。今週はずっと苦戦してきたので、チームの誰もが覚悟していたことでした。ウォームアップはいいペースで走れていましたが、やはり優勝するには不十分でした。

 だからこそ、最後まで全力で戦って勝ち取ったこの表彰台が、私には金メダルと同じなのです。私はすべてを賭けて戦いました。それがここまで一緒に苦しんだチームのためにとても重要だったと思っています。

 今回は本当にタフな戦いでしたが、今は次のアッセンを楽しみにしています。好きなコースですし、マシンもよく走ってくれるはずです。金曜日が待ちきれません」。

※ ※ ※
 
 次戦、2021 MotoGP 第9戦オランダGP決勝は、6月27日にTT・サーキット・アッセンで開催予定です。

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