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【MotoGP第15戦アメリカズGP】中上貴晶選手は6番手走行中の転倒から復帰、17位でフィニッシュ

バイクのニュース / 2021年10月7日 17時0分

2021年10月3日、MotoGP第15戦アメリカズGPの決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれました。日本人ライダーとして唯一、MotoGPクラスに参戦する中上貴晶選手(ホンダ)は、序盤に転倒を喫したのちレースに復帰し、17位でした。

■ペースが良かっただけに悔しい転倒、全体的に見れば上向き

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行なわれるアメリカズGPは、2020年に新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったために2年ぶりの開催となりました。

 このサーキットは以前より路面のバンプ(起伏)が問題として挙げられており、今大会の金曜日のフリー走行(練習走行)を終えて多くのライダーがその問題を指摘。金曜日に行なわれたセーフティ・コミッションでは、ライダーから一部路面の改修が求められたということです。

 そのアメリカズGPで、中上選手は予選で2列目5番グリッドを獲得。第9戦オランダGP以来となる2列目から決勝レースを迎えました。

 スタートでややポジションを落としたものの、2周目には6番手に浮上。しかし2周目の12コーナーで転倒。バイクを起こしてレースに復帰しましたが、後方でのレースとなり、17位という結果に終わりました。

 転倒の原因は、12コーナーのバンプでした。中上選手は次のように振り返ります。

「スタート後はとても感じが良かったんです。ブレーキングでかなりの自信がありました。(ジョアン・)ミル(スズキ)をかわし、そのあと(フランセスコ・)バニャイア(ドゥカティ)を追っていました」

スタート後に7番手に後退するも、6番手にポジションを上げて追い上げ態勢に入るところでの転倒だった

「12コーナーではいつもより少し進入速度が速かったのですが、それよりもコーナリング中にバンプに乗ってしまい、フロントタイヤのグリップを失ってしまいました。ペースがかなり良かったので、今日は表彰台を狙えたと思います。初表彰台のチャンスを逃してしまい、とても残念です」と、中上選手はレース後の取材の中で語っています。

決勝レースは2列目5番グリッドからスタート。表彰台をねらえる位置だったのだが……

 ペースが良かっただけに、悔やまれる転倒となりました。ただ、ここ数戦の苦戦を考えれば、転倒を除いたレースウイーク全体としては中上選手の調子は上向きだったように見えます。次戦以降の戦いに期待したいところです。

 また、2021年シーズンは終盤戦を迎えており、残りは3戦となりました。アメリカズGPではチャンピオンシップでランキングトップにつけるファビオ・クアルタラロ選手(ヤマハ)が2位を獲得し、ランキング2番手のバニャイア選手に対しポイント差を52に広げ、チャンピオン獲得の可能性を引き寄せました。2021年シーズンのチャンピオン争いにも注目です。

アメリカズGPで表彰台を獲得したマルク・マルケス選手(ホンダ/中央)、クアルタラロ選手(ヤマハ/左)、バニャイア選手(ドゥカティ/右)

 次戦は2021年10月24日、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでエミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行なわれます。

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