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改めて知りたい!進路変更時のウインカーは何秒前に出すべきなのか?

バイクのニュース / 2022年1月4日 13時0分

バイク免許を取得するにあたって、法規走行で覚えておくべきポイントは多岐にわたります。進路変更時や、高速道路で車線変更する際のウインカーは、何秒前に出すべきなのでしょうか。

■進路変更時のウインカーはいつ出せば良いのか

 バイク免許を取得するにあたって、法規走行で覚えておくべきポイントは多岐にわたります。進路変更時や、高速道路で車線変更する際のウインカーは、何秒前に出すべきなのでしょうか。ウインカーは方向指示器ともいい、バイクをはじめ車両の進行する方向などを、後続車や周囲に伝えるための重要な安全装置です。

ウインカーは方向指示器ともいい、車両の進行する方向などを、後続車や周囲に伝えるための重要な安全装置ですウインカーは方向指示器ともいい、車両の進行する方向などを、後続車や周囲に伝えるための重要な安全装置です

 道路運送車両法第四十一条第一項第十五号により、バイクを含む自動車への装着が義務付けられています。加えて、道路運送車両の保安基準第四十一条第一項では、ウインカーの明るさや取り付け位置・取り付け方法などが定められています。

 一方、ウインカーの使い方をはじめとした具体的な運用については、道路交通法第五十三条や道路交通法施行令第二十一条で定められています。ウインカー点灯が必要なときに出さない場合や、不必要なときに点灯した場合でも、事故の原因となる可能性がありますが、いずれも後続車などに自車の動きについて、誤った情報を伝えてしまうことによります。

 正しくウインカーを使用しない場合、合図不履行違反として罰則の対象となる可能性があります。バイクの場合は排気量によって多少異なりますが、違反点数が1点加算されるとともに、5000円(原付)~6000円(二輪車)の反則金、もしくは5万円以下の罰金が科せられる場合もあります。

交差点ウインカーは、右左折・転回などを行う30m手前で点滅させ、進路変更が終わるまで点滅させておくのが原則です交差点ウインカーは、右左折・転回などを行う30m手前で点滅させ、進路変更が終わるまで点滅させておくのが原則です

 車両や歩行者も安全に通行できるよう、進路を変えるときは距離で、高速道路など片側複数車線の間を変更する際は時間によって、ウインカーを点滅させるタイミングが決まっています。

 まず進路変更時のウインカーは、右左折・転回などを行う30m手前で点滅させ、進路変更が終わるまで点滅させておくのが原則です。この際、自分の中で「ちょっと早めかな」と感じるくらいのタイミングで、ちょうどいいという点は知っておきたいところです。その理由としては、「自分が感じる30mと実際の30mは違う」「ボタンを押してからウインカーが点灯するまでのタイムラグがある」といった理由が挙げられます。

 また、自動車のウインカーとは異なり、バイクのウインカーは一部車種を除き自動では消えません。ウインカーを点滅させたまま走行する、自動車やバイクを見かけることがありますが、周囲の車や歩行者などに、通行や横断する際の謝った判断を招くことにもなりかねません。そのため、進路変更が終わったら、確実にウインカーを消灯する癖を身につけておくことが求められます。

 一方、バイパス道や高速道路など、片側車線が複数ある場合に車線を変更する際や、もしくは前車を追い越すために車線を変更する際は、変更の3秒前にウインカーを点滅させなければなりません。車線変更の時は、ミラーで安全確認をしてから指示器のスイッチを操作しますが、確実に安全確認をするためには、車線変更の5秒前から用意しておくのが望ましいといえます。

バイパス道や高速道路など、片側車線が複数ある場合に車線を変更する際や、もしくは前車を追い越すために車線を変更する際は、変更の3秒前にウインカーを点滅させなければなりませんバイパス道や高速道路など、片側車線が複数ある場合に車線を変更する際や、もしくは前車を追い越すために車線を変更する際は、変更の3秒前にウインカーを点滅させなければなりません

 言い換えれば、「5秒前に安全確認をし、3秒前にウインカーを点滅させる」という理解をしておけば良いです。この際、向かう車線を中心に、ミラーなどで後方を確認することになり、右へ車線を変える場合は右ミラーや右側を確認して車線を変更します。

 また、交差点を走行する際は、ウインカー点滅のほかにも、注意したい点が何点か挙げられます。まずひとつ目は、交差点を左折する際の注意点です。大型バスやトレーラーが左折する時は、内輪差があるためレーンをまたぐ場合があります。

 バイクは四輪と比べてもコンパクトなため、内側をすり抜けることも可能ですが、場合によっては後輪に巻き込まれ事故に繋がる危険性もあるため、無理に左側をすり抜けて左折してはいけません。また、交差点を右折する際は、周辺車両の状況をよく確認することも重要です。対向車線の直進車の切れ目から、勢いよく飛び出すバイクを見かけることがありますが、直進車の陰に隠れているため確認しづらく、乗用車と衝突事故を起こす可能性もあります。

 交差点内での進路変更も極めて危険なため、事故回避などやむを得ない場合を除き、避けることが求められます。

原付一種のバイクは他のバイクと異なり、二段階右折が義務化される交差点も存在します原付一種のバイクは他のバイクと異なり、二段階右折が義務化される交差点も存在します

 加えて、原付一種のバイクは他のバイクと異なり、二段階右折が義務化される交差点も存在します。バイクにはほかにも、車両区分によって異なる交通ルールが適用されるものが多いため、自車の種類や適用されるルールなどを、発進前に確認すると良いです。

※ ※ ※

 方向指示器として重要な役割を果たすバイクのウインカーですが、基本的な使い方や点滅のタイミングは、クルマと大きな違いはありません。しかし、クルマよりも、はっきりと自車の情報を知らせなければならないという点と、ウインカーを手動で戻すという点は、頭に入れておく必要があります。

 ライダーは、正しい方法でウインカーを点滅させ、後車に正確な情報を伝えることで、スムーズかつ安全に走行することが求められます。

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