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あなたの大切な誰かの生きた証を伝え続けよう『Our Friend/アワー・フレンド』

バイクのニュース / 2021年10月14日 15時0分

2015年に全米雑誌賞を受賞したエッセーの映画化。余命宣告を受けた妻と彼女の夫が、親友の献身的な助けを得ながら限られた時間をかけがえのない日々に変えていく物語『Our Friend/アワー・フレンド』が、2021年10月15日(金)より全国公開されます。

■私たちが伝えることで続く物語

『Our Friend/アワー・フレンド』は、2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌賞を受賞したエッセーの映画化作品。末期ガンに侵され余命宣告を受けた妻と彼女の夫が、親友の献身的な助けを得ながら、愛と友情という言葉ではとても語りきれない絆を結び、限られた時間をかけがえのない日々に変えていく……という物語です。

 身近な誰かを亡くした経験のある人にとっては非常に辛いお話ですが、本作はエッセーの映画化ということで、当然ながら実際に起こった出来事。原作者でもあるマット役にケイシー・アフレック、彼の妻ニコル役にダコタ・ジョンソン、そして2人の親友デイン役にジェイソン・シーゲルという豪華キャストが演じ、それぞれの個性が役柄に滲み出しているかのようで、スター俳優ということを忘れさせてくれます。特に、プライベートでも大きな体を丸めてボルドー色のVespa GTVに乗っているシーゲルは、スタンダップコメディアンという役柄がとてもマッチしています。

 病は突然、私たちに襲いかかります。心の準備をする時間など与えてくれず、本人や家族、友人たちを奈落の底に叩き落とし、人生をめちゃくちゃにしていくのです。なぜ私が? なぜあの人が? 食事や運動など健康的な生活を心がけ、社会問題に関心を持ち、必要とあれば金銭的な援助もいとわない。そんな善良な人たちが残酷な病によって、あっという間に消え去ってしまう。この世界のどこかで、そんな不公平なことが毎日のように起こっています。

 例えば生まれたばかりの子どもを残し、無念を抱えながら亡くなっていく人もいますが、ニコルは夫や子どもたち、そして友人に別れを告げることができました。それが十分な慰めになるわけではありませんが、大切な人たちに囲まれ、残された日々を精一杯楽しんで過ごそうと決めた彼女たちのおかげで、いま私たちもこの物語をエッセイや映画という形で共有できているのです。私たちにできるのは、この作品を、彼女たちの生き様を、ただただ受け止めること――。

『Our Friend/アワー・フレンド』(c)BBP Friend, LLC - 2020

 本を書いたり映画を撮ることはできなくても、失ってしまった大切な人たちの物語を、他の誰かに伝えていこう。そう思わせてくれる『Our Friend/アワー・フレンド』は、2021年10月15日(金)より全国公開です。

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