『高梨はづきのきおくきろく。』“初心”をテーマに、あのバイクに試乗します！

バイクのニュース / 2021年9月8日 13時0分

新連載『高梨はづきのきおくきろく。』いよいよスタートです。最初のテーマは"初心"。バイクの免許を取得する際に教習所で乗ったあのバイクに試乗します。

■"初心"をテーマにあのバイクに試乗します

　バイクのニュース読者の皆さんこんにちは、高梨はづきです！

　バイクのアレコレを学んでいくために、毎回わたし自身が企画を提案して取材を行うこのコラム！今回は”初心”をテーマに、とあるバイクに試乗させてもらったよ！

　記念すべき第一弾ということで、そのバイクは…“CB400 SUPER FOUR(以降：CB400SF)”！自動二輪免許、通称“中免”の教習バイクとして有名だよね。

　私が教習所に通っていた当時、教習で使わせてもらっていたバイクがこのCB400SFだったんだけど、今も全国的に使われてるのかな？ “クセがなく”誰でも扱いやすいというのが教習車として選ばれた理由だっていうけど、バイクに触れることさえ初体験だった当時の私にはその優等生ぶりがまったく理解できていなかったなぁ。

　でも、仕事でもプライベートでもいろんなバイクに触れる機会がある今の私なら、このCB400SFがどれだけ優しくてジェントルなバイクなのかすっごく理解できちゃう！

びっくりするほど取り回しも楽なCB400SFは、教習車に選ばれる理由にも納得です

　私みたいな女の子でも、とにかくびっくりするくらい楽々に取り回しが出来てしまう所とかね。250ccクラスのバイクと比べるとズッシリしているけど、その重量が走行時の安定感を演出してるみたい。だから、教習車に選ばれてるんだよね。だって、入り口は「私でも乗りこなせるんだ！」って思わせられるくらいな方が、いいに決まってるもん。教習用のCB400SFは特別仕様車として装備が色々付いてはいるけど、公道で見かけるCB400SFはとってもシンプルだから、そのギャップがまたいいよね。

　さて、私がバイクの免許を取ろうと思っていた時の話。最初のバイクは何にしよう？ってぼんやり考えていたの。バイクの知識は皆無で、車種もメーカーの名前なんて当然まったく知らなくて、漠然となんかかっこいいバイク乗れたらいいなーくらい。教習所にフラフラ～と入校の説明を聞きに行って車校内に停められてるバイクを目にした時、ハッ！としたのを覚えてる。

　これ教習車かな？→タンクにホンダって書いてある→かっこいー！→買うならホンダにしよう！って感じ。案内してくれたお姉さんだったか教官だったか忘れちゃったけど、バイクの説明をしてもらったときに初めて知ったバイクの名前が、ホンダのCB400 SUPER FOURだった。

初めて所有したバイクは、ホンダの「HAWK II CB400T」でした

　少し話は脱線するけど、その後免許を無事取得した私がバイク屋巡りをして選んだ初めての所有バイクがCB400Tだったの。懐かしい！そういえばCB400Tもその昔教習車だったって噂を聞いたことがあるんだけど、その話が本当だとしたらCB400SFといい、やはり教習車に選ばれるバイクはすごいんだなぁ。

■CB400SFはダントツの乗りやすさが際立つ

　中免の教習以来、久しぶりに乗ったCB400SFの何にびっくりしたかって、アクセルを開けた時の軽さと音。初めてバイクを走らせたあのときの印象とはまるで違って、とっても軽やかに回るエンジン。当時はそんな余裕がなかったからとは思うけど、これまで私自身色んなバイクに乗ってきた中でもやっぱりダントツで乗りやすいバイクだった。

CB400SFの軽やかに回るエンジンとロングセラーモデルならではの熟成されたハンドリングは、安心感と安定感抜群です

　ギヤチェンジはもちろん、エンジンブレーキを効かせた停車までの操作が滑らかすぎてとっても平和…。乗車姿勢も自然といいポジションに導いてくれるし、視界も高くて気持ちが良い。車体の重さも、バイクに乗ってる感をしっかり味わせてくれる重量感。その分取り回しも安定しながらサクッと回れる。改めてCB400SFって、こんなにも非の打ちどころのない素晴らしいバイクだったのかぁ…と感心するばかり。

女子の平均身長くらいの私でも足付きは問題ありません