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『高梨はづきのきおくきろく。』 ワクワク感が止まらないオフロードレッスンを体験!

バイクのニュース / 2021年11月8日 14時0分

毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』の掲載日です。ホンダが主催する【レンタルバイクでわくわく里山探検】に参加したよ!

■オフロード初心者でも安心できるイベントに参加!

 みなさん、こんにちは!高梨はづきです!

 1年前にリターンしたところまではよかったけれど、コロナ禍での外出自粛でバイクライフを思うように満喫出来なかった。つまりリターンはしたものの初心者の域からなかなか抜け出せていない。リターンライダーについてよく言われるのは、運転の仕方や乗り方を忘れていて事故に遭いやすいというものがある。私の戻りたての頃を思い出してみても確かに運転には自信がなかった。それを見兼ねてバイクのニュース編集長が提案してくれた企画が「初心者向けのライディングレッスン」(その時の記事は以前書いたから気になる人は見てみてね)。

 そこでビギナーレッスンを修了し、ライダーとしての自信を少し取り戻した私が今回何に挑戦するかというと…?

“オフロードの世界!”

 バイク沼にもジャンルが沢山あって、ライダーたるもの色んな沼に足を突っ込みたくなるもの。ついに私もオフロード沼の一歩目を踏み出すことになるとは。というのも、10月からツインリンクもてぎで、ホンダさんが主催するオフロードスクールが始まるという噂を聞いたから、これは参加するしかない!と早速HPで内容をチェックしてみたのだ。

 どうやら、初級はもちろん初中級の他に、細かくコースが設定されているみたい。受講した者が段階を踏んでレベルアップしながら受講できるという内容のようで、オフロードド初心者の私が受けられるのは”入門編”からだ。

初めてのオフロード体験は、ヤマハの「セロー」だった

 私とオフロードバイクといえば、以前、ヤマハセローに乗らせてもらったことがある。その際は舗装路(オンロード)での試乗だったから物足りなさを感じて、いつか林道でのライディングを体験してみたいという夢ができた。でもわたしには、少しの悪路でさえバイクで走り抜けた経験はないし…そもそもオフ車所有したことないし…ましてや一人で行くなんて遭難するかもしれない無理無理…と思っていたから本当に神タイミングなイベント。神様、仏様、編集長教えてくれてありがとうございます!…ということで善は急げでさっそく申し込み。今回はオフロード体験記をお送りするよ~!

始まる前から「ワクワク」が止まりません

 今回受けたコースのタイトルは【レンタルバイクでわくわく里山探検】というもの。里山探検なんて歩いて回るものなんじゃないの!?と驚くなかれ…いや、やっぱり驚いて欲しい。タイトルを見てそわそわする。タイトルに「わくわく」入っちゃってるから絶対ワクワクさせられちゃうやつなんだよね。

 オフロードは自分で道を切り開いていく感覚があって、奥が深いし、多くのバイク乗りが沼にハマってしまうらしい。うんうん。私もどっぷり沼りたい!でもまずは、私みたいな初心者でもクリアできるレベルから挑戦するぞ!

 選べるバイクはホンダ【XR230】と【CRF125F】の二種類。今回私が乗車したのは【CRF125F】。こちらのバイク、林道ではすごく走破性もあって取り回しがとても軽く、低速走行時に頼もしさを発揮してくれるバイクだということを後に知るのだがそれは記事後半で。

バイクに慣れるために最初は舗装路での練習走行からスタート

 コース内容は、いきなりオフロード…ではなく、まずはコンクリートの広い敷地を試運転し、バイクに慣れたところで近くの山の頂上を目指してみんなで向うのだけど、ガッツリ林道に入る前にも、山の入り口で小さなアップダウンのある傾斜道や砂利道に慣れるためのトレーニング走行がある。常にインストラクターさんが側にいて、オフロード特有の走行中の正しい姿勢や、ブレーキの使い方などを教えてもらいながら、安全に運転するための的確なアドバイスを受けられるのでめちゃくちゃ安心出来た。

全てのアクション前にインストラクターさんのお手本を見せてくれます

 全てのアクション前にインストラクターさんのお手本を見せてもらってから走行するんだけど、模範があるってとても有難いよね。例えば、坂道を登り切れずに途中で止まってしまった時の対処法なども、お手本を見せてもらってあえて失敗した時の練習もするのだ。ちなみにそのやり方は、登りきれないと判断したらクラッチを離しわざとエンストをさせること。もしも車体を倒してしまっても大丈夫なようにプロテクターをガッツリ着けているし、周りが土や草木でクッション性が高いので転んでも意外と痛くない。

常にインストラクターさんが側にいて、オフロード特有の走行中の正しい姿勢や、ブレーキの使い方などを教えてくれます

常にインストラクターさんが側にいて、オフロード特有の走行中の正しい姿勢や、ブレーキの使い方などを教えてくれます

 もし練習しなかったら必死になってバイクにしがみついたり、焦ってアクセル全開に捻ってしまって、バイクと一緒に体が飛ばされてしまう可能性がある。そういった怪我に繋がる恐れがあるため、失敗した時の対処法を体験しておくだけで自身の安心や自信に繋がるし、怪我のリスクがグンと減らすことができる。

 言葉だけでは理解しづらい、とても大事なことを身をもって経験できるのが体験型の良さでもあるよね。実際にレッスンを受けている途中で「みんなが出来ても私(僕)は着いていく自信がない」という人も中には出てくるかも知れない。そういった方はみんなの一番後ろに回り、インストラクターさんがゆっくり指導しながら進めてくれるからビギナーでもめちゃくちゃ安心できるのが魅力だよ。

■慣らし運転が終わったところで、遂に山を登る!

 そうこうしてようやく里山探検のスタートなのだけど、序盤から歩いて登るのさえ厳しそうや斜面が立ちはだかるのだけど、急斜面をみて不安を抱きそうなものかと思いきや、登れなかった時の対処法も習ったしうまく行かなくても練習だと思えばへっちゃらだった。だって助けてくれる方が周りにいるから思いっきりやってしまおう!という気持ちにさせてくれるのだ。

インストラクターさんが先導し、1列になって林道走行をおこないます

 インストラクターさんが先導してくれる通りそれに続き、皆一列になって同じ道をなぞって走る。少し長い急斜面をダーーーッと登り切ると、直ぐにクネクネ曲がる下り坂だったり、土道の中に実は大きな石がゴロゴロしてたり、初級コースといえど舗装路じゃないのでアクティブなのがすごく面白い。木の根っこが地面から浮き出て引っかかりそうな道も難なく走行してくれる。

 ここで先に話したこのCRF125Fの凄さを体感する。ギヤを一速に入れて走行するんだけど、まず驚いたのが一速で、クラッチの繋ぎが普段ならエンストしてしまうかも知れないゆるさにしても全くエンジン停止してしまう不安もなく、獣道でも力強くグングン前に進んでくれることに驚いた。車体も88kgと軽いからなのか、不安定な路面上でもかなり扱いやすい!

獣道のような不安定な路面状況でもCRF125Fの凄さを体感できます

 凸凹道をフラフラ走っても振動を吸収してくれて機能性抜群にいいのね。嘘みたいにスイスイ進んでいけちゃうの。初めて乗るオフロードバイクで、当然ジェントルに扱える余裕なんてないはずなのに、しっかりカバーしてくれる懐の深さ。運転の荒ささえ全て包み込んでくれるかのような、聖母的で全能バイクなのだった。無人島に何か一つ持っていくとしたらCRF125Fかもしれない。

 途中、休憩を挟みながら決まったコースを右周り~左回り~と共に二週ほどグルグル走行していく。同じコースでも回るコースが逆になっただけで結構難しい。道中は先導してくれるインストラクターの他に、つまずきそうなカーブや斜面の場所に補助インストラクターさんも常駐していて、フォームが崩れていたり、走行が不安定だと都度声をかけてくれる。私は下り坂で前のめりになりがちだったみたいで「重心は後ろにー!」と教えてくれた。

 それから、楽しくなって速度が出てしまっていたから「ゆっくり旋回してー」とも言われたよ。体験用の道だったからいいものの、本来山や林道は何が起こるかわからない道なき道。だからこそ、一つ一つ丁寧にこなしていかなければいけないなぁと反省することも。大事なことだね。

凹凸のあるカーブや斜面の場所に補助インストラクターさんが常駐していて、フォームが崩れていたり、走行が不安定だと都度声をかけてくれます

 これまで練習したアップダウンコースを一通りこなすと、一旦スタート地点に戻り、最後にみんなで頂上へ向かう。これまで通ってきた道を通り、途中から頂上に行く道に切り替わる。新しい道だ!それだけで探検してる気分になってワクワク。クネクネ登っていくとあっという間に頂上!…と思いきや、本当の頂上はバイクを止めた2メートル上にあるとのことで、バイクでも入れるが今回は人数が多いためか少し下にバイクを停めて歩いて行くことに。短い距離だけどサクッと登山して目的の頂上にみんなでゴール!

山頂では、ツインリンクもてぎのレーシングコースを一望することができます

 頂上はと言うと…森林が一望でき、ツインリンクもてぎのレースコースも丸見えの見晴らしの良い場所。こんなに登ってきたのかと驚いたし、絶景に息を呑んだ。頂上にはさらに小さな高台も設置されていて、そこへ上がると更に展望が良く見える。風光明媚とはこのことで、身体を通り抜ける風が心地よかった。さらに、この日は基本曇天だったけど、それまで雲に覆われていた太陽が夕日に変わる前にひょっこり顔を出してくれて頂上は見事な達成感に溢れていた。みんな手持ちの携帯やカメラでそれぞれ撮影して余韻に浸る。

下る時もインストラクターが先回りをし、しっかりサポートしてくれます

 少し時間が経った頃、インストラクターの掛け声で山を下る準備をし、また同じようにみんなで一列に下山する。下る時もインストラクターが先回りをし、しっかりサポートしてくれて、最後まで丁寧に見てくれた。習ったことをちゃんと意識して走行していたら、ちゃんと見てくれていたみたいで、インストラクターさんから褒められたことにヘルメット内でニヤニヤしながら下っていたことはここだけの秘密だ。

 ふもとまで無事に降りてきたら、全員揃うまで一度止まり、無事集まったらみんなで会場に戻る。戻っている間は、丁度夕日に差し掛かっていて、薄らオレンジ色に染まった空の下でみんな一列になりながら帰る姿はなんとも言えないエモーショナル感。今日経験したことがフラッシュバックして充足感があり、学生時代の部活帰りのような空気感と相まってなんだか青春してるなーって気持ちになった。無事にみんな帰って来れたよ。

レッスンが終わった後でもオフロードへの好奇心が止められません

 それからの私はというと、好奇心が凄くて、レッスン終わった今でも、もっと向上したい、泥まみれになりたい欲がずーっと続いているんだよね。いつか泥まみれの体験をする為に準備はしておかねば…!

 最初から最後までワクワクでいられたし、向上心が芽生えたから、これを読んでくれたひとも体験へぜひ行ってみて! そして一回目を終えた頃にはきっとオフロード沼に両足ズッポリ入ってしまってると思うなぁ。今回受けた入門編はオフロード初心者の私でも安全かつ楽しく出来たから、ちょっぴり体験したい方や、これからオフロードの世界にどっぷり浸かっていきたいって人の最初の一歩にオススメだよ。

装備品は全てレンタル品があるから手ぶらで来ても全く問題なし

 ちなみに、このオフロードスクールは手ぶらで来ても全く問題なし! 装備品は全てレンタル品があるから、長袖長ズボンの汚れてもいい基本着さえあれば誰でも体験出来ちゃうの。しかも会場のツインリンクもてぎはすごく広い総合レジャー施設なので、例えば家族で遊びに来たとして、片方の親と子供は遊園地に、もう片方の親はバイクで楽しんで夜は家族と合流してBBQ、なんてプランも楽しめちゃう。もちろん友達と一緒に来ても楽しめるだろうし、一人で参加して現地で友達作るっていうのもとっても良いと思う。

色々考えるとワクワクする大人の泥遊び…最高じゃないか!

 ドキドキすることやワクワクすることを誰かと共有しながら体験するって、自然と仲間意識が芽生えて、知らない参加者同士仲良くなったりすると思う。”一人じゃないんだ”って気持ちも出てくるし、もしかしたらそこでいい出会いだってあるかもしれない。なんだか色々考えるとワクワクするね!

 オフロードにそんなに興味がなくても、安全に体験できるから何となくでも、気軽に申し込んでも全く問題ないよ!たまにはいつもと違う遊び方をしてもいいかもしれないね。大人の泥遊び…最高じゃないか!

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