2021 MotoGP第13戦アラゴンGPドゥカティのバニャイアが初優勝 ホンダのマルケス今季二度目の表彰台
バイクのニュース / 2021年9月13日 17時0分
2021 MotoG第13戦アラゴンGPの決勝レースが9月12日にモーターランド・アラゴンで開催されました。今回のレースではフランセスコ・バニャイアファビオ選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利し、今季初優勝を記録しました。
■24歳の若手ライダーが初優勝
2021 MotoG第13戦アラゴンGPの決勝レースが9月12日にモーターランド・アラゴンで開催されました。
今回のレースでは今季初のポールポジション獲得のフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1列目スタート。
2列目にはマルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)、ホルヘ・マルティン選手(プラマック・レーシング)、アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が並びました。
スタート直後の1コーナーではF・バニャイア選手がトップをキープ。2番手にM・マルケス選手、3番目にJ・ミラー選手が続きます。
レース中盤10周目に入るとF・バニャイア選手とM・マルケス選手が抜け出しレースを牽引。終盤まで距離を保ちながらトップ争いを演じます。
残り5周に入ると、M・マルケス選手が仕掛けますが、F・バニャイア選手がトップを死守。最終ラップにはM・マルケス選手がオーバーランし、F・バニャイア選手が逃げ切り最高峰クラスで初優勝を飾りました。
なお、3位には7番スタートのジョアン・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)が入賞しています。
今回のレースを終え、表彰台を獲得した3選手は次のようにコメントしています。
■フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)
フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)
「今日の勝利は本当に信じられないものでした。自分たちが強いことはわかっていましたが、マルク・マルケス選手がこのコースで特に速いこともわかっていました。トップに立ったとき、彼が後ろにいることがわかっていたので、すぐにプッシュしようとしました。
最後の4周は大変で、彼にどんどん抜かれてしまい、レースが終わるのを待つことができませんでした。最終的にはやってのけましたが、何とも言えない感動があります。今日の勝利は、当たり前のことではありません。2019年から今までモーターランド・アラゴンではポイント圏内でレースを終えることができなかったので、たくさんの疑問を持ってここに来ました。その代わり、今年はFP1からすべてが完璧でした」。
■マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)
マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)
「レースではずっと全力でプッシュし、最後の3周は本当にすべてのことにトライしました。このようにがんばりすぎるとミスをすることがあります。転倒して結果を残せないこともあります。それでも僕はトライします。観ているひとたちみんなが本当に楽しんでくれたと思います。
今日はとても難しいレースになることは分かっていました。ドゥカティはブレーキングがとても深く、そして加速がとてもいい上に、今日はペッコ(F・バニャイア選手/ドゥカティ)が完ぺきなライディングをしていたのでたいへんな戦いでした。彼とはすばらしいバトルができました。とても楽しかったです。
過去2戦連続で転倒していたのですべてを出し切って戦うのは簡単ではありませんでした。最終ラップの1コーナーと5コーナーではうまく減速できませんでした。最後のチャンスは12コーナーでしたが、路面の汚い部分に乗ってしまったときにはらんでしまい、彼に勝つのは不可能だとわかりました。でも、バトルができたし、レースペースは速かったので満足しています。また、今回のレースが僕とHRC、そしてピットのみんなのモチベーションにつながりました。一生懸命取り組んでくれたみんなに感謝しています 」。
■ジョアン・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)
ジョアン・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)
「表彰台に上ったものの、思ったような速さを出せなかったので、少しがっかりしています。でも、重要なのは、安定した走りができたことと、バイクに乗っていて気持ちが良かったことです。
チームと僕が懸命に努力した結果、3位になれたことは良かったと思いますが、もっと優勝を狙えるようなペースで走りたかったです。路面は非常に暑く、最適なグリップとフィーリングを得るのは難しい状況でしたが、私は戦い続け、この表彰台でポジティブな気持ちになり、いくつかの良いポイントを得ることができました。残りのレースでは、さらに上を目指して頑張ります。タイトルのことは考えていません。ただ、すべてのレースで最高の結果を出したいと思っています」。
※ ※ ※
次戦、2021MotoGP第14戦サンマリノGP 決勝レースは9月19日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催予定です。
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