美味しいアジフライを求めて走る旅 豊洲市場『とんかつ八千代』 東京五輪2020開幕直前で周辺道路はガラガラだった
バイクのニュース / 2021年7月26日 11時0分
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。豊洲市場の『とんかつ八千代』を訪れました。
■3密避けてバイクで往く、とんかつ屋の絶品アジフライ定食!
東京五輪2020開幕直前、美味しいアジフライを求めて豊洲市場までひとっ走り。既に交通規制があちらこちらで始まり、渋滞している箇所も多数。しかし豊洲市場周辺はガラガラでした。気温30度超の渋滞で筆者(増井貴光)のバイク(ハーレーのロードグライド)はオーバーヒート寸前でしたが、どうにか辿り着くことができました。豊洲市場にバイクは停められないので近隣の駐輪場から歩きます。
豊洲市場は、東京都中央卸売市場築地市場が2018年に移転した新しい市場です。江戸時代に始まった東京の市場は明治時代に入り千住、新橋、日本橋、芝金杉の4箇所に統合されされました。
とくに大きかったのが江戸期から魚河岸として栄えた日本橋でしたが、大正12年の関東大震災で甚大な被害を受け、300年の歴史を閉じました。その後、芝浦の仮設市場を経て東京市の市設魚市場として築地に移転。昭和10年(1935年)には東京都中央卸売市場として正式に築地市場が開設されました。
第二次世界大戦や高度経済成長期など、激動の時代を経て平成30年(2018年)に閉場され、近代的な設備の豊洲市場に移転したのです。
さて、豊洲市場の敷地はかなり広く、いくつかの建物に分かれています。一般の人が入れて食事ができるのは、水産仲卸売場棟3Fと管理施設棟3F、青果棟1Fの3箇所です。今回は管理施設棟に向かいます。
どの棟も飲食店は寿司屋が多いのですが、目的のお店は海鮮ではなく、とんかつ屋です。テレビなどでも紹介された「とんかつ八千代」に入りました。
人気メニューのチャーシューエッグは曜日限定。アジフライとのセットメニューもある
「とんかつ八千代」は築地市場開設当初から続く老舗で、筆者はかつて一度だけ築地のお店を訪ねたことがありますが、昔過ぎて何を食べたのか覚えていません(汗)。テレビやネットでも多く紹介されている、アジフライが美味しいことは確かです。
また、もうひとつの名物が「チャーシューエッグ」です。心に決めていたメニューは「チャーシューエッグ・プラス・アジ」という定食だったのですが、壁に貼られたメニューには無常にも「火、木、土限定」と書かれていました。この日は金曜日だったのです……リサーチ不足でした。
気を取り直して店内の壁に貼られたメニューを見回します。アジフライ定食以外に「アジ・ホタテ」や「アジ・穴子」、さらに今が旬のハモを組み合わせた定食もあります。盛り合わせで全部盛りみたいなメニューもありますが、ここはアジフライ一択です。
アジフライ定食は大ぶりのアジが2枚にご飯と味噌汁、お新香と一般的。ご飯の盛りは並。自家製タルタルソースがまた美味しい。キャベツが多めなのはとんかつ屋ならでは?
待つこと数分、やってきましたアジフライ定食! 大ぶりのアジ2尾がキャベツに乗っています。アジの上に盛られたタルタルも良い感じです。
まずは何もかけずに一口頂きます。サクっという音が脳内に響き、さぁアジの身がくるぞ、と噛み締めたところでビックリ。こんなにふわふわで柔らかいアジは生まれて初めてです。口の中で溶けてしまいそうな感覚です。
とんかつ屋さんならではの衣のサクサク感と、宙に浮いてしまいそうに柔らかいアジのハーモニー。ソースはとんかつソースとウスターソースが選べますが、筆者的にこの衣に合うのはとんかつソースです。そしてタルタルソースも絶品、あっという間に完食してしまいましたが、100年近い歴史を感じられるアジフライ定食でした。
お店を出て管理棟の奥まで行くと、卸売市場棟につながる通路がありますが、コロナ対策で市場の見学はできなくなっていました。せっかく来たので水産仲卸売場棟の飲食店街にも行ってみました。こちらも寿司屋や海鮮丼のお店が多いものの、とんかつ屋と洋食屋もあり、どちらのお店のメニューにもアジフライがありました。
築地では歴史を感じる雰囲気のある店だった「とんかつ八千代」だが、豊洲へ移転して綺麗なお店に。もちろん味は変わらない
「チャーシューエッグ」リベンジも兼ねて、再訪することを誓って市場を後にする筆者でした。
■とんかつ八千代
所在地:東京都江東区豊洲6丁目6-17街区 管理施設棟3階
営業時間:7時から13時30分
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
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