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美味しいアジフライを求めて走る旅 千葉県富津市『ニコニコドライブイン』は昭和の雰囲気が残るリーズナブルなお店

バイクのニュース / 2021年6月28日 11時0分

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。千葉県富津市の『ニコニコドライブイン』を訪れました。

■浦賀水道を渡って房総半島へ、フェリーに乗って旅気分も満喫

 美味しいアジフライを求めて、前回のレポートでは、江の島より「さらに西のアジフライを捜索して……」なんて書きましたが、筆者(増井貴光)は東に向かってしまいました……。

 三浦半島は横須賀市の久里浜港から東京湾フェリーに乗って、対岸の房総半島、富津市の金谷港へ。アクアラインを走れないホンダ「CT110」(原付2種)ですが、フェリーを使えば東京湾を一周走らなくても南房総へ渡れます。たった40分の船旅ですが、旅気分も盛り上がります。

 さらに今回は、旅の道連れも一緒です。フェリーが着いた金谷港で待っていていただいたのは、館山市在住のUさん。筆者の「CT110」に合わせて「クロスカブ」に乗って来てくれましたが、ホンダ「CB750F」にヤマハ「SRX600」、イタリア製の3気筒エンジンを搭載するラベルダ「RGS」などマニアックなバイクも所有しています。

 Uさんの案内でまず向かったのは、金谷港から「内房なぎさライン」(国道127号)を北上し、ご当地ラーメンで有名な竹岡にある「ニコニコドライブイン」です。お店の外観から昭和感満載。確か30年くらい前にも訪れたことがありましたが、その頃と何も変わっていない雰囲気です。

 店内も当時のまま、席につくとお通し的に一口サイズの冷奴が出てきました。筆者はお約束のアジフライを定食で、Uさんはラーメンを注文。ものの数分でラーメンが出てきました。スープの濃い竹岡式ラーメンです。ちなみにこのニコニコドライブインの場所は、竹岡式ラーメンの有名店「梅乃屋」と「鈴屋」の中間に位置します。この日は平日でしたが、11時頃にお店の前を通ると、どちらも行列ができてました。

小ぶりながら厚みのある、良い感じの色に揚がったアジフライが2枚。味噌汁50円に感激

 間髪入れずにアジフライも来ました! もしや黄金アジ? とお店のおばちゃんに尋ねると「ん? 真アジじゃないかな」とのこと。中サイズが2枚ですが、単品で420円とかなりリーズナブル。身は厚めで揚げ具合も良い感じ。一口食べると程よいサクサク感。身はジューシーというほどではないですが、脂が乗った濃いめの味がします。

 定食のご飯は、普通に頼んでもどんぶりサイズです。蓋の上にたくあんの小皿が載っているのは久しぶりに見ました。ご飯は200円、味噌汁が50円と、これまたリーズナブル。

外観も店内も昭和感満載の『ニコニコドライブイン』。駐車場はかなり広いので複数台のツーリングでも困らない

 アジフライはもちろん美味しかったのですが、付け合わせのポテトサラダが抜群に美味しく、追加注文したいくらいでした。

「房総でアジフライなら絶対にココ!」と、グルメな友人に勧められて来てみましたが、味もコスパも雰囲気も、申し分の無いお店でした。

 さて、アジフライを求めて走る旅、恒例のショートトリップです。内房なぎさラインを少し南に下り、「燈籠坂大師」の切通しトンネルへやってきました。明治から大正にかけて掘られたのはトンネルの上部で、昭和になってから掘り下げて今の形になったそうです。

「灯篭坂大師の切り通しトンネル」はお約束のツーリングスポット

 さらに東京湾フェリー金谷港乗り場の南にある金谷漁港で一休み。アジもここで揚がるそうです。港の後ろには鋸山、ロープウエイで上まで登ると東京湾が見渡せるビュースポットです。

 2台のカブはさらに南へ。アジフライを求めて走る旅は続きます。

■ニコニコドライブイン
所在地:千葉県富津市竹岡106
営業時間:9時から16時(水曜定休)
※営業時間、定休日は変更となる場合があります

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