現在買える国産メーカーのビッグスクーターを5つピックアップ!
バイクのニュース / 2021年12月8日 9時0分
積載力の高さやシンプルな操作性、ツーリングへの適性の高さなどが魅力のビッグスクーター。さまざまなモデルが販売されていますが、国内メーカーはどのような125~250ccモデルを販売しているのでしょうか。
■通勤、通学、街乗りと単なる交通手段に限定されないスクーターたち
積載力の高さやシンプルな操作性、ツーリングへの適性の高さなどが魅力のビッグスクーターは、さまざまなモデルが販売されています、国内メーカーはどのような125~250ccモデルを販売しているのでしょうか。
まずひとつ目の車種は、変わり種のスクーターであるホンダ「ADV150」です。アドベンチャーバイクを彷彿とさせるデザインで、タイヤも専用のブロックパターンタイヤを装備しています。
フロント14インチ、リヤは13インチのホイールで、専用デザインのブロックパターンタイヤは突然の路上変化にも対応しており、未舗装道路も走行可能です。また、メーター類のデザインとマフラーも、アドベンチャーバイクを思わせるものになっており、スクーターとは思えない雰囲気に仕上がっています。さらに、キーを取り出さずにエンジン始動・ハンドル操作が可能な「Honda SMART Keyシステム」を搭載しており、跨ってからエンジン始動までのひと手間がありません。
水冷単気筒エンジンを採用しており、最高出力15ps、エンジン始動方法はセルフ式のみの一択です。燃料タンクは8.0Lで、日常で乗るには不便を感じさせません。
シート下には27Lのトランクスペースがあります
また、シート下のトランクスペースは27Lあり、ヘルメット以外の荷物も積み込めます。さらに、走行シーンに合わせて高さが変更可能なスクリーンを装備しているので、未舗装道路や横雨の際に役立ちます。
ボディカラーはマットメテオライトブラウンメタリック、マットガンパウダーブラックメタリック、ゲイエティーレッドの3色をラインナップしており、メーカー希望小売価格は45万1000円(税込)です。
ヤマハのMAXシリーズを受け継いだスクーター「XMAX」
ふたつ目の車種は、ツアラーやスポーツバイクのような雰囲気を持った、ヤマハの「XMAX」です。かつての「マジェスティ」と同じ250ccクラスのビッグスクーターで、搭載エンジンには249ccの水冷単気筒を採用、最高出力は23psを発揮します。
トラクションコントロールシステムを備えており、路面状況に合わせて、発進と加速を適正に保ち、後輪タイヤが空転してしまうのを抑えてくれます。また、前後にディスクブレーキを装着しているほか、ABSも付いています。
左右にフロントポケットがあり、左側のポケットにはロック機能付きで12VのDCジャックを内蔵しています
燃料タンクは13Lと余裕があるため、ツーリングも十分にこなせる一台です。さらに、左右にフロントポケットがあり、左側のポケットにはロック機能付きで、12VのDCジャックを内蔵しています。
シート下トランクの容量は45Lほどあり、ビジネスカバンに加え場所を取らないヘルメットであれば、2個収納が可能です。
カラーはマットブルーイッシュグレーメタリック3、パステルダークグレー、マットダークパープリッシュブルーメタリック5、マットダークグレーメタリックの4色がラインナップされており、メーカー希望小売価格は65万4500円(税込)です。
ヘルメット2個を収納可能なトランクスペースを持つスズキ「バーグマン200 ABS」
3つ目は、スズキが販売している「バーグマン200 ABS」です。通勤や通学などの街乗りに限定せず、高速道路の走行や週末のレジャーもこなせる便利なモデルです。
走行風を防いでくれる大型スクリーンを標準装備し、タンデムで高速道路を走行しても快適に運転できます。また、シート下のトランクスペースは41Lと、ヘルメット2個を収納可能です。
シート下のトランクスペースはヘルメット2個が収納できる41L
搭載しているエンジンは水冷単気筒、最高出力は18psを誇り、このクラスでは十分なパワーを持っています。燃料タンクは10Lあり、高速道路で遠方にも出かけられる点も魅力です。
また、前輪に13インチホイール、後輪に12インチホイールを装着し、前後両方にディスクブレーキを採用しています。加えて、小型軽量のABSユニットにより、とっさのブレーキでタイヤをロックして転倒する危険性を低減しています。
カラーはブリリアントホワイト、ニュータイタンブラック、マットステラブルーメタリックの3色をラインナップしており、メーカー希望小売価格は57万1340円(税込)です。
ビッグスクーターブームの火付け役マジェスティの名前を冠するヤマハ「マジェスティS」
4つ目は、ビッグスクーターブームの火付け役となったマジェスティの名前を冠するヤマハ「マジェスティS」です。特徴的なフロントデザインが、スクーターとは思えない雰囲気を作り出しています。
搭載しているエンジンは、水冷単気筒で排気量155cc、最大出力は15psを誇ります。小型ながらスポーティーな走りができるパワフルなエンジンを搭載し、普通二輪免許を持つライダーでも、満足感が持てるスクーターといえます。
始動方式はセルフ式のみで、小排気量スクーターに多いキックスターターはついていません。前後には13インチのホイールとディスクブレーキを装着しており、車体重量は145kgです。また、燃料タンクは7.4Lあり、通勤通学や街乗りに使用するなら十分な容量を確保しています。
フロントポケット内には、スマートフォンの充電に使用できる12VのDCジャックを備えているほか、500mlのペットボトルも収納可能です。さらに、シート下トランクは32L を確保しているなど、使い勝手の良いスクーターに仕上がっています。
ボディカラーはシルキーホワイト、グレーメタリックM、ブラックメタリックX、ビビッドイエローソリッド2の4色をラインナップしており、メーカー希望小売価格は37万9500円(税込)です。
ホンダの希少なハイブリッドスクーター「PCX e:HEV」
最後は、二輪の世界ではまだまだ希少なハイブリッドスクーター、ホンダ「PCX e:HEV」です。加速と同時に、リチウムバッテリーで駆動するモーターが約4秒間アシストし、ハイブリッド独特の爽快感がある加速が魅力の一台です。
モーターの出力は1.9ps、最高出力12.5psの水冷単気筒エンジンをアシストして、従来のPCXよりも33%のトルクアップを実現しています。
また、フロントブレーキにはABSユニットを標準装備しており、フロント14インチ、リヤ13インチのホイールを採用しています。さらに、8.1Lの燃料タンクが備わっているほか、ハイブリットシステムにより燃費は51.2km/L(WMTCモード値)を誇ります。
加速と燃費、どちらを優先するかで走行モードを4段階から選択可能で、アシストモーターやアイドリングストップのオンオフが可能です。
ホンダ「PCX e:HEV」と「PCX」
現行モデルのスクーターは、通勤通学に使用するだけの、単なる交通手段に留まらない高性能なものになっています。さらに、今までは得意でなかった高速道路や、未舗装道路も走行可能なスクーターが多数ラインナップされています。
かつてのビッグスクーターブームは落ち着きを見せていますが、ビッグスクーターの使い勝手の良さは、いまでも多くの人から評価されているようです。
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