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磐越道「五百川PA」で食す喜多方らーめんの幸福感たるや! バイクで行く高速道路グルメ

バイクのニュース / 2021年9月8日 11時0分

高速道路を利用したツーリング途中、休憩で立ち寄ったパーキングエリア(PA)でその土地ならではの味を楽しめるのは嬉しいものです。磐越道「五百川PA」で喜多方らーめんを頂きました。

■高速道路で食べる喜多方らーめん、地方ならではのPA飯が嬉しい!

 福島県郡山市熱海町の「磐梯熱海温泉」には「萩姫伝説」なる言い伝えが残っています。この辺りは風光明媚な土地で知られ、多くのツーリングライダーも訪れます。そんな「萩姫伝説」が残るこの地に、磐越自動車道「五百川PA」があります。

「萩姫伝説」は、いまから800年ほど前のこと、京都で不治の病に冒されていた美しい萩姫が、不動明王より「東北の五百本目の川岸にある霊泉に浸かれば病が全快する」というお告げを受けて「磐梯熱海温泉」にたどり着き、湧き出るお湯で病が完治したというお話です。それ以来、美人の湯として知られ、また「五百川」の名称の由来になったそうです。

 さて、高速道路を移動中にふと立ち寄った「五百川PA」には、同じく福島県は喜多方市発祥のご当地らーめん「喜多方らーめん」があり、迷わずチョイス。注文したのは「喜多方醤油らーめんミニ牛丼セット」(880円)です。

 とくに変わったメニューではありませんが、何と言っても「喜多方らーめん」です。普段、都心で食べることの多いコッテリ系の味とは違い、スッキリした醤油味の喜多方らーめんは、たまに食べると新鮮です。

 出来上がってきたのは昔ながらのシンプルな見た目。丼の底が見えるほど透明感のあるスープに縮れ麺、具材はチャーシュー、海苔、ナルト、ネギのみ。じつに食べやすく、箸が進みます。しかしあらためて、あっさりしたスープだからこそ食べ応えや噛み応えのある縮れ麺が有効であり、またスープも麺に絡みやすいのだと感じました。ミニ牛丼の方は、少し甘めの味付けです。タレが染みたご飯が美味しさを増しています。

2輪専用の駐車スペースも確保されている。PAらしくコンパクトなもの

 ここには喜多方らーめんだけでなく、「会津牛乳屋 ミルク味噌らーめん」なる変わり種(?)もありました。ほかにも、ご飯のお代わりと大盛り無料の各種定食、PA飯では定番のどんぶり、カレー、そば、うどんも揃っています。

 大きなSA(サービスエリア)とは違うコンパクトなPA(パーキングエリア)では、PAならではの食事がいただけることもあり、トラックドライバーや旅好きのライダー、ドライバーの中には、あえてPAを利用する人もいるようです。東北方面を走る際は「五百川PA」に寄ってみてはいかがでしょうか。

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