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他を寄せ付けない圧倒的な強さをみせたトニー・ボウ選手が優勝

バイクのニュース / 2021年8月31日 7時0分

トライアル世界選手権第4戦フランスGPは、王者トニー・ボウ選手がライバルたちを寄せ付けない圧倒的な強さで今シーズン4勝目!

■トニー・ボウ選手、今シーズン4勝目

 トライアル世界選手権第4戦フランスGPは、フランスのカオールで開催されました。Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手は、ライバルたちに圧倒的な強さをみせ優勝、チャンピオンシップに於いてもリードを広げています。チームメイトの藤波貴久選手は、後半挽回し5位に入っています。

 フランスGP第4戦は、第2戦のシャレードに続いて今シーズン2回目の1日制の大会です。競技数でいえば今回が6戦目ということになります。用意されたセクションは人工的なものが多く、一部のセクションはインドアトライアルに似ています。多くのセクションは平らな敷地に岩を持ち込み設定されていました。

 どんな状況でも王者トニー・ボウ選手は、圧倒的な強さを発揮し、序盤こそ細かい減点でトップ争いを演出したのですが、やがてライバルの失敗を尻目にクリーンを連発、2ラップを通じての減点は、スタート直後の3点のみという、すばらしいスコアをマークして勝利。2ラップ目は、全く減点のないオールクリーンでトライアルを終了しました。

 前回トニー・ボウ選手を苦しめたTRRSのアダム・ラガ選手の減点は、トニー・ボウ選手に10点差。このように小さな減点による神経戦では、大差といえます。ランキングはもちろんトップですが、そのリードを11点に広げています。残るトライアルGPは3戦です。

藤波貴久選手は、5位でフランスGPを終えた

 藤波貴久選手は、1ラップ目に大苦戦。ミスが多く、お世辞にもよいスタートとはいえませんでしたが、2ラップ目に猛烈な追い上げをみせました。第1セクションでこそ5点となりましたが、その後は5点がひとつもなく2ラップ目を終え、4位と同点のスコアでゴールしました。現在の規則では同点の場合にはレースタイムの少ない方が上位となるため、33秒遅くゴールした藤波貴久選手は5位となっています。

■Repsol Honda Teamトニー・ボウ選手(優勝)

Repsol Honda Teamトニー・ボウ選手

 この週末の戦いに、本当に満足です。失敗が許されない神経戦になると予想していましたが、その通りの戦いでした。最も攻略が難しかったのは第1セクションでした。ここを他のライダーとは違うラインでトライして、非常にうまく走ることができました。それが自信にもつながり、以後の展開にもよいアクションとなりました。こういった判断をしたことにとても満足していますし、その決断を支えてくれたチームに感謝です。

 アンドラで発生した問題は、チームが昼夜なく仕事をして解消してくれたので、今回は完ぺきな体制で戦うことができました。今回の勝利は、チームのみんな、誰にとってもすばらしい勝利です。よいバイクをセットアップすること、それがまず重要なのです。

■Repsol Honda Team藤波貴久選手(5位)

Repsol Honda Team藤波貴久選手

 1ラップ目はかなりひどい状況でした。マシンにも問題がありましたが、メカニックが修復してくれて、2ラップ目にはよい状態に戻りました。セクションを走るほどに気分も高揚して、自分を取り戻すことができました。1ラップ目終盤は最下位争いでしたが、そこからポジションを取り戻し、4位とタイ、30秒遅れの5位となるところまで迫ることができました。大事なのは、2ラップ目に取り戻せたということです。今日を、そしてこの1週間を、すばらしい仕事で支えてくれたチームに感謝です。

※※※

 トライアルGP第5戦は、スペインのポブラドゥラ・デ・ラス・レゲラスで9月11・12日の2日間にわたって開催されます。

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