『小野木里奈の○○○○○日和』は、通勤や買い物に打って付けの原二スクーター「Tersely S 125」に試乗します
バイクのニュース / 2021年7月5日 13時0分
『小野木里奈の○○○○○日和』は、充実した装備が印象に残る原付二種スクーターKYMCOの「Tersely S 125」に試乗します。
■通勤や買い物で活躍しそうな「Tersely S 125」に試乗
皆さんこんにちは!小野木里奈です。今日は大磯ロングビーチで開催された、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会にて、KYMCO「Tersely S 125」に試乗したので、ご紹介したいと思います。
第一印象は、色々な装備がされていて、「え!この見た目で125ccなの!?」という驚き。編集部さんから聞くまでは勝手に150ccクラスかな、と勘違いしてしまったほどです。ただ、私は今回乗っていないですが、別で150ccもあります。原付二種は高速道路には乗れませんが、このクラスは経済的にもとても嬉しいポイントがたくさんあるんですよね。数多くある125ccクラスのバイクの中で、私は毎日の通勤に是非おすすめしたいスクーターだと思います。それでは、レッツゴー!
このバイクを見た時、注目してしまうのはこの大型のフロントスクリーン。すごい縦長!こちらは着脱可能だそうです。正直言うと、個人的には大型スクリーンって見た目が格好良いかと言われたら、はいとは言いづらいです。でも、この大型スクリーンって本当に乗っていて、走行中の快適さをグンっと上げてしまうすごい子なんですよね。(笑)
顔まですっぽりと隠れるくらいの高さまであるスクリーンって素晴らしい
顔まですっぽりと隠れるくらいの高さまでスクリーンがあるので、雨や風が強い日は能力をさらに発揮します。それこそ、シールドがついていないヘルメットを被って走行した時は、顔へのストレスを減らしてくれるのを実感できます。それくらい大型スクリーンって素晴らしいんですから!(笑)
また、装備されているナックルガードが標準装備されているのも、顔だけでなく手への走行中の負担を減らそうとしてくれているというありがたさ。私の母もスクーターで通勤してまして、ナックルガードを自分で買って装着していました。母曰く、グローブをしていてもやっぱりあるのとないのじゃ全然違うみたいです。私は母と違って毎日乗るわけではないので、あるとありがたいのは寒い冬くらいかなぁと思っていたんですよ。でも、季節関係なく、毎日通勤していると少しずつ風の抵抗で握っている手は、日々疲れを感じてしまうのでしょうね。そういう意味でも、このナックルガードが純正でついているのは、お値段的にも嬉しい。
フルフェイスヘルメットも収納可能なラゲッジスペース
そして、Tersely S 125は見た目よりも予想以上の収納力。やっぱりまず気になるのはリアボックス。こちらも標準ではじめから装備されてます。しかも、このバイクはシート下にもフルフェイスヘルメットを1個入れられる収納の持ち主。ヘルメットをシート下に入れたとしても、まだリアボックス1個分の収納余裕があるというわけです。そして、なんとハンドル付近と、シート下にUSB充電ができるスポットがあります。2人乗りしていて、どちらが充電という取り合いがないですね。(笑) スマホを地図がわりにして使用していたら、すぐに電源がなくなってしまいますから、私が乗っていたら毎回充電している気がします。
「マットシルバークリスタル」に赤いシートが実に映えています
私が乗ったカラーは「マットシルバークリスタル」です。こちらは全体をマットシルバーとブラックで統一し、シートはワインレッドにすることで、シルバーに高級感をプラスしたデザインです。ダークなカラーですが、ワインレッドがあることで、女性が乗ってもシックな印象です。元からある装備がたくさんある一方で、シートの色以外は全体的にシンプルなイメージがしました。
790mmのシート高は、両足が少しつま先立ちになる感じです
それでは、恒例の足つきチェックでございます。Tersely S 125のシート高は790mmと、私(=身長160cm)と、両足では少しつま先立ちになるかなという感じです。ただ、車両重量が130kgと、取り回ししやすい重さ。身長が低めのライダーさんには、この押し歩きを1人でやるのに苦しくない重さは嬉しい。色々買い物して収納することも考えたら、できるだけ車体は重くない方が良いですもんね。
足を乗せる場所が少し気になりますが、走行には支障ありません
さて、ではいよいよ走行です。エンジンをかけると、音は比較的優しめな音。液晶もアイコンの並びや表示方法もシンプルで、あえて特徴を出したデザインでないので、初めて乗った私も何となく理解しやすいかったです。ちょっと気になったのが足を置くステップの位置なのですが、「少し足を置くスペースが狭いかな?」と感じます。よく足回りのフックに荷物をかけている方を見ますが、それをTersely S 125でやるのは少々窮屈かなと思います。でも特にそういった使い方をしなければフラットなので運転姿勢が窮屈というわけでなく、楽な姿勢で乗ることができました。
上記にもあるように、ここで乗ってみて大型のシールドが気になる方は外すこともできるそうなので、それはそれで各ライダーに合った乗り方ができるのも良いなぁと思いました。
急にスピードが出ることもないのでコーナリングも不安なく行えます
加速はスピードが、ギュンっと出るわけでなく、とても優しい乗り味。スピードを出したい方には物足りないかもしれませんが、そもそも安全運転を考えたらこれくらいが不安がなく、心にも余裕が持てます。実際にもし毎日の通勤でTersely S 125を乗るとしたら、何かで焦って運転をした時、急なスピードが出過ぎないこういうバイクの方がライダーにとっては向いていると思います。バイクは事故に合えば、車よりも断然ひどい結果になりやすいですからね。毎日慣れてスピードを出しすぎる運転をするくらいなら、滑らかに走ってくれるバイクが丁度良いと思います。
これだけの収納力やライダーの運転中のストレスを軽減してくれる標準だけど装備性の高さ、そして緩やかな加速、このような機能性の高さは毎日バイクで通勤する方にはうってつけなのではないでしょうか。
私は個人的に、母にも「ぴったりのこんなバイクがあるよ」と教えてあげたくなりました。通勤使いのためのバイクをお探しの皆さん、こちらのKYMCO「Tersely S 125」はいかがですか?
原付二種スクーターKYMCO「Tersely S 125」の価格は、28万6000円です。
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