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ヴィゴ・モーテンセン初監督作! 感涙必至の半自伝的人間ドラマ『フォーリング 50年間の想い出』

バイクのニュース / 2021年11月13日 15時0分

名優ヴィゴ・モーテンセン初監督作品。認知症の父親と息子が、言葉にできなかったお互いの想いを確かめ合う感動の映画『フォーリング 50年間の想い出』が、2021年11月12日(金)より全国順次公開されます。

■名優たちの演技が胸を打つ人間ドラマ

 過去3度アカデミー賞にノミネートされた名優ヴィゴ・モーテンセンの初監督作品『フォーリング 50年間の想い出』は、自身の親子関係を反映した半自伝的な人間ドラマ。ヴィゴが狂気のマフィアを演じた『イースタン・プロミス』(2007年)ではロシア産バイク、ウラル・ソロが印象的に使用されていましたが、本作では認知症の父親と全力でぶつかり合う息子を演じ、親子の愛憎を正面から描いています。

 ヴィゴといえば『ロード・オブ・ザ・リング』三部作(2001~2003年)のアラゴルン役がもっとも有名でしょうか。先述の『イースタン・プロミス』の他にも『グリーンブック』(2018年)などでアカデミー賞の常連となった名優の監督デビュー作というだけでも必見の『フォーリング 50年間の想い出』ですが、誰もが避けては通れない家族の問題=年老いていく親と子の問題を赤裸々に描いた、世代を問わず感涙必至の人間ドラマに仕上がっています。

 下手をすると安っぽいお涙頂戴ドラマになってしまいそうな物語に強度と説得力をもたらしているのは、父親ウィリスを演じるランス・ヘンリクセン。『エイリアン2』(1986年)や『ターミネーター』(1984年)などの代表作のおかげで無骨な印象が強い彼ですが、息子に頼らなければ生きていけなくなった認知症の父親を真正面から演じ、物語に深みを与えています。

 もちろん、出演も兼ねたヴィゴも「母親の葬儀からの帰りに(本作の脚本を)思いついた」と明かす通り、父親を気遣う息子ウィリスを全身全霊で熱演。些細な表情一つで心境を表し、そして全力で父親に体当りしていく姿からは、初監督作に対する情熱がほとばしっています。そして写真家やミュージシャンとしての顔も持つヴィゴだけに、映像から音楽など本作の隅々に至るまで、長いアーティスト人生で培ってきた才能のすべてを注ぎ込んでいることが窺い知れます。

半自伝的人間ドラマ『フォーリング 50年間の想い出』

 父と子が過ごした50年間もの日々、言葉にできなかったお互いの想いを確かめ合う不器用かつ真摯な姿をポジティブに描いた『フォーリング 50年間の想い出』は、2021年11月12日(金)よりキノシネマほか全国順次公開です。

画像提供;(c)2020 Falling Films Inc. and Achille Productions (Falling) Limited・SCORE
(c)2020 PERCEVAL PRESS AND PERCEVAL PRESS INC.・A CANADA-UNITED KINGDOM CO-PRODUCTION

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