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バイクで往く城跡巡り いざ、房総を代表する「大多喜城」へ!

バイクのニュース / 2021年9月12日 11時0分

時代ごとに城主が変わりつつも、その威容には当時訪れたスペイン人も驚かされたという「大多喜城」の城跡を巡るため、スーパーカブで千葉県夷隅郡大多喜町へ向かいました。

■城下町の雰囲気にも、やはりスーパーカブはよく似合う

 千葉県夷隅郡大多喜町にある「大多喜城」は、現在は「千葉県立中央博物館(大多喜城分館)」として、「房総の城と城下町」をテーマに武器や武具、衣装などを展示しています。この辺り一帯をGoogleマップで確認するとかなり大規模な城下町であったことが分かりますが、実際にバイクで訪れると、たっぷりと歴史に浸ることのできるエリアでした。

 まず最初に訪れたのが「大多喜城 根古屋城跡」です。民家に隣接された高台に石碑が置かれているだけですが、その名の通り城主やそこに仕える人たちの屋敷として機能していたところでしょうか。山城好きにとっては、観光客が多く訪れることのない、当時の面影を想像させてくれるような場所に興味を惹かれてしまいます。

 続いてローカル線「いすみ鉄道」の「大多喜駅」に向かうと、街並みに古い建物が残り、一帯が木造建築で統一されていたり、大きな案内板や大手門があり、雰囲気が俄然城下町らしくなってきます。この辺りは「房総の小江戸」と呼ばれており「ちば文化的景観」として親しまれています。

「オートバイは無料(車は30分無料)」という駐車場にバイクを停め、天守閣を模した博物館を見学しに行きました。その道中には空堀(敵の侵入を防御する水無しの堀)が残されています。また本丸跡に立つ博物館の周囲には土塁も残されています。土塁は堀った土を盛り、高い段差を意図的に作ることで城内を見えにくくする設備です。また明治3年に完成した水道跡も残されていたりと、博物館以外にも楽しめる遺構が多数残っています。

本丸跡には4階建ての博物館があり、貴重な資料を見学することができる

 4階建ての博物館では、城下町のジオラマや刀剣、鎧、古文書などが数多く展示されており、見飽きませんでした。また、近世に城主となった本多忠勝は徳川家康に仕えた猛将(徳川四天王)として名高く、トレードマークの漆黒の鹿角兜、金の大数珠、槍の蜻蛉切(とんぼきり)などで有名です。街並みから少し離れた、夷隅川にかかる行徳橋に本多忠勝像が建っていますので、こちらも立ち寄ってみると良いかもしれません。

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