『高梨はづきのきおくきろく。』可愛いだけじゃない!5速になったホンダ「モンキー125」に試乗するよ
バイクのニュース / 2021年12月28日 11時0分
毎月8の付く日は『高梨はづきのきおくきろく。』の掲載日です。新エンジンに5速トランスミッションを搭載したホンダの「モンキー125」に試乗するよ!
■新エンジンに5速トランスミッションを搭載した最新モンキー125に試乗!
皆さんこんにちは、高梨はづきです。『2021年最後の試乗記!』ということで、かわいいだけじゃない、5速ギアに変更された「モンキー125」の試乗記録をお伝えするよ!
今年最後に乗るバイクは、5速ギアに変更された「モンキー125」だよ!
私、実際に公道でモンキー125を見かけたことがなくて、今回が初めまして。モンキー125ってこんなに可愛いのね。中型バイクをスモールライトで小さくしたようなミニチュア感があって、昔TVの番組で観た馬三台だけで回る小さなメリーゴーランドをふと思い出した。思わず「かわいい~!」って言いながら笑みがこぼれたよ。これ試乗出来るのかぁとアトラクションに乗る気分!どんなバイクなのか楽しみ!
モンキー125の全長は171cmもあるから横から両手広げても実際は包み込めないサイズ
さて、このモンキー125。全長は171cmもあるから横から両手広げても実際は包み込めないサイズなのね。でも視覚だけだと見た感じ抱え込めそうなほどの大きさだし、バイクということを忘れれば、頑張って持てちゃいそう。色んなバイクあるけど、今までこんな小さなバイク見たことなかったから鼻息荒くなっちゃう。(興奮気味)
歴代のモンキーを見てみると、初代のZ50Mから機能性、誘導性がみるみるパワーアップしてる。当時はリアサス無かったし、タイヤは今より2周り小さく、一言でいうと大人バージョンのポケットバイクみたいな…レジャーバイクとして開発されたものだから当然かもしれないけれど、初代(Z50M)のモンキー、今この時代に出しても結構イカしてるよなぁ。
私が跨っても(158cm)両足ベタで余裕に着くくらい
今回試乗するモンキー125は、大柄な体型の人でも問題なさそうなサイズになり、乗り手を選ばない車格があるのが特徴の一つ。私が跨っても(158cm)両足ベタで余裕に着くくらい。全体的に真ん中にキュッと集約されていて、全てのパーツが分厚く、デフォルメされたマスコットキャラクターのような愛らしい風貌。
シートは幅広く、カレーのお供であるナンのような形がかわいい。シートも厚みがあって振動のストレスもなくフカフカでお尻に優しい。タイヤが小さい分路面のギャップを拾いやすそうだからか、サスも柔らかそうだ。ハンドルまでは無理のない姿勢で、原付のような腕伸ばしの距離感がなんだか懐かしい。
エンジンをかけてみると中低音のエンジン音が響く
エンジンをかけてみると、見た目の割に中低音のしっかりしたエンジン音が響いた。思っていたよりちゃんとバイク感があってほっと一安心。Nから1速にするも「あれ?ギア下がった音がしないぞ?」と、恐々アクセルを開けてみる。しっくりこないながらもちゃんと進めた。
ガチャコンと音が鳴るわけでもなく、ギアが入ってる感覚がないのが不思議。そう言う仕様なのかな?クラッチは結構緩めてからじゃないと繋がらなくて、いわゆる半クラでのクリープ走行は安定させる加減が難しかった。これもバイクの癖ってやつなのかもしれない。
ギアを上げていけば、頑張らなくても交通の流れに普通に乗れる感じで一安心
始動してみると1速、2速とあげていけば40~50km/hは持続して出せそうな雰囲気。3速、4速と加速していくとしっかりスピードも出て、大きなバイクに負けず劣らずで驚くばかり。幹線道路などで、頑張らなくても交通の流れに普通に乗れる感じで一安心。エンジンブレーキはすこし弱い感じはするけど、強すぎてもタイヤ系が小さい分滑ってしまいそうな不安もあるし、ブレーキとうまく使いこなせば良いお付き合いができそうだ。
ただ、やはりギアの入りが不思議。今何速なのか表示されない分、体感で感じ取らなくては行けない。それはそれで楽しいけど、ギアチェンジされてるのか、されてないのか、足の感覚では掴みづらかった。踏んでも下がってる感じがしなくて多々不安になる。だから無駄にアクセルとブレーキ使ったりして少しストレスを感じたかな。
■これが一番気になるポイント!
これまで4速がトップギアだったのが5速になるというモンキー史上初の機能。排気量アップしているから史上初と言ったらキリがないけど、104kg車重でめちゃめちゃ軽いのに5速まで上げられちゃうとか敵無しすぎる!最初見た時におもちゃっぽいとか言ってゴメンナサイ。
速度を出すとやや風の抵抗にはフラフラとする印象だけど、ハンドルを持っていかれるわけでなく操っている感があり面白い
試しに速度を出してみると、ブロックタイヤ+車体が軽いと言う点で、やや風の抵抗にはフラフラとする印象だけど、ハンドルをめちゃくちゃ持ってかれるわけではないからこれも操ってる感があって面白い。でも「今バイク運転してる~!」というより、ゲーム感覚というか、遊具で遊んでいるような、おもちゃというよりは高価な玩具といったところ。
全体的に小さいモンキー125は、コーナーに入っても不安要素がなく綺麗にバンクできる
モンキー125は全体的に小さいから、ハンドルとの距離がちかいけど、左右にバイクを振っても足などに当たる心配もないから、コーナーに入っても不安要素がなく綺麗にバンクできた。ブロックタイヤといっても、キツい凹凸じゃないから怖くない。小回りもきいて、砂利道なんかでもひょいっと入っていけるのは有難い。
ちなみにシートのどこに乗っても乗り心地は最高。お尻を後ろにズラしてもバランスは崩れなかった。
モンキー125のシートは、どこに乗っても乗り心地は最高
バイクが趣味なんだーと聞いてモンキー125を見せられたら、素直に「いい趣味だね」って言ってもらえそうだよね。バイクを一通り乗ってきた人が、遊びで乗ったり、所有してると本当にバイク好きに見えるような、自慢できる可愛らしいバイクだったよ。
来年もバイクのニュースで、さまざまなバイクを紹介します!
ということで、今年私が書く記事も残りあとひとつ!大晦日に2021年総括編を公開する予定なので除夜の鐘を聴きながら読んで欲しいなって思っています。お見逃しなく〜!
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