ドイツに開発拠点を置く自転車メーカー「メリダ」 軽量オールラウンダー「スクルトゥーラ」を発表
バイクのニュース / 2021年9月13日 15時0分
ドイツに開発拠点を置く自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」は、新型の軽量ロードレースバイク「SCULTURA(スクルトゥーラ)」を発表しました。
■シマノ最新コンポーネンツと同時発表の新型ロードレースバイク
自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」は、台湾で「GIANT(ジャイアント)」に並ぶ非常に規模の大きな企業です。メジャーブランドのOEM生産も手がけ、レーシングチームもサポートしており、ワールドツアーランキング上位のプロサイクリングチームのバーレーン・ヴィクトリアス(日本人選手の新城幸也選手も所属)にバイクを供給しています。
そのメリダが、自転車部品の巨大メーカー「シマノ」が新型のドライブトレイン「DURA-ACE(デュラエース)」9200系の発表(9月1日)と同時に、プロユースモデルのロードレースバイク「SCULTURA(スクルトゥーラ)」を発表しました。プロチームも新型の自転車に乗り換えてレースを走っています。
この「スクルトゥーラ」の特徴は、まずロードバイクには属性があり、平地向きやヒルクライム(山岳)向き、あるいは両方を兼ね備えるマルチなオールラウンダーと、選手の能力に合わせて自転車を選びます。先代までの「スクルトゥーラ」は山岳向けの軽量バイクでしたが、新型(2022年型で5代目)では軽量化と空気抵抗の低減、そして快適性の向上と、全ての性能において高い次元で兼ね備えています。
先代モデルと比べて4%以上の軽量化を実現し、フレームの重量はわずか822g、フロントフォークは389g(いずれもMサイズ)と、外観からは想像できないくらい軽量なもの。さらにケーブル類を完全にフレームに内蔵した一体化コックピット、ヘッドチューブとフォークの形状変更、そしてシートステーの取り付け位置を下げるなどの改良により空力性能を大幅に高め、時速45km/h走行時の空気抵抗を10Wほど削減、パワーセーブに成功しています。
ディスクブレーキキャリパーにはアルミ製の冷却フィンによって熱を放出するディスククーラーまで装備する
また、最大30mm幅のタイヤを装着することが可能なタイヤクリアランス、しなりを生み出すシートポストデザインとなり、快適性がアップしています。
この第5世代目となるロングセラーモデルはもちろん市販されており、一般ユーザーも乗ることが出来ます。気になる価格や発売時期などは後日発表される予定です。
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