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原付二種バイクの燃費を向上させる方法はあるのか?

バイクのニュース / 2021年11月3日 9時0分

通勤などでクルマやバイクを毎日のように利用している方にとって、昨今のガソリン価格の高騰は、頭の痛い問題でしょう。そんなときに強い味方となるのが、原付二種バイク。原付一種と異なり二段階右折の必要がないうえ、燃費性能が非常に優れています。そんな原付二種の燃費をさらに向上させる方法はあるのでしょうか。

■原付二種バイクの燃費を向上させる方法~点検関連~

 現在新車で販売されている国産の原付二種は、燃料供給をインジェクション化しているため、昔のバイクに比べて燃費効率が格段に向上しています。そんな原付二種の燃費性能をさらに向上させる方法として、下記のような方法が挙げられます。

 まずひとつ目の方法は、タイヤを適正な空気圧にすることです。タイヤの空気圧が低い状態で走行すると路面との接地面が増えるため、大きな力が必要になり燃費が悪くなります。タイヤの空気は正常な状態でも少しずつ自然に抜けていくため、定期的にチェックすることを心がけましょう。また、最近のガソリンスタンドでは空気圧が測れる空気入れが常備されている場合が多く、給油のついでにチェックすると良いかもしれません。

 タイヤの適正空気圧は、チェーンカバーやスイングアームなどに貼付されているシールで確認することができます。さらに、スリップサインが出た状態の交換時期が過ぎたタイヤも燃費を悪くする要因になるうえ、滑りやすく危険なため、定期的に確認し早めに交換することをオススメします。

エンジンの性能を最大限に発揮させるためにオイルの点検と交換をきちんとおこないましょう

 ふたつ目の方法は、オイルの点検と交換をきちんと行うこと。古い状態のオイルで走行をつづけると燃費の悪化につながります。エンジンの性能を最大限に発揮させるためには、確認窓でオイル量や汚れ具合を定期的に確認することやオイルキャップのゲージが非常に大切です。

 また、オイルは多めに入れるとエンジンに良いと思うかもしれませんが、入れすぎると抵抗が増えてしまい燃費が悪くなります。適正な量のオイルを入れるように心がけ、オイル交換は3000km毎を目安に行うと良いでしょう。

 そして3つ目は、プラグをきちんと点検・交換することです。そもそもプラグは消耗部品のひとつとされています。電極の角が丸くなったプラグや、真っ黒なススがついていたり古くなったプラグは火花が弱くなり、燃費はもちろんエンジンのかかりも悪くなってしまうのです。燃費向上のためにも定期的に点検や清掃をおこない、交換時期がきたらしっかり交換するようにしましょう。

 4つ目の方法は、エアクリーナーの汚れを確認し、点検交換を怠らないこと。エアクリーナーにゴミや埃が詰まった状態だと、十分な空気を吸い込むことができず、エンジンの燃焼に必要な混合気が通常よりも濃くなります。

 その結果、燃焼効率が悪くなりアクセルを多く捻ることになるため、燃費の悪化につながるのです。低燃費をキープするためにも、定期的な清掃をおこない10,000km毎に交換することが重要といえます。

燃費をよくするには、チェーンの調整・適度な交換を行うことも大切です

 燃費を良くする方法5つ目は、チェーンの調整・適度な交換を行うことです。チェーンの緩みすぎや張りすぎ、またはオイルが少なくサビが出ていたりすると、スムーズに動力が後輪に伝わらなくなり燃費に大きく影響します。

 チェーンは構造上どうしても伸びてしまうため、定期的に点検をおこない調整することが大切です。チェーンの遊びは車種ごとに異なるので、自身のバイクの調整幅を確認したうえで調整すると良いでしょう。また、調整ができないほど伸びてしまったチェーンは、燃費が悪くなる上にチェーンが外れて大きなトラブルにつながる恐れがあるため、早めに交換することをおすすめします。

■原付二種バイクの燃費を向上させる方法~走行テクニック~

 まずひとつ目は、急発進、急ブレーキなどの運転操作です。バイクは、停止している状態から動かすときが一番エネルギーを消費すると言われています。信号待ちなどで発進するときは、ゆっくりとアクセルを回しエンジンの回転数に合わせて徐々にスピードを上げていくと良いでしょう。

アクセルを回しエンジンの回転数に合わせて徐々にスピードを上げましょう

 一気にアクセルを回すような運転は、エンジンに大きな負荷がかかり無駄なガソリンを消費する原因になるため、なるべく控えることも大切。同様に、急なブレーキ操作も燃費の悪化につながります。なるべく速度を控えめにして車間距離を保ちながら、エンジンブレーキを活用することが重要なポイントです。

 ふたつ目は、適切なシフトチェンジを行うことです。ローギアで引っ張る乗り方や、坂道などでハイギアを使いシフトを落とさず加速したりする走り方は燃費が悪くなる原因となります。シフトチェンジをおこなう際は、ローギアで引っ張らずテンポよくギアを上げていき、可能な限りハイギアで一定の速度を保ちながら走行すると、燃費の向上につながるのです。

無駄なアイドリングは、極力やめましょう

 そして3つ目の方法は、無駄なアイドリングをしないということ。冬場の始動直後の暖気運転のアイドリングは仕方ないですが、それ以外でのアイドリングは燃費に悪影響をもたらすだけでなく、環境にも良くありません。

 また、クルマでは当たり前の装備になっているアイドリングストップ・システムは、最近の原付二種バイクにも一部の車種に装備されています。バイクの購入または買い替えをお考えの方は、選択肢のひとつとして検討してみるのも良いかもしれません。

※ ※ ※

 タイヤの空気圧やオイルなど各パーツの定期的な点検と、無駄なアイドリングを控えたり適切なシフトチェンジを行うことなど環境にやさしい運転を心掛けることで、バイクの燃費の悪化を防ぐことができます。

 本記事で紹介した方法を取り入れて、燃費の向上を目指してみてはいかがでしょうか。

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