2021 MotoGP第14戦サンマリノGPドゥカティのバニャイアがアラゴンGPに続き優勝
バイクのニュース / 2021年9月20日 17時0分
2021 MotoGP第14戦サンマリノGPの決勝レースが9月19日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。今回のレースでは前戦に続きフランセスコ・バニャイアファビオ選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利し、今季2勝目を記録しました。
■勢いに乗る若手ライダーが今季2勝目
2021 MotoGP第14戦サンマリノGPの決勝レースが9月19日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されました。
今回のレースでは、第13戦アラゴンGPと同じくポールポジション獲得のフランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジャック・ミラー選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が1列目スタート。
2列目にはホルヘ・マルティン選手(プラマック・レーシング)、ヨハン・ザルコ選手(プラマック・レーシング)、ポル・エスパルガロ 選手(レプソル・ホンダ・チーム)が並びます。
スタート直後の1コーナーでは、ポールスタートのF・バニャイア選手がトップをキープ。2番手にはJ・ミラー選手、F・クアルタラロ選手が続きます。
序盤は3人のライダーとJ・マルティン選手がトップチームを形成しますが、2周目にマルティン選手が転倒。
その後方ではアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)、ルーキーのエネア・バスティアニーニ選手(アビンティア・エスポンソラーマ)が熾烈な4番手争いを繰り広げます。
レース中盤14周目に入ると、F・バニャイア選手がトップをキープ、F・クアルタラロ選手がJ・ミラー選手を交わし2番手に浮上しました。
残り9周、18周目に入るとE・バスティアニーニ選手がJ・ミラー選手を交わし3位に。
また、残り5周になるとF・バニャイア選手とF・クアルタラロ選手の差は約1秒ほどになり、その後もジリジリと差を詰めます。
最終ラップになると2人のライダーの差は約0.2秒まで縮まりますが、F・バニャイア選手がF・クアルタラロ選手の猛追を振り切り今季2勝目。3位にはE・バスティアニーニ選手が入賞し、今季初の表彰台を獲得しました。
今回のレースを終え、表彰台を獲得した3選手は次のようにコメントしています。
■フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)
フランセスコ・バニャイア選手(ドゥカティ・レノボ・チーム)
「今回も完璧な週末でしたが、簡単なレースではありませんでした。終盤、クァルタラロ選手がとても強かったですが、僕はできる限り安定した走りを心がけました。
また、自分のホームコースで、多くのファンや僕を愛してくれる人たちの前で優勝できたことは、さらに特別なことです。これからは、あまり喜んでいる暇はありません。火曜と水曜には2日間のテストがありますが、今はこの成功を楽しみたいと思います」。
■ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
ファビオ・クアルタラロ選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
「最終ラップでバニャイア選手をパスしようと考えていたのですが、今日は彼の走りが素晴らし過ぎました。私も全力を尽くしましたが、どうしても届きませんでした。正直なところ、レース中はチャンピオンシップのことはほとんど忘れていました。そして何度もフロントを滑らせそうになり、すべてを失ってしまうかもしれない状況でしたが、最終的には20ポイントを獲得することができ本当に良かったと思います。今は、明後日のテストが楽しみです。いくつか試してみたいことがあるのです。
残り4戦となりましたが、現時点でほぼ2レース分のアドバンテージを確保しています。それだけにレース後の今、ドライ・コンディションが最後まで続いてくれたことを、とてもありがたく感じています。昨年はチャンピオンシップのことを考えすぎてしまい、それが私のウイーク・ポイントとなりました。でも今日はまったく反対で、あまり考えないまま限界まで攻めることができました。レース後に父が、まるでチャンピオンのような走りだったと言ってくれて、うれしく思いました。今日はペースが素晴らしく、あとわずかと迫ることができたので、2回目のミサノもエンジョイできるよう、また全力でトライします」
■エネア・バスティアニーニ選手(アビンティア・エスポンソラーマ)
エネア・バスティアニーニ選手(アビンティア・エスポンソラーマ
「予想外の結果でしたが、今朝から、簡単に良いラップタイムが出せることを確認していたので、可能性はあると思っていました。マシンのセットアップもうまくいって、楽しむことができました。
レース中盤はとてもいいフィーリングで、ミラー選手を抜いたあとも自分のペースをキープできました。前方にクアルタラロ選手とバニャイア選手がいることはわかっていたので、彼らを攻めたいと思ったのですが、すでにかなり限界に達していました。3位という結果にはとても満足していますし、ミサノで表彰台を獲得できたことは素晴らしいことです」。
※ ※ ※
次戦、2021MotoGP第15戦アメリカズGP 決勝レースは10月3日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催予定です。
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